「テンニンギク（天人菊）特攻花」 キク科

　　「テンニンギク（天人菊）特攻花」　キク科　☆９月１３日の誕生花☆
　　　　　　　　　　　花言葉は…　 協力・団結



今朝の最低気温は午前３時の２１.９℃。　　最高気温はお昼正午の２７.１℃。
降る程ではありませんが、どんよりとしたお天気です。　今晩は雨の予報です。
気温はそれ程高く有りませんが、湿度が高く蒸し暑い一日でした。

今日は二十四節気の一つ　“夏至”　です。　北半球では一年中で昼間が一番長い日です。
ですが、今日は厚い雲に被われていて、日の長さの実感は有りません。　
夏に至る！　何とも恐ろしい名前。　至らなくても良いのに…（汗。
散歩に出た９時の気温は２５.５℃。　気温の割にムシッとした空気が身を包みました。

　　　《朝散歩…　岸和田南部プチ里山　１１.９km　１６,９６６歩　３時間》
岸和田の南部、プチ里山を歩いていると、こんな植物が畑一面に植えられていました。





初めて見る植物です。　遠くで農作業中の小父さんに訊いてみました。
「ああ、あれは　“ヒマ（蓖麻）”　じゃ。　あんたは　“ひまし油”　って知っとるか？」
「知っています。　たしか下剤でしたよね」　「あんたは歳はいくつや？」　「６６歳です」　
「それじゃぁ、知らんのう。　昔はこの辺に一杯植えられとったんよ。　下剤にもなったが、
飛行機の燃料にするために植えられとったんじゃ」　「小父さんはいくつですか？」　
「昭和１３年生まれの７５歳じゃ。　終戦前は小学生での、学校でこの　“ヒマ（蓖麻）”　の種を
配られて家で育てたんじゃ。　そいで、種が出来ると学校に持って行ったんよ。　飛行機の
燃料にする言うて」　「へ～、そのヒマが何で今植えられているんですか？」
「葉が　“八手”　みたいで面白い云うて、生け花に使うらしいのぅ」
よく喋る物知りな小父さんで、子供の頃の話、終戦後の話、野菜作りの苦労…　なかなか
話しを切り上げられず。３０分話し込みました（笑。　
帰って検索してみると、飛行機の燃料では無くて、飛行機の潤滑油に使われたようです。
“トウゴマ（唐胡麻）”とも呼ばれるそうです。　トウダイグサ科の植物です。




今日の花は　“常磐露草”　を用意していたのですが、小父さんの話を受けて、差し替えました。
「テンニンギク（天人菊）」　です。　美しいと言うより、何か曰くの有りそうな、
一種独特な雰囲気を持った花ですね。　検索して見ると、悲しい物語が書かれていました…
『鹿児島と沖縄の中間に喜界島があります。　太平洋戦争末期、ここは特攻隊の沖縄への
中継地だったのです。　若い特攻隊員が飛び立つ朝、地元の娘達が心を込めて隊員に
贈った花がこの花だったのです。　隊員は花を空港上空から落とし、沖縄へと旅立ちました。　
落とされた花の種が芽吹き、今でも喜界空港の周りには沢山の花が咲き続けています。
以来、島の人達はこの花を　「特攻花」　と呼び、平和を願う花として大切にしている』　
…と記されていました。　「特攻花」　については様々な説が有るようで、実際の特攻花は
桜だという説もあります。　しかし事実はどうあれ、この花を反戦のシンボルとして、
後世に戦争の惨たらしさ、命の尊さを語り継いで行ってほしいですね。






「天人菊」　には花弁が筒状に変化した花も有ります。　「矢車天人菊」　と呼ばれています。　　
原産地は北アメリカ南部だそうです。

今日の歩数　　　１６,９６６歩　（よく喋る楽しい小父さんとの一時・朝散歩）
６月総歩数　　３４４,３４４歩＝２４１.０ｋｍ（１歩を７０ｃｍに換算）
今年計　　　２,７５９,４１５歩＝１９３１.６ｋｍ