はっきゅうの詩(白球春秋)

秋田県の横手SEIBU VC(バレーボールクラブ)の活動を中心に小・中学校のバレーボールに関するブログです。

誇りを大切に~!

2007-02-22 20:33:36 | スポーツ
Ranten18
  OB会会報の橋本会長の年頭所感です。
 我々OBにも自戒の念を抱かせますが、現役のみなさんにはよくかみしめながら日々の指導に当たって欲しいと思います~!
 いつまでも、誰にでも誇れるチーム、選手の育成目指して頑張りましょう~!!

  誇 り を 大 切 に ! 会 長 橋 本 尚 志

最近教育論が活発になって来ています。
言い過ぎとは思いますが、偉い方々の委員会とか審議会に出席される前に、十日ほど現場で実習体験してからの討論はどうでしょうかと思っています。

 バレーボールだけでなく、多のスポーツすべては夏の大会終了して二ヶ月で新人戦です。この短い時間で個人の能力の分析やチームの青写真を作って、新しい特色のあるチーム作りをする苦労を見てもらいたいのです。
 どの監督も厳しい到達目標を設定しているでしょう。大声の場があったり、妥協の時があったり、激励と思いやりに配慮してチームを育てています。そこには指導者としての情熱と誇りと責任が誕生しています。これが本当の心と心がつながり、人を育てる論争の原点になると信じているからです。

 婦人を機械にたとえたりすると大事件になります。先生方や生徒を制作者とか作品にたとえたのではないので曲解しないで下さい。

 うちの婆さまが二十余年使った「茶道の釜」の底に湿気を感じるので釜をよく見ると「敬典」と刻んでありました。
 山形市の方と分かったので制作者の鋳物工場に持って相談に行きました。修理でなく同じ釜があると交換してくれたので、おそるおそる金額を聞いてみました。
 答えは「すみませんでした。」「長い間のご愛用ありがとうございました。」です。
 そのときの驚きは鮮烈で今もはっきりと思い出せます。自分の制作した作品に責任を持つ芸術家の誇りと執念が伝わってくるので畏敬の念で私と婆さまの身体が震えていました。しばらくは呆然と立ったままでした。その時から狂的ファンになって五、六回寄らせて戴きました。
 その後人間国宝に指定され宮内庁に釜を納めたことや、天皇、皇后様とお食事をなさった時のお話もうかがいました。
 作って世の中に送り出す緊張感や責任感。さらには何十年も持ち続ける芸術館や人生観があることをこの高橋敬典氏から教わりました。

 バレーボール大会を見学し、指導者の真剣さ、次の挑戦を考えている選手団の闘魂に接して言葉に表せない感動を覚えます。
 老齢になっていろんなものが重なって見えます。過去の出来事も今あることもありがたく思います。
 ありがとうございます。