「土を喰らう12月」を観ました。沢田研二さんが水上勉さんの田舎での暮らしを描いたものです。土を耕し野菜を作り食べ土に還すを12月の季節ごとに懐かしい食事とともに追ってゆくものですが、料理は土井善治さんが作られたとのこと、土井さんの生き様と重なって、これこそ「丁寧に暮らす」事だと思わされました。
子芋を洗う桶と板を見て、私たちは桶と洗濯板でやっていた、子どもの仕事だったと思い出しました。
そして、田に水を引く用水路が通っている地区では、木で作った巣箱のような箱の中に子芋を入れ水路で水車の様に回して皮をむいていました。
今でも「皮の所がおいしい」ひげ根だけを丁寧にとり焼いたり煮たりしています。
田舎で小さな家の前に畑があり、裏山には筍が出て、キノコが出てこんな生活に戻りたいな・・・と思わされ、今の生活を見直しました。
映画は雪の画面から始まりました。広島でも雪がパラついている朝です。