ラオスでダムが決壊して2カ月近く経ちます。
大変な被害になってますが、決壊した堤防がアースフィル構造。
アースフィル構造は要は土盛り。
そこにアスファルトで上塗りしてあったらしい。
日本でいうと調整池のような構造、黒部湖24個分の水が流出したらしいけれど。
黒部湖自体は何度か行ってますし、中の観光船にも乗ってますのででかいのはわかるが表現の仕様がないのでググって理解してください。
で、ロックフィルダムは構造は似ているけれど、単なる土盛りではないわけで。
山梨の広瀬ダム。
先の水門の先がダムです。
仕切っているのがロックフィルダム。
構造図が出てます。
だいぶ汚れてます。
オレンジの部分が遮水層。
名称はコアーで材質マサ。
マサって言われたって…
真砂です。 花崗岩の風化したもの。
この材料、粘性が残っていると遮水しますが、これを失うと透水性になってしまう。
このコア層を支えているのが河床砂礫。
川を掘った床の層と考えればいいのか??
これを固めて、更に岩を敷き詰めて全体を支えると。
こんな堤防を持ったダムでした。
ちなみに発電して、農業用水を確保して、飲用水も供給し、洪水を防ぎ…万能ですね。
ちょっとお勉強をした時間でした。