3928.~適切なサポートで~
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの 個性と可能性を伸ばす!」: 造形リトミック・発達支援教室 Elephas(エレファース)
・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
~今日のElephasブログ:「悪天候でも、遅刻なく」(11月22)日)
おはようございます、越谷教室の西です。
Aくんは、毎回自転車でエレファースの教室に通って来ています。
6時間授業の学校から帰って来て、直ぐに家を出て自転車でエレファースへ向かいます。
天候が穏やかな日ばかりではなく、先月は台風くずれの雨の日もありました。
そんな天候の悪い日の、Aくんの悪天候対策は大したものでした。
もちろんレインコートはしっかりと着ていて、リュックの中の学習ファイル、着替え等それぞれビニール袋に入れてありました。
しかし、靴の中まで水が入り、靴下が濡れてしまっていたので、まず履き替え、塗れた頭をふき、
学習出来る準備ができるまで、少々時間が必要でした。
その様な時は、まず雨の中、全身が雨に打たれ大変だったという本人の気持ちをしっかりと聞いて受け止め、
頑張って教室に来たことを褒めました。
そして着替えをビニール袋に入れて持ってきたことも、
「準備が素晴らしかったね、さすがにAくんだ」と話している間に、
濡れた頭も乾き、気持ちも落ち着いてその日の学習に向かうことが出来ました。
どんな日でも、必ずエレファースに遅刻なく通い、
「ここが分からない」と言いながら机に向かうAくん。
今後も気持ちに寄り添いながら、彼の頑張りを応援していきたいと思います。
◇ワンポイント・メッセージ◇
Aくん、小学校6年生。その悪天候対策は本当に大したものですね、「学習ファイル、着替え等それぞれビニール袋に入れてある」とは。親御さまの事前のサポートによって、遅刻することなく元気に通うAくんはすばらしいですね。サポートすると自立心を損なうようにとかく思われがちですが、それは逆です。適切なサポートあってこそ、自立心は育ちます。Aくんを見ればそう頷けます。学習ファイルが濡れて困ることもなく、衣服が濡れて困ることもなく、却って講師に褒められて授業を始めることができたのですから。手間はかかっても、気持ちは大満足ですね。サポートと過保護とは、異なるのです。