世界の国からこんにちは♪

10年続くかなとおもった自分のブログ。 9年目にこちらにひっこしてきました。

Steve Jobsとシャープの佐々木氏

2020-08-23 16:00:16 | 日記
『この映画を見て、昔ジョブズがシャープの副社長を訪ねてていたという話を思い出した。確認してみると、ちょうどジョブズがアップルを追われた頃にシャープの副社長である佐々木氏を訪ねてアドバイスをもらっており、今後はネットワークやモバイルが重視されていくというような話をしたらしい。

この佐々木という人は世界を席巻した液晶や小型電卓の生みの親で、ソフトバンクの孫社長の恩人でもある人でもあり、「人間が一人でできることは限られている。特徴のある人間が信頼関係のもと共に協力してこそ時代を変えることができる」というようなことを説いた人。どこまで直接的な影響があったのかはわからないが、その後のアイポッドやアイフォンの開発、それにビルゲイツとの協力関係構築にもこの佐々木氏のアドバイスが影響したとも考えられるし、ジョブズが晩年京都をよく訪れていたという話と共に、彼の人生に日本が絡んでいることを考えると面白い』

佐々木正
『島根県浜田市生まれ。小学校時代に台湾の小学校へ転校、旧制台北高等学校を経て1938年に京都帝国大学卒業。台北高等学校で卒業研究として、マンゴーとリンゴを接ぎ木する等のマンゴーの品種改良に取り組む。アップルマンゴーは「この研究がきっかけでできた」と佐々木は説明している 』
『佐々木によれば、1979年、シャープに自動翻訳機を売り込んできた孫正義に資金1億円を与えた。孫は、米国でソフトウェア開発会社の「Unison World」を設立。のちにソフトバンクとなったという。また、1980年代中盤、事業に立ち悩んでいたスティーブ・ジョブスに相談を持ちかけられ、ネットワーク基盤の携帯型IT機器の時代が来るとの進言をし、後のiPhoneの開発につながったという 』 佐々木氏は日航123便

電卓戦争を戦い抜き、東京支社長に転じていた佐々木のもとを、ある日、ひとりの外国人が訪ねてきた。長髪にヒゲ、裸足にサンダルという小汚い格好をした男は、スティーブ・ジョブズと名乗った。ジョン・スカリーとの権力闘争に敗れ失意のどん底にあったジョブズは、アドヴァイスを求めて佐々木の元を訪れたのだ。
佐々木は、裸足でソファーの上にあぐらをかくジョブズを「ここは日本だぞ」とたしなめたが、ジョブズは「俺はこれでいい」と改めない。
「それで、きみはこれから何がしたいんだ」
佐々木に問われると、ジョブズはしばらく思案してからポツリと言った。
「音楽、かな」
佐々木は即答した。「それなら大賀さんがいい。電話をしておいてあげるから、いまから行きなさい」
当時、ソニーはウォークマンで一世を風靡していた。ジョブズがアップルに復帰し、ウォークマンの「再発明」であるiPodで快進撃を始めるのは、まだ先のことである。だが当時、日本の電機産業は世界を席巻しており、傲岸不遜で知られるジョブズでさえ、佐々木や大賀には一目置いていた。

5つ星のうち5.0 型破りなサラリーマン技術者の評伝」
「共創」の思想で行ったサムスンへの技術供与などが批判的な評価を受けている面もあるようだ
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