4495.~受容~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「時には、こんな発言も」(9月12日)
おはようございます。国分寺教室の萱沼です。
生徒さんの中には、こだわりがある生徒さんも、いらっしゃいます。
ある日の授業でいきなりこんな発言が。
「うざいから、だまれ。むかむかする」。
英語のプリントを渡し、解説部分を講師が読み始めたのが気に入らなかったのでしょう。
書かれていることは自分で読めばわかることですし、いちいち読んでもらわなくともよい。
しかも、他人に読まれると自分のペースで進められない。
イライラする気持ち、よくわかります。ですので、次の授業からは
「今日のプリントです」、
とだけ言い添えて、まずはできるだけ自力で取り組んでもらうようにしました。
今のところこちらの方が落ち着いて学習できるようです。
そして、自分で考えた後、わからなかったところを説明し、理解できるようにしています。
朗豊ゼミナールでは、それぞれの生徒さんの心理や様子、状況に合わせ、授業を進めていきます。
◇ワンポイント・メッセージ◇
意に添わない出来事に対して怒りが爆発する。そしてつい、強い言葉が飛び出てしまう。感覚が敏感なのでしょう。ある出来事に対して気持ちが通常以上に反応し、その気持ちの表現も極大になってしまう。怒りなど気持ちを調整するトレーニングも必要ですが、そこに至るプロセスにおいては、強い言葉の裏に潜んでいる気持ちを推測し、受け容れてあげることが必要です。諫めるのではなく、受容する。実はご本人は、このような時どうすれば良いのかよくわかっているのですから、受容されることによって適切な言動へと徐々に変わっていかれます。