配当性向40%台を誇るトラスト・テックの17年6月期決算です。![]() 事業毎では、「技術系領域」「製造系領域」は増収増益、「海外領域」は増収減益だったもののM&Aの一時費用を除けば増収増益でした。 「その他」を構成する特例子会社は増収減益でした。 売上高は223億円増加した一方で、売上原価は184億円増、販管費は29億円増でした。 その結果、売上総利益率は21.7→20.4%、営業利益率は7.5→6.5%に悪化しています。 50%を超える成長率が、営業利益率の悪化を補って余りある状況です。 ![]() 資産は、現預金が46→94億円に倍増しました。 のれん代も37→57億円に増加しており、固定資産は50%ほど膨らんでいます。 負債は、長期借入金が12→9億円に減少しました。 一方で、短期借入金は11→21億円に倍増しましたが、利益余剰金も42→58億円に増加しており、特に不安は感じられません。 ![]() 新株予約権の行使による株式の発行により52億円のキャッシュを確保しています。 100億円に迫る資金で、何か次の一手を考えているのでしょうか。 株価は、ここ1年の間に浮き沈みしながらも\2,000近く騰げました。 手元の残り1単元は、まだまだホールドしたいものです。 ![]() |