最近株価好調な日本コンセプトの16年12月期決算です。 タンクコンテナを特徴とする国際物流を展開しており、稼働率こそ-4.5%だったものの、保有基数も6,113→6,756本と順調に増加しています。 売上高は、5.1億円減少した一方で、売上原価は1.3億円減、販管費は0.2億円増でした。 その結果、営業利益率は19.4→16.2%に悪化しています。 決済がドルベースのため、昨年の円高基調が業績に影響したようです。 資産は、現預金が25.3→25.7億円と微増しました。 一方、減価償却が進んだためかタンクコンテナは75.2→71.0億円に減少しています。 負債は、長期借入金が36.2→32.6億円に減少しています。 1年内返済予定の長期借入金も13.1→11.9億円に減少しており、バランスシートは圧縮傾向です。 キャッシュフローでは、大きな動きは見て取れません。 貿易物流の先行きが不透明なだけに、様子見の姿勢なのかも知れません。 ROEは20%を割ってしまいましたが、経営環境として逆風下にしては検討しています。 今期の浮沈も、トランプ政権を基点とした貿易政策の動向に掛かっています。 |