かながわ いーとこ

神奈川県にはいろいろな景色があり、魅力に溢れています。ぶらぶら散策して見た風景・いいところを少しずつ紹介します。

国指定史跡 勝坂遺跡(相模原市南区)

2015年12月25日 | 神奈川のいいところ
相模原市南区にある勝坂遺跡を訪問しました。
勝坂遺跡は国の史跡に指定されており、一部が公園として整備されています。

勝坂周囲の案内マップ

勝坂遺跡公園は、勝坂遺跡D区となっているようです。

無料駐車場もあります。


駐車場裏手の遊歩道を進みます。


勝坂遺跡公園に向かう途中の鳩川沿いの田んぼ


勝坂遺跡公園は1段高いところにあるため、斜面の階段を登ります。
勝坂遺跡公園に到着


公園管理事務所脇の案内板

大正時代に発見された土器が、縄文時代中期の指標となる「勝坂式土器」だそうです。
また発見された住居跡などから、縄文時代中期の拠点集落があったようです。

細長い公園の端にある管理事務所前から。


公園内にある敷石住居跡


縄文生活林

当然当時の木々ではありませんが、森林を切り開き集落を造った結果、
日当たりのよい生活に生かせる二次林が育成したと考えられているようです。

公園の隅に、竪穴住居が見えてきました。

その手前に大きなくぼみがあります。

廃絶住居の跡の窪地を再現しています。
遺物が大量に見つかることがあるそうで、ごみ捨て場として再利用していたと考えられるそうです。

竪穴住居(1号住居)

約4700年前のものだそうです。
屋根は笹葺です。

中に入ることができます。

中央やや奥に炉があります。


隣にある竪穴住居(3号住居)

竪穴住居は半地下とするため地面を掘り下げますが、ダンプカー4台分程の量になるそうです。
この3号住居は、残土等で土葺きの屋根としていたようです。
雨には弱いが冬暖かいそうです。

3号住居の中には石囲いの炉がありました。


竪穴住居3号住居と1号住居



勝坂遺跡A区は、先日紹介した石楯尾神社の近くにあります。

奥に石楯尾神社の鳥居が見えます。
石楯尾神社はこちらでご覧いただけます。

勝坂遺跡A区脇には、勝坂式土器発見の地の案内板がありました。





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