よく分かる 住まいづくり・・(檀建築コンサルタント)

私達の考える住まいは、住まいづくりの原価を探り、無駄のない資金で、遊び心のある家を作る事。

断熱効果

2010-04-27 08:23:56 | 住まいづくり

 4年前完成したK邸の室内温度調査結果が、K様の協力を頂き、2009年12月~2010年3月の朝起きたときの無暖房の温度と、就寝前の温度の測定結果が届いた。

以前にもこのブログに書いた、ビフォ-アフタ-に取り上げられた”匠”と称される設計事務所との契約金180万円を放棄し、当社で設計をやり直し完成した物件。

お願いしたのは、電気代と無暖房の朝の室内温だったが、奥様のご厚意で就寝前の室内温で、暖房を入れた日と、暖かくて暖房を入れなかった日が色分けされた数字で書かれている。

 和歌山気象台AM7時の気温 
2010 1/13日   0.7℃→19.6℃(室内温)

   1/17日   -1.3℃→17.1℃
   1/23日   0.0℃→20.3℃

このように一部を取り出して観ても、外気温との差が18℃も違い、外気温3℃以上の日が多いが、殆どの室内温度は20℃を越えている。

K様本人は寒がりなので、20℃を越えているときでも薪スト-ブに火を入れると言う。
電気代もピ-ク時で9000円で月1万円を越えている月はなく、年平均では多分6000円程度の電気代で納まってると思われる。
このように、断熱を強化することで驚くほどの効果は出て、無駄なランニングコストが削減出来、結局は安い家で性能のいい住まいを建てた事になる。

   
      


最新の画像もっと見る