goo blog サービス終了のお知らせ 

如月十七夜の道草日記

近道、寄り道、回り道、人生は本筋よりも道草が面白い。出会ったモノコトヒトを自分なりに書き連ねる、超個人的ブログ。

今日は手術、妙にハイテンション

2011年11月29日 | 如月十七夜の道草日記
今日は、この夏にこじらして膿んでしまった頬の腫れ物を取る手術。

秋にはほぼ治ってしまい、良性なのでほっておいてもいいそうですが、皮膚の下にしこりが残ってしまったのでやはり取ることに。

手術は正味10分ほど。

手術というのは大げさ、切開処置でしょうこれは。

でも、手術なんだそうです。

左頬からあごにかけて、3センチくらいの、”いかにも”という傷がつきました。

抜糸したらきれいになるそうです。

成長期の場合は痕がツっぱる場合があるようですが、壮年中年だと何の違和感もないそうです。

でも、なんかツっぱるんですけど^^;

初日なので、頬一面を覆うガーゼを貼り付けられました。

ものすごい手術だと思われそうです。







訃報にふれる

2011年11月28日 | 如月十七夜の道草日記
あまりにも突然の訃報は、現実感が伴わない。

その人の時間だけが、ぷっつりと途絶える。

残された者の時計は、いやおうなく進む。

そして喪失感が少しづつ押し寄せてくる。

それでも、人生を全うしたであろうと、思いをはせられる場合はまだありがたい。

残された者は、心の整理もできる。

そして、時間とともに喪失の衝撃は和らいでいく。

一般的には。

でも、喪失の衝撃が今だ続く地域での生活は、そんな生やさしいものではないはず。

時間の経過は、遠ざかる列車を見送る心境だと、かつて書いた覚えがある。

遠く薄れる記憶が、人の心を癒すこともあるのだと。

しかし、震災の同時代を生きる私たちは、時間の経過とともに、互いに心の距離を近く濃くしていかねばならない。

特別なことはできなくても、互いに寄り添い、思い合う心をいつも持っていたい。

生けとし生きるもの、すべての問題として。

身近な訃報から、いまだ癒えぬ方々の気持ちはどのようなものか、あらためて感じた次第です。


伊勢街道が呼んでいる

2011年11月27日 | 如月十七夜の道草日記

今日は第五回伊勢街道フォーラムに参加。

毎年、奈良と三重で交互に開催される「伊勢街道フォーラム」
早いもので今年で5回目。
今年は奈良県宇陀市室生区での開催でした。

伊勢本街道、初瀬街道沿いで歴史風土にふさわしいみちづくり、まちづくりの活動にはげむ仲間や、伊勢街道ファンの年に一度の交流会です。

ここ2年ほど参加できなかったのですが、着実に街道沿いの活動団体は増えてきており、
平成25年の遷宮に向けて、盛り上がってきているのが感じられます。

三重県側からは一志町の語り部さんが参加されていましたが、松阪の団体はそれぞれ地元行事が入ってしまい、はからずも、私が松阪代表のような格好になりました。

いろんな団体を兼ねているので、今回はわかりやすく“松阪ガイドボランティア”のユニホームである松阪木綿の羽織姿で、あいの会松阪による初瀬街道写真展、仁柿住民協議会の古坂道修復の活動を紹介した次第です。

交流会場では、御杖村や榛原区で伊勢本街道の保存に活躍される方々ともお会いできました。
行悦の道標や本居宣長翁をテーマに一度伊勢本街道を歩きたい、という話しも出てきました。

こういった話は、ぞくぞくするほど楽しいです。

街道歩きの世界がまた戻ってきました。

みなさんでまた伊勢本街道を歩きたいものです。


打ち上げは、榛原の「福寿館」紀伊半島交流会議の面々と焼肉を堪能しました。

松阪人なのに、今年はなぜか奈良でお肉を食べる機会が多いです。



【関連サイトの紹介】

杖里ism“つえりずむ”@御杖村

開催内容を紹介されています。

北伊勢の道標/自己紹介

千田先生の講演内容を紹介されています。








松阪ガイドの日~8回目

2011年11月26日 | 如月十七夜の道草日記
昨年の3月からはじめた松阪ガイドボランティア、今回で8回目のご案内となった。

今回は少人数だったので、ゆっくりお話しをしながら、丁寧に案内することができたつもりです。

でも、まだまだ修行中の身なので、お客さんにはご迷惑をおかけすることもしばしば。

ガイドの度にいろいろ教えていただく状況です。

最近わかってきたのは、事前にあまり準備をしすぎないこと。

私は歴史好きなので、そのことを事前に調べて、しっかり説明しようと思うあまり、そこまで深く求めていないお客さんには、退屈な時間となってしまう。

また、急に行程等を変更したいという要望があっても、シナリオを決めすぎていると、ついついこちらの段取りのよい方に持っていきたくなる。

本来は、お客さんのニーズ中心で案内するのが、ガイドの役目なのですが。

その時のお客さんとのやりとりの中で、何を求めているか判断して、状況に合わせて話し方や内容をアドリブ対応していくことが、ガイド人には求められていると思います。

それには知識や話のネタの引き出しを多く持ち、場数も踏まなければなかなか難しいのです。

私はまだまだその域に達してませんが、せめてわかる範囲で相手の興味ある分野や郷里にゆかりのある事柄を調べておき、そのネタをフトコロに入れ、状況によって話をまわしたりしています。

姑息な手段かな、と思いつつでしたが、その事を先輩に話すと

「相手のことを考えて準備するのだから、それは“おもてなしのこころ”になってると思うよ」

とフォローしてくれたので、少しは自信を持ってやってけそうです。

でも、当分の間は「研修中」の名札をつけさせてほしい心境ではあるのです。

今日のお客さんは、松阪、楽しんでいただいたでしょうか。

飯南ふれあい祭りで古坂を歩く

2011年11月20日 | 如月十七夜の道草日記

今年の超大型台風で、みたび破壊された古坂道。
地元仁柿の方々もさすがに堪えてみえたのですが、
なんと、13日に住民協議会による作業で、見事復旧です。

今日のふれあい祭りでのウォーキングにぜひ間に合わせたい、
という強い思いでの復旧作業をされたそうです。

破壊されるたび、直すたびに、地域の結束力と道への愛着が強くなるそうで、
会長さんのリーダーシップや、それをささえる地元の皆さんの心意気に
古道の一ファンとして、本当に感謝しています。

ウォークはいいなん山楽会さんが企画。

いわゆる伊勢本街道最後の峠、として知られる“櫃坂”とセットで一周するコースです。

古坂の関係者がみんな、まつりのスタッフで出払っているので、僭越(せんえつ)ながら私が案内役を。

直前まで雨が強く降り、安全面から古坂はやめて櫃坂往復としたのでしたが、櫃坂を登りきると、雨もやみ、参加者のリクエストもあり、注意しながら古坂を下りてきました。

我々が復活第一号でしょうか。
どうしても谷を歩かなくてはならない所があったり、眺望が抜群によい所もないので、気楽なハイキングとはいきませんが、歴史が好きな方や山歩きが好きな方には、十分楽しめるコースになっています。

私にとっては何度歩いても、楽しい道です。
ここを多くの人と歩けるだけで、とても幸せな気持ちになるのです。

山を降り、昼からは深野和紙コーナーのお手伝い。
夜は仕事で宇気郷へ。

あわただしい日でしたが、充実した一日でした。

今度はゆっくりと、道標探し歩きをやってみたいものです。




伊勢本街道ウォーク「古坂(ふるさか)道~櫃坂(ひっさか)道」

2011年03月08日 | 如月十七夜の道草日記
3年越しの古坂復旧。

いよいよお披露目ウォークです。

詳細↓

   

よくぞここまでたどりついたものです。

仁柿住民協議会をはじめ、作業に参加された皆さん、大変お疲れさまでした。

古坂を歩ける嬉しさはもちろん、みなさんと出会ってあれやこれやと楽しんできた時間がなによりも嬉しいことです。

当日は、それらをかみしめかみしめ、感謝の道歩きです。

そして多くの方にこの道を知っていただき、地域固有の歴史や文化を感じていただければ、幸いなことです。

知ってる人も知らない人も、これを機会に伊勢本街道歩いてみてはいかがっでしょうか。

参加希望の方は下記までどうぞ。

紀伊半島交流会議伊勢街道分科会 
松阪世話人 川村浩稔
090-5108-1430

卒業式

2011年03月08日 | 如月十七夜の道草日記
中学の卒業式。

花道を歩く女子の列。

うつむく子、手を振る子、涙、涙の子。

表情いろいろ、思いもいろいろ。

でも、その時感じたその感覚は、きっと忘れない。

我が子もきっと、忘れないだろう。

「くしゃくしゃの ハンカチ笑顔 君の春」

卒業、おめでとう。

今日の気持ち、いつまでも。





スパイダーマンも現われて・・・

2011年01月24日 | 如月十七夜の道草日記

1月23日、古坂道、ついに開通しました!

参加者は地元の方15名と地区外有志が10名で総勢25名。

前回修復した丸太橋付近は、一昨年の台風に耐え無事残っていたので通り抜け、目指すは谷川沿いの道。
ひどい荒れようの80m区間でしたが、見ちがえるようになりました。

地元の方の勢いがよく、ほとんどお手伝いする間もなく終了。
仁柿住民協議会のチームワークとパワーに圧倒されました。

「また台風が来たら、流されるやろなぁ」

「そんときは、また直したらええわさ」

この前向きな姿勢が素晴らしい!

調査からここまで足かけ3年、伊勢湾台風から約半世紀。

次はいよいよウォーキングイベント。

「私が元気なうちに古坂を案内してな」

と3年前に笑顔で尋ねられた年配の方の顔を思い出します。

こちらはハードワークではないので、沢山の方の参加を募っていきたいと思います。

時期は未定ですが、春ごろにはみんなで古坂道、歩き隊ですね(^^♪


ウォークではないです。作業に向かう一行です。 


あっという間に木々は切られ、視界が開けます。



それにしても、大人数! どんどん作業が進みます。



谷から尾根へ上がる道も、しっかり拡幅



一昨年の台風に耐えた丸太橋と階段が愛おしい。


皆さん、お疲れさまでした<m(__)m>




なんとあの人も現われました!


>>古坂に関する過去ログはこちら>>

かがり火の仲間との楽しくも刺激あるひととき

2011年01月13日 | 如月十七夜の道草日記
津市の”きのさき”にて、
三重の『かがり火』仲間とともに、
”かがり火発行委員”である
岸本千枝子さんのお話しを聞く、
というか一緒に鍋をつつく。

歴史分野から生ごみ処理の話しまで、
どんなジャンルの話題でも、
楽しく座を盛り上げていただく。

ご本人は「梅田・論語に親しむ会」
を主宰されていて、論語の造詣に深い。

論語を原典で読んでない如月は一瞬あせったが、
岸本さんのわかりやすい説明を聞き、
日頃から感じていることが大きく論語の精神と
かけ離れてないことを知り、
少し安心した。

しかし理解し実践するのは、
一生かけても難しいであろう、
深い世界であることも
同時に思い知った。

さっそく、論語の解説書をひも解き
就寝前に読んでいるが、
いい睡眠薬となっている^^;

でも、いろんな刺激をいただき、
やはり『かがり火』の仲間と会って話すのは
楽しいひとときである。


*************
旅に出るなら、
「かがり火」を忘れずに
持っていきなさい。
生涯忘れられない、
すばらしい人たちとの
出会いが待っている。
”人生は楽しき集い”
(かがり火より)
*************

今でこそ地域やそこに住む人々に
スポットのあたる時代であるが、
20年以上も前からこの精神を伝える
『かがり火』の存在は
今後も大事にしていかなければと感じた。

ご興味のある方は
>>かがり火のサイト>>
をご覧下さい。



1月23日(日)に古坂(ふるさか)道復旧作業を実施します。

2011年01月12日 | 如月十七夜の道草日記

昨年、台風接近で急遽中止となった古坂(ふるさか)道復旧作業を、下記のとおり再開します。

日時:平成23年1月23日(日)午前8時スタート
集合場所:飯南産業文化センター(飯南町横野)
内容:倒木除去と道掃除
持ち物:軍手、山作業のできる服装
主催:仁柿住民協議会
協力:紀伊半島交流会議伊勢街道分科会

案内チラシ表 



>>古坂峠について


大雪が降らないことを願ってます。

チラシより転載
**************************************************
○上仁柿地区にある古坂(ふるさか)峠は、現在街道歩きで親しまれている、櫃坂(ひっさか)より古く、
北畠時代から残る伊勢本街道の古道といわれる峠道です。
○昭和のはじめまでは川上山若宮八幡宮(かわかみさんわかみやはちまんぐう)へのお参りの道として、
美杉と松阪をつなぐ重要な道でした。
○しかし昭和34年の伊勢湾台風により、歩きでさえも通行ができないほど道は荒れてしまいした。
○仁柿住民協議会では、この歴史ある古道を多くの人に親しんでもらえるようにと、地区内外の有志の
方々と共に整備作業を行ってきました。
○今回は、谷の倒木を取り除く作業を中心に行い、徒歩で全道を通行できるように整備します。
○古道に興味のある方や山歩きがお好きな方、また住民協議会の活動を見学されたい方などがありましたら、
どうぞこの機会に古坂道にお越しいただきますようご案内申し上げます。
**************************************************

「フリンジシーズン2」見終える(ネタバレ注意)

2011年01月11日 | 如月十七夜の道草日記
シーズン2、
最終話までの6話を一気に見る!

前半は結構グロテスクなシーンが多く、
話しもなかなか進まず、
少し飽きていたのだが、
後半6話で私の好きな時空物のSFが
メインとなってきたので、
とても楽しめた(^^♪

ラブストーリー的な部分にも答えが出て、
少しホロッとしたのも束の間、

お話しはシーズン3に向けて、
またジェットコースターのように滑り出す!

あ~、早く続きが見たい~



>>フリンジDVDのHP>>

すっかりアナ・トーヴのファンになってしまった^^;











幸せな時間

2011年01月05日 | 如月十七夜の道草日記
この瞬間が永遠に続けばいいのに。

そう思う幸せの絶頂。

幸せな時間は、プラットホームに近づくあこがれの列車のよう。

今か今かと待ち焦がれる期待の時。

目の前に来る直前の興奮。

現実に目の当たりにする喜び。

そして待っただ中にいる快感。

この瞬間が永遠に続けばいいのに。

そう思う幸せの絶頂。

永遠に感じたその時間は、やがて次の駅へと進みだす。

目の前を通り過ぎていく、幸せの余韻。

少しずつ、少しずつ小さくなっていく、遠ざかる記憶。

でも、思い出にはしない。

どんなに小さくなっても、自分の中にしっかり生きているから。

そして、また新しい列車を待つ自分。

その繰り返しが幸せな時間そのものなのかもしれない。