おきらく子育て日記  ☆怒涛の単身赴任編☆

男の子ふたりとその両親の、平凡な日常を綴ります。

NHK『SONGS』 竹内まりや出演

2007年04月15日 07時43分28秒 | おきらく音楽帖
NHK総合テレビで新番組『SONGS』が始まりました。
これは『大人の心を振わせる新しい音楽番組』なのだそうです(詳細はこちら)。

で、その記念すべき第一回は大好きな竹内まりやさんのプログラムでした。
竹内まりや70年代の後半のいわゆる『ニューミュージック』シーンで活躍のあと音楽活動を休止、その後山下達郎さんとの結婚・出産の後に再び音楽の舞台に戻ってきました。しかし以前のアイドル歌手的な存在ではなくソングライター・シンガーとして活動をしており、数年に一度発売されるアルバムは爆発的なセールスを記録しています。しかしライブ活動は例外的なものを除きほとんどしてなく、またテレビ番組への出演はなんと26年ぶりだそうです。

番組はNHKらしく丁寧なつくりのもので、また本人と関わりのある松たか子や上野樹里の出演や更には達郎さんのインタビュー(音声のみ)もありました。もちろん、まりやさんの映像はたっぷりと撮られています。
ただ…個人的な感想としては、やや不満の残る内容でした。
これは人によって違うことですのであくまで僕の主観なのですが、音楽に限らず作品としてまたはパフォーマンスそのものの力を第一に考えます。だからその作品に作者のどの様な想いが込められているかとかどのような心境で作ったかはその作品の評価と別の次元であると思っています。
つまりベートーベンは難聴という大変な試練の末に数々の大作を完成させるわけですが、しかし感動を得るはその試練でなく結果である『運命』であり『合唱』であると考えます。厳しい言い方ですが、どんなに苦労して作り上げても駄作は駄作ですから。

これはまりやさんの新作が駄作だと言うことではなく、せっかく最新の映像を30分もの時間を取って放映するのだから、スタジオライブでも良いから演奏を観たかったと言う感想です。センチのメンバー(かな?)、そして目深に帽子をかぶった達郎さんを従えての演奏シーンはありましたが、これってライブでしょうか?ニューアルバムのリリース間近ということもありますが、何だかプロモを観ている様で…。
番組としては決して失敗ではなかったのでしょうが、長年のまりあファンはどう受け止めたのか、興味のあるところです。僕なんかよりもっとコアなリスナーの集う『サンデーソングブック』(達郎さんがDJのFM番組)を注目しましょう。

余談ですが、『SONGS』と言うとやはりシュガーベイブのアルバム名が思い浮かびます。また、まりやさんにも『LOVE SONGS』がありますよね。
その辺の意識ってあったのかな…。