国際物流シリーズの最後を締めくくる内外トランスの16年12月期決算です。 国際物流の大手ですが、売上高の7割近くを占める日本において、輸送量も振るわず大きく減収減益だったようです。 売上高は、26.8億円減少した一方で、売上原価は22.4億円減、販管費は1.7億円減でした。 その結果、営業利益率は7.0→6.6%に悪化しています。 今回の3社では、減収減益幅は一番酷かったようです。 資産は、現預金が46.9→45.0億円に減少しました。 固定資産では、釜山物流倉庫が稼動したためか、建物が1.6→13.7億円に急増しています。 負債は、長期借入金が0→5.0億円計上されました。 比較的手元資金は豊富なものの、有利子負債が計上され始めています。 釜山物流倉庫への投資が目立ちますが、それでも3社で一番手厚い手元資金があまり働いていないように見えます。 地政学リスクが高まるアジア圏内だけに、今期での業績回復はハードルが高そうです。 釜山物流倉庫が重石にならないと良いのですが・・・ |