かつて保有していた夢真ビーネックスの21年6月期決算です。
夢真との合併により、セグメントが大きく変わりました。
建設の営業赤字と海外の収益悪化が目に付きます。
領域 |
2021 |
2020 |
増減率 |
機電・IT 売上高 利益 |
49,061 5,050 |
- - |
+11.8% -1.6% |
建設 売上高 利益 |
8,720 -517 |
- - |
- - |
製造 売上高 利益 |
8,662 550 |
- - |
-4.0% +238.6% |
海外 売上高 利益 |
28,299 28 |
- - |
-1.9% -90.3% |
その他 売上高 利益 |
528 -310 |
- - |
+195.7% - |
売上高は134億円増加した一方で、売上原価は99億円増、販管費は48億円増でした。
その結果、売上総利益率は19.3→20.3%に改善、営業利益率は5.7→3.6%に悪化しています。
コロナの逆風の中で、健闘した業績に見えます。
バランスシートが大きく膨らみました。
資産は、現預金が111→210億円にほぼ倍増しました。
一方で、のれん代は45→748億円に激増しました。
負債は、長期借入金が59億円計上されました。
一方、利益余剰金が77→89億円に増加しています。
フリーキャッシュフローが漸減傾向です。
営業キャッシュフローマージンも4%まで下がり、正念場に見えます。
株価は、21年3月に上ヒゲをつけて以後冴えません。
コロナが再拡大する中、どこで反転の切欠をつかむか注目です。
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