4580.~気持ち豊かに笑顔で~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「Y君」(12月20日)
おはようございます。西国分寺教室の小川です。
「Y君」はいつも教室の待合に入る際、必ず授業ブースの前に講師がいることを確認し、
「あっ、いたっ!」と声に出して講師に手を振り、明るい笑顔で挨拶します。
講師も、
「こんにちは!今日も元気だね」と声を掛けます。
すると「Y君」は、自分のお腹をポンとたたきます。
これは、昼食をしっかり食べたことを講師にアピールしているのです。
こうして授業ブースに入るまでがルーティーンとなっています。
講師もできる限りこのルーティーンを崩さないよう待機するようにしています。
たまに、講師がブース前に待機していないことがあると、
「あれっ、いない!?」という声が聞こえてきます(笑)。
「Y君」は通っている事業所の昼食をとても楽しみにしているのです。
講師が、
「今日は何を食べたの?おいしかった?」と問いかけると、
「うん!うん!」と顔を縦に振って、言葉や身振り手振りで講師に伝えようとします。
他にも、友達の名前、事業所に行く曜日などを一生懸命、伝えようとします。
講師も何とか聞き取ろうと耳を傾けるのですが、意思疎通をはかれないこともあります。
そんな時、「Y君」はとても残念そうに悲しい顔をします。
講師としてもとても残念な気持ちになります。
お母様にも伺いながら、「Y君」とより意思疎通ができるよう努めています。
そして、聞き取れた言葉は、次の授業で書字ワークにして取り組んでみたりしています。
とても明るく、愉快な性格の「Y君」をこれからも楽しい授業でサポートしていきます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Y君は、作業所に通う生徒さんです。幼児期からElephas(当時は造形リトミック教育研究所)に通われ、造形リトミックを存分に楽しんでこられました。もちろん今でも絵画を楽しみ、Elephas絵画展には毎回出品されています。高等部を修了されて作業所に通うようになられ、益々活発になって来られています。通室時の一連のコミュニケーション、ユニークで微笑ましく何とも楽しいですね。気持ち豊かに笑顔のある生活、すばらしいですね!