ポートフォリオ3位を占めるProcter&Gamble(PG)の17年6月期決算です。 ビューティー事業の一部売却など、テイラーCEOによるリストラが継続されています。 ビューティー事業とファブリック&ホームケア事業は増収、グルーミング事業とヘルスケア事業は減収、ベビー、フェミニン&ファミリーケア事業セグメントは横ばいだったようです。 全体としては、為替の悪影響はあったものの、何とか減収傾向には歯止めが掛かりつつあるようです。 販管費の抑制もあって、営業利益率も改善しています。 資産は、現預金が$7.1B→$5.6Bと減少しています。 Goodwillは$44.4B→$44.7Bと横ばいでしたが、資産売却も進んで資産総額は$127.1B→$120.4Bと圧縮されています。 負債は、長期借入金が$18.9B→$18.0Bと微減しています。 債務及び純資産共に、圧縮傾向が続いています。 営業キャッシュフローは、$15.4B→$12.8Bと減りはしたもものの十分なレベルです。 配当に$7.2B、自社株買いに$5.2Bと、手厚い株主還元を施しています。 来年度は、2~3%の増収を図っているようです。 そろそろ結果を期待されるだけに、テイラーCEOの踏ん張りどころとなります。 |