18年7月時点でポートフォリオ5位を占めるProcter&Gamble(PG)の18年6月期決算です。 事業毎では、ビューティー事業、ヘルスケア事業とファブリック&ホームケア事業は増収、グルーミング事業、ベビー、フェミニン&ファミリーケア事業は減収だったようです。 特にベビー、フェミニン&ファミリーケア事業は減益幅も大きく、今後の経営課題となりそうです。 全体としては、良くも悪くも前年並みの結果に見えます。 縮小均衡傾向が止まっただけでも良しと考えるところでしょうか。 資産は、現預金が$5.6B→$2.6Bと減少しています。 Goodwillは$44.7B→$45.2Bと横ばいでしたが、資産総額は$120.4B→$118.3Bとさらに圧縮されています。 負債は、長期借入金が$18.0B→$20.9Bと増加しています。 一方で短期借入金は$13.6B→$10.4Bと減少し、バランスシートの圧縮傾向は続いています。 営業キャッシュフローは、純利益が減少したにも関わらず$12.8B→$14.9Bと改善しました。 配当に$7.3B、自社株買いに$7.0Bと、相変わらず手厚い株主還元を施しています。 そろそろ目に見える成長路線に戻したいところです。 株価も少しずつ戻しており、優良銘柄としての意地を見せてもらいたいところです。 |