3999.~子に学ぶ~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「ひと呼吸してまた挑戦」(2月10日)
おはようございます。秋津教室の髙澤です。
元気なO君。ですがちょっぴり焦り気味の所があり、
時々ドアロック解除の番号を押し間違えてしまうことがあります。
室内から講師が、
「開けましょうか」と声かけをすると、
「大丈夫頑張る」と言って、ひと呼吸してまた挑戦し無事入室されます。
この頑張りを微笑ましく見守っています。
国語の授業では漢字の書き順に苦戦している所があります。
色々な漢字の書き順をよく観察してみると、ちょっと焦り気味な所が影響しているようです。
早く書こうとしてしまい、「口(くち)」の漢字を一筆書きの様にクルッと一回りに書いています。
書けてはいるのですが、残念な形になったりしています。
「口」の漢字の書き順を丁寧に説明して、何度か練習し、書ける様になると、
「目」「貝」「見」「回」「田」などが改善していきました。
正しく書いた字は漢字らしい素敵な字になることをO君が納得できるように講師は働きかけ続け、
そこにO君の「ひと呼吸して頑張る」の姿勢がプラスされて良い結果に繋がりました。
これからもO君のこの頑張る形を見守り、一緒に進めていきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ
Oくんの“ひと呼吸して”挑戦する態勢は、すばらしいですね。この“ひと呼吸”が、ポイントです。息もつかずに焦ってイライラしてしまうのではなく、・・・ひと呼吸置く。自ら、気持ちを落ち着けて仕切り直しをすることができているのですね。この態勢、どのように育まれたのでしょうか。「ゆっくりでいいよ」「だいじょうぶ」「見ているね」「待ってるね」、周囲もひと呼吸置いて、ゆったりと対応することが大切ですね。