かつてひふみ投信ご用達だったあいの18年6⽉期決算です。 6つの事業セグメントは、セキュリティ、カード機器及びその他事務用機器、リース及び割賦事業は増収増益、主力の情報機器は増収減益、計測機器及び環境試験装置、設計事業は減収減益でした。 特にカード機器及びその他事務用機器、リース及び割賦事業は、20%を超える高成長を達成しています。 売上⾼は44.4億円増加した⼀⽅、売上原価は32.5億円増、販管費は7.1億円増でした。 その結果、売上総利益率は40.8→39.7%に悪化、営業利益率は17.0→16.5%に悪化しています。 今期は、増収ペースが良かったものの、利益ベースは足踏みでした。 資産は、現預⾦が179.4→209.5億円と増加しました。 また、のれん代は31.3→28.9億円と圧縮されています。 負債は、今期も短期/⻑期借⼊⾦共に計上されていません。 この低金利環境で、手堅過ぎる展開にも思えます。 特に大きな投資も無く、手元キャッシュが更に積み上がって200億円近くに達しています。 決算内容は悪くないのですが、株価がさえない点が市場評価を物語っています。 ひふみ投信の組入比率もベスト10圏外に落ち込み、かつての輝きを取り戻せるか正念場です。 |