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10年続くかなとおもった自分のブログ。 9年目にこちらにひっこしてきました。

[読書~Kindle版] Steve Jobsが愛した青野の饅頭と「ジョブズの料理人~寿司職人、スティーブジョブズとシリコンバレーとの26年」

2020-08-12 18:35:45 | 日記
本日、Amazon Kindleでだいぶ前に購入した
「ジョブズの料理人~寿司職人、スティーブジョブズとシリコンバレーとの26年」を読み終わりました。 

スティーブジョブズから
懐石料理に出したデザートのまんじゅうにたいし
「皮が少し硬い」 「あんが、いまひとつ」などよくいわれ
改善を重ねていったそうです。

ジョナサンアイブと同席したとき、
「だんだんとよくなっているが、青野にまだ及ばない」
「費用は全額負担するから板前をひとり修行に出したらいい」
店側からすると貴重な戦力が欠けてしまう事態は何としても避けたかったが
当の板前が行きたそうなそぶりを見せてやきもきせられたそうです。
最終的には実行されずにおわったそうです。

日本から来る人に青野の饅頭を頼んでスティーブにプレゼントしたそうです。
晩年体調が悪いときは饅頭を受け取るだけのために妹のモナをよこしたそうです。

スティーブの自宅のパーソナルシェフはシリコンバレーから車で1時間くらいのバークレーにあるカリフォルニア料理の有名レストラン「シェパニーズ」出身。  

ジョブズ宅ではスティーブのための和食と家族のためのメニューを2種類作っている。
スティーブはこのシェフに和食の作り方を覚えさせたいと言い出した。
このシェフはしばらくすると桂月にきて3-4回にわたり、かつおだしや昆布を使っただしの取り方、お茶漬け、ほうれん草のごまあえ、などスティーブの好物のレシピを駆け足で習得していったそうです。

2008年のリーマンショック時は実際に客足が減り、ランチの営業を一時休止することに。。。
そのときSteveからランチのために週一回店をあけてほしいという連絡が。。。
そして毎週水曜日 ジョナサンアイブスと一緒にきて貸し切りランチがはじまったそうです。

「アルゴア」 誰彼構わず握手、キッチンの中までずかずかと入りこみ皿洗いをしていた従業員とも握手 笑

「日本では信じられないことだが米国ではマグロ10貫など一つのネタをまとめて注文するお客様が少なくない」

1980年代、米国で和食といえば、寿司、天ぷら、すき焼き、照り焼きの4点セットが主流だった

1985年 スシヤ @バロアルト(インターリーマンを通じて築地から直送品が可能になり
寿司専門店を開店)
1994年 トシズ・スシヤ @メンロパーク  ホームページ開設
2004年桂月 @サンドヒルロード
寿司屋が増えたので和食は寿司や天ぷらばかりではないとわかってもらいたい、と
懐石料理主体の和食店  椀物のよさがわかってもらえず(薄い、味がないEtc)開店数か月後に外す メーリングリストや予約サイトを活用

[食事制限のある人への対応]
ヒンズー教 牛肉がだめ
イスラム教 豚肉がだめ
ユダヤ教 うろこがない魚を食べない(うなぎ、穴子、エビ、ハモ)
ビーガン  鰹節や煮干しでなく、昆布や大豆でダシ~準備は数日がかり
グルテンフリー グルテンフリーのお醤油

魚を生で食べる習慣がなかったので、鮮度をたもったまま流通させる仕組みがなかった
日本から進出した水産会社は米国各地の漁師の元へ足しげく通い、漁や水揚げのやり方を手取り足取りして指導して回った。

スティーブジョブズも最初はサーモンやハマチをつまむ程度だったが
だんだんとネギトロや穴子、貝殻へとレパートリーを広げていった

[寿司職人さんの恵子奥様のあとがき]
「1000人に及ぶお客様のリストやメールでのやり取り、予約サイトの記録が残っていなかったら、きちんとお話できなかったかもしれない」

スティーブジョブスと赤坂青野の関係
スティーブジョブズが頻繁に通ったというシリコンバレーの料理店へのインタビューから作られたというジョブスの料理人という本があるのですが、スティーブンジョブズが饅頭が好きなこと、そして赤坂青野を気に入っていたという旨の記載があります。
赤坂青野によれば、とある人物が赤坂青野に来店しカリフォルニアにお菓子を届けるよう依頼を受けたのだそう。一度送って問題がなければ対応すると応対し、 無事に到着したことが確認できてからは2週間おきに半年もにわたって発送していたとのこと。半年たって相手がスティーブジョブズだったということが判明したのだとか。

30 April 2014
スティーブ・ジョブズが大好きだった和菓子屋さん、赤坂青野の5代目、青野啓樹さんが弊社にたくさんの和菓子とともにいらっしゃいました!私は豆大福をいただきましたが、すご~くおいしかったです!
きっかけは、昨年末にともこキョクチョーが出した『ジョブズの料理人』という本。ジョブズが週1で通っていたシリコンバレーの会席料理店「桂月」の寿司職人、佐久間俊雄さんの本です。この本の中で、ジョブズが赤坂青野という和菓子屋さんのおまんじゅうが大好きだったというお話が出てきます。このお話を2日前に読んだ青野さんが、さっそくお菓子を届けてくださったのです。
青野さんとお話ししているうちに、興味深いお話を聞けたのでシェアします。
赤坂青野に4~5年前、ある人物が訪れ、とても不思議な依頼をされたそうです。「2週間ごとにカリフォルニアへ和菓子のセットを発送してほしい、代金は前金でまとめて支払う、けれども送り先は聞かないでほしい」。
そんな依頼を受けたことがなかったし、日持ちするお菓子を選ぶにしても、カリフォルニアまでよい状態で送れるのだろうか――。青野さんはまずは1度送って品質に問題がないか確認してほしいと伝え、送ってみることに。すると、2日後には問題なく受け取れたという返事が早速届いた。その後は、2週間おきに発送してきたが、宅配便の人に商品を渡すだけで、送り先の詳細は知らないままだった。
カリフォルニアへの最後発送になった際、送り先がスティーブ・ジョブズだったことを教えられた。それでも青野さんは「東京にはすばらしい和菓子店はたくさんあるので、うちを指名したわけはないだろう。変わった依頼を何軒も断られて、うちに話が来ただけ」と思い込んでいたそうです。ところが、『ジョブズの料理人』では、ジョブズが赤坂青野のおまんじゅうがすきだったと書かれていて、青野さんは本当にうちを指名してくれていたんだと感激されていました。青野さんはとても謙虚な商売人という印象の素敵な方でした。
編集を担当したキョクチョーも、「この本を出せてよかった~」と感激していたので、「おまんじゅうたくさん食べられたからですか?」と突っ込んだら、叱られました^o^
『ジョブズの料理人』:http://www.amazon.co.jp/dp/4822249883/
赤坂青野:http://www.akasaka-aono.com/
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