2987.~絵画、時間の中で~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。
・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
~今日のElephasブログ:「絵画制作」(11月7日)~
おはようございます。西国分寺教室の加納です。
いつも明るく朗らかなAちゃん。世界児童画展に出品しました。
今回のAちゃんの作品は『コスモスのお花畑』。
Aちゃんらしい明るい色合いのコスモスが画用紙いっぱいに咲き誇ります。
日ごろ何気なく見ていたコスモスも絵にするとなると、細部まで一生懸命観察して描いています。
茎や葉、つぼみの形、花の色。パソコンの画面を何度も見て色合いを調整していきます。
ひとつ一つ、ていねいに楽しそうに描いていきました。
◇ワンポイント・メッセージ◇
絵画にも、その制作における時間的プロセスがあります。
Aちゃんも、ひと月近い期間をかけて描き込んでいったのでしょう。
上記のブログからは、そのプロセスを語る言葉がたくさん見つけられます。
「画用紙いっぱいに咲き誇ります」
「細部まで、一生懸命観察して描いています」
「茎や葉、つぼみの形、花の色」・・・、ひと筆、ひと筆の時間の流れ。
作品自体にもまた、時間の流れがあります。秋の日差しを浴びるコスモス、風に揺れるコスモス、時間の経過によって変容するコスモス、・・・。
絵画に流れる時間、それを作品に見て取るのも一つの楽しみですね。