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発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

493.「働くとはー」

493.働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」
「知的障害児者、発達障害児者 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 これは、稲盛和夫さんの著書の題名です。ひとりの生徒さんが、行きつけの書店で見つけて教室に持参してきました。どんな顔つきをして、書店で本を眺めていたのでしょう?書棚のこの本に手を伸ばしたとき、心はどんなふうに動いたのでしょう。

 「どうして働く(の)かなあ?」とか
 「どうして、みんなが仕事をしているのかなあ?」と思って、○○書店で買ったんです。  いっしょに読みたいと思って、・・・と彼は言っていました。

 パラパラっとページを繰ってみると、この青年と関連させて読めそうなところがありそうです。なんだかこちらも、この本に取り組むことが楽しみになってきました。

 さっそく、ブックカバーの裏面の文章を拡大コピーして、手始めに読み進めてみました。

 「働く」ということはー
 今の自分の仕事に、もっと前向きに、
 (力強く読み始めました)
 
 できれば無我夢中になるまで打ち込んでみてください。
(無我夢中・・・いーっ、生懸命に、と語句の説明を加えました)
 
 そうすれば必ず、苦難(暑くてやだなぁ、とか、つかれたー、とか)や挫折(ぼくって、だめだぁ、とか)を克服(乗り越える)することができるばかりか、
 
 想像もしなかったような、新しい未来が開けてくるはずです。
(彼にとって「新しい未来」というのは、ドラえもんなどのアニメを通して培われた、生き方のキーワードでもあります。胸を張って、意気揚々と読んでいました)

 本書(この本)を通じて(読んで)、一人でも多くの方々が、「働く」ことの意義(意味、大切さ)を深め、

 幸福で素晴らしい人生を送っていただくことを心から祈ります。
(「幸福」「素晴らしい」というのも、彼の心に響くキーワードです。)


 読める、読める、もしかして、彼の求めていたものに応えてくれるような本に出会えたのかもしれません。彼の高い意識に応えられるように、これから読み進めていきたいと思います。

 彼が求めているのは、社会人としての、大人としての、「新しい勉強」でした。技術学と共に哲学のひとつとして、この本に挑戦していきましょう。

 引用:稲盛和夫 働き方―「なぜ働くのか」「いかに働くのか」三笠書房


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造形リトミック研究所
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公式サイト http://www.zoukei-rythmique.jp/

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