地域楽集館だより

地域楽集館はみんなが楽しく集まり楽しさも集まる大人の遊び場として2003年に開設しました。そこからの情報の発信いたします

おひとりさまの老後座談会(男性編)その2

2016-12-04 23:45:02 | 日記
 福田昌弘さん:妻享年57歳 本人現在74歳 死別歴17年

 子宮がんで入退院を繰り返すも57歳で亡くなる。現役だったので会社にいるときは忘れていられるが、帰宅すると寂しさも募ったが、62歳まで働き、そのあとはシルバー大学や友人や町内会のゴルフ、旅行に自分流の老後を送っている。家事についても不慣れではあったけれど、だんだん食材の買い物や料理も楽しくなり、家事とはこんなにも生産的な仕事だったのかとおもっていなす。

 桜井さんは急きょ法事が入り当日不参加となり、前もってアンケートおよび聞き取りをしていましたので
桜井さん:妻享年72歳  本人現在76歳。死別歴3年
夕食の酒の肴を作るために台所に立っていて、突然バターンという音でその場に倒れ、救急車を呼んで病院に向かったがそれでおしまいとなる。息子娘共に近くに住んでいて、どちらからも家に来て暮らそうと声がかかったが、50年来妻と暮らしてきた我が家を捨てたくないと、一人暮らしを始めた。幸い、子供たちが食事を運んでくれたり、週末には息子夫婦が来てくれるので助かっている。趣味は畑での野菜作り。男やもめで家の中が汚くなるので、掃除や洗濯にいそしんでいる。最近始めた健康麻雀で、今まで頭の中に張っていた蜘蛛の巣がなくなり、いろいろな人とのおしゃべり、覚えることで楽しみが増えました。独り身は寂しいけれど、お金も時間も自由に使えるし、妻にうるさく言われることもなく、毎日を楽しく暮らせることを良しとしている。病気にはならないように、子供たちに迷惑をかけないようにと心がけている
面白い人生哲学の持ち主。私のようなぼけ老人が出てしゃべっても喜ぶのは圷さんだけですよ。先の心配をしてもどうせ人生屁のようなものですから。

 斎藤章雄さん 妻享年78歳 本人現在84歳 死別歴6年
妻が自分のことができなくなり、施設に入りたいというので、一人だけでは可哀想と思い自分も一緒に夫婦部屋に入居。2年後妻が亡くなったのを機会に、介護施設を出て、一人暮らしを始め手5年。人様に世話になるよりのんびり、先のことは考えずに、成行きに任せて生きている。子供もいなしのでたよるひと、残すものもなく、先のことは誰もわからないので、あまり考えないようにしています。昔から麻雀は好きなので、都合の良い時に楽集館で遊んでいます。
 
 
楽集館に集まる男性のおひとり様は、自律、自立、自己流の生き方を模索し、残された人生をどう楽しく生きていくか、家族に迷惑をかけないように、また家族関係もうまくいっていることがうかがいました。