発達障害・知的障害の生徒様の個性と可能性を伸ばす

4035.~待つ(2)~

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「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)

 ・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・

 ~今日のElephasブログ:「話したい・伝えたい」(3月24日)

おはようございます。相模原教室の小口です。

とても明るく、いつも元気なNさん。

ツボにはまる?スイッチが入ると、さらに元気倍増で笑いが止まりません。

そんなNさんですが、入会当初は、自分の思っていること、意見や考えを伝えることに苦手意識を持っていました。

自分がお話しすることはよいのですが、

何か聞かれたり、質問をされると困ってしまい、ことばが出なくなってしまうのです。

どのようなことばを使えばよいのか?それをどのように話せばよいのか? 伝えたらよいのか?

分からなかったり、迷ったり、悩んでしまうことで、結局、声に出せず、苦手なことになってしまいます。

日常生活の中では、「まだ~、早く~、」と言ったことばで、急がされてしまうことも原因のひとつかもしれません。

授業では、会話を通して「私も言ってみた~い」、「私もする~」という気持ちになれるように進めてきました。

そして、「話したい」「伝えたい」という気持ちを尊重し、

「大丈夫、大丈夫 ゆっくりでいいよ~」と、考えている間は、急がせることなく、じっと待つ。

そして、「これでいいんだ~」と思えることの積み重ねによって、自信が着き、

思っていることや考えを伝えることができるようになりました。

それは、学校のテストの得点にも表れました。

また、苦手だった描画にも積極的に取り組んだ結果、

世界児童画展の入選が決まり、更に自信につながることができました。

 

 

◇ワンポイント・メッセージ◇

入会当初から、随分成長されましたね。コミュニケーションの基本は安心感です。まずは、人と人との存在の安心感、次に伝える内容の安心感(・・・何を言っても大丈夫なんだという)、さらにあの人に“伝えたい”という思い。「急がせることなく、じっと待つ」、この態勢によって安心感が育くまれたようですね。

 

発達支援教室Elephas(エレファース) 

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