かつて注目していた日本管理センターの20年12月期決算です。
サブリース事業を主力としたストックビジネスです。
管理戸数は増加基調を保ち、一時期のサブリース危機を乗り越えたようです。
業種 |
2020 |
2019 |
増減 |
不動産収入 |
44,638 |
40,922 |
+9.1% |
運用戸数 |
94,798 |
84,330 |
+10,468 |
不動産付帯 |
2,102 |
1,861 |
+13.0% |
その他 |
462 |
518 |
-10.7% |
売上高は39.0億円増加したのに対して、売上原価は38.6億円、販管費は1.8億円増加しています。
その結果、売上総利益率は11.2→10.4%、営業利益率は5.1→4.4%に悪化しています。
売上原価の増加要因は理解できていませんが、課題はここら辺にありそうです。
資産は、現預金が41.0→53.9億円と増加しています。
その他には、営業貸付金が24.5→23.2億円と減少しています。
負債は、長期借入金が7.6→13.0億円と増加しています。
資産は、利益余剰金が68.8→72.8億円と積み上がっています。
前期から営業キャッシュフローは倍増しました。
ただし営業キャッシュフローマージンは依然一桁前半に止まっています。
株価はコロナで一時落ち込み、その後は少し戻したものの膠着しています。
不動産業界の見通しは厳しいと言うことでしょうか。
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