1832.～作文の力～

1832.～作文の力～
「知的障害・発達障害をもつ生徒さんの　個性と可能性を伸ばす！」： 造形リトミック・発達支援教室 Elephas（エレファース）

　発達支援教室エレファースでは、療育の毎日のようすをエレファースブログでご紹介しています。
　それを広く皆さまと共有できますように、本ブログでは Elephasブログにワンポイントメッセージを加えさせていただいています。

　・・・・明るく、楽しく、さわやかに・・・
日々を大切に過ごすためのささやかな糧となればと思います。
　


◇ワンポイント・メッセージ◇

～Ｅlephasブログ『えらい（偉い）家族！』（２月27日）
・・・Ａさんは、「家族の紹介」という課題で作文を書きました。講師と話しながら、
　　　「（私の家族は）えらい家族！それは、すごい家族ということよ！」・・・。


家族を自慢できるなんて、すばらしいことですね。

自立心と表裏で反発心も芽生える中学生という年齢、また自身の受験や兄弟の受験で
気持も揺れる中、”家族について考える”というのはとてもフィットしたテーマですね。

しかも、「家族にどんなことを感謝している？」という問いかけからの作文のスタートは
適切でしたね。
切り出し方によっては、心に残っているマイナスのことばかりが渦巻老いてしまう可能性もあります。

しかし感謝していることを見つけそれを文章化することによって、
家族の良さを改めて認識することができたようですね。

作文は、時間的にも空間的にも真っ只中からは少し距離を置いたところで自己を見つめること、
つまり自己や状況を客観視することを可能にします。自己を見つめ分析する力がさらにしっかりしてきたら、
良いこともそうでないことも全てを含めて何かを得ることができるでしょう。

そして、家族の根底にある安心感や温かさ、感謝を心のどこかに感じていれば、
この受験期の波も越えて成長していくことができるでしょう。



造形リトミック研究所
>>発達障害 知的障害 Elephas/エレファース
公式サイト　http://www.zoukei-rythmique.jp/
>>お問い合せメール　info@zoukei-rythmique.jp