IPOから発掘してみよう第一弾、ビジョンの16年12月期決算です。 事業セグメントは、グローバルWiFi事業と情報通信サービス事業からなります。 グローバルWiFi事業はレンタル件数が順調に増加、情報通信サービス事業もWebマーケティング支援が好調に推移して、共に増収増益で順調に成長しているようです。 売上⾼は23.6億円増加した⼀⽅、売上原価は6.5億円増、販管費は12.3億円増でした。 その結果、売上総利益率は55.3→58.1%に悪化、営業利益率は6.4→8.7%に改善しています。 グローバルWiFi事業で通信原価の低減に努めていること等が功を奏しているようです。 資産は、現預⾦が57.7→62.4億円と増加しました。 また、サービス業らしく固定資産は軽めです。 負債は、短期/⻑期借⼊⾦共に僅かに計上されているだけで、意外に堅実な経営スタイルです。 上場で大きく資金を獲得しましたが、今のところ大きな動きは見えないようです。 好調なインバウンド/アウトバウンド需要に支えられたグローバルWiFi事業は、まだまだ伸び代がありそうです。 16年12月にはマザーズから東証1部に変更されており、市場期待が高そうです。 |