交通事故と警察のオシゴト

痛ましい事故の話題を聞きますなぁ。
飲酒運転での事故とか…

そこでね、ニュース視聴してるとアナのお姉ちゃんは、
「警察は事故の原因を詳しく調べています」って言います。

これは正しくないんだよね。
警察のお仕事に対して、間違った印象を与えています。

事故の原因を調べるのは警察のお仕事ではありません！
警察のお仕事は、現場を押さえ・状況を調べるだけです。


原因を調べるって事は、「Ａさんが悪かったから、Ｂさんの車に衝突した」ってなり、この時点で過失が決まってしまいます。
これは判定・認定であり、警察の仕事ではありません。
（それは司法のお仕事。警察は行政よ）
あたかも警察が原因追求してくれる印象ですが、そんな大そうな機関じゃありません。


警察が調べてるのは状況で…
「Ａさんの車がこちらから来ました。Ｂさんの車はこちらから来ました。何時何分頃衝突し、Ａさんの車はこんな状態で、Ｂさんの車はこんな状態です。その時の天気は…」。
って『実況見分調書』を作ることがオシゴトなんです。
過失・原因なんて警察には全く関係ないのです。



「警察は事故の状況を詳しく調べています」これが正解。
頼みますよ報道機関さま。




そう言えば、「大人になったら何になりたい？」
って聞かれて昔は、警察官！　おまわりさん！って言っている子供は沢山いました。
今はどうですかね…（笑。

正義の味方でもなんでもなく、職業・警察。人間・警察。
大したこと無いって分かったんですかね？子供にも…