発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

3105.~小さな積み重ねが~

3105.~小さな積み重ねが~

「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

 ・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。

 ~今日のElephasブログ:「長い年月・・・」(3月22日)~

おはようございます。津田沼教室の酒巻です。

小学1年生の時からずっと一緒に学んできたK君。早いもので4月から中学生になります。
K君とは、もちろん勉強をすることがメインですが、その授業の中で毎回色々な会話を交わします。
授業の最初に最近の様子を聞いたり、最後に感想を伝えあったり…。
そのやり取りを通してK君のコミュニケーション能力を磨くことができれば…と意識して会話をしていました。
当初は何を質問しても「はい・いいえ」のみでした。
そんなK君に、例えば「楽しかった」の代わりに「ワクワクした」「面白くて大笑いした」「もう一度行きたい」など、違う表現を意識的に使ってみるよう伝えてきました。

こうして、具体例の引き出しが溜まり、それらを使う練習を繰り返すことでK君に様々な表現力が少しずつ身についていったのか、会話の中でK君の方から自分の言葉で質問してくる、講師への気遣いをも感じられる場面があったりしました。

ご入会当初、お母さまは「Kと会話にならずコミュニケーションがとれない、学校でもやっていけるのか不安」などと、心配なご様子でしたが、「こんなに普通に会話が楽しめるようになるとは…」と、今ではとても晴れやかな表情で話して下さいます。

長い年月頑張ってきた授業や講師との会話により、学習面のみならず生活面・精神面においても成長、ステップアップしてきたK君…何年か前を思い浮かべ、こちらも感慨深くなります。

勉強面だけでなく、こうしたコミュニケーション面での成長を感じたときが何よりも嬉しく感じる瞬間です。
1対1のコミュニケーションで今、少しずつ自信をつけてきたことが将来社会に出た時の、K君のサポートにもなると信じ、4月からの中学生活もスムーズにスタートできるよう丁寧に向き合っていきたいと思います。

発達支援教室Elephas(エレファース)

 

 ◇ワンポイント・メッセージ◇

入会当初は小学校1年生だったK君が、この4月には中学1年生とのこと。「こんなに普通に会話が楽しめるようになるとは…」と、今のKくんの姿を誰が予想することができたでしょう。

まだ見えないものを信じて積み重ねていく、K君のこの成長は6年間の小さな小さな積み重ねの賜物ですね。教育のあるべき形に改めて触れることができました。K君に続く生徒さんにとっても、大きな希望となりますね。とても嬉しく、すばらしい成果です。

 

発達障害の方のための塾(エレファース)
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