おきらく子育て日記  ☆怒涛の単身赴任編☆

男の子ふたりとその両親の、平凡な日常を綴ります。

佐藤が来た!

2011年12月03日 12時01分23秒 | 将棋の話題
久保王将への挑戦権を競う王将戦リーグは、1敗同士のプレイオフで佐藤九段が豊島六段に勝利しました。
僕が長男たろすけの付き添いで将棋会館に行っていた頃はタイトル戦と家が羽生三冠と佐藤棋聖(いずれも当時)ばかりが登場していた印象ですが、棋王位を失って以来無冠に甘んじていた佐藤先生が久しぶりにこの場に名乗りを上げてきました。
そしてその棋王位を奪取したのが今回の王将戦で挑戦する久保先生と言うのも、何かの因縁かもしれません。

http://mainichi.jp/enta/shougi/news/20111203k0000m040051000c.html


一方、その棋王戦も決勝トーナメントが進んでおり、郷田九段と広瀬七段が決勝進出し、中川八段と糸谷五段が棋王戦特有の敗者決定戦に回りました。タイトル経験者から五段の若手まで揃っており(王位経験者の広瀬先生も十分若手ですが・笑)、どなたが勝っても久保先生との対局が楽しみです。


いずれも熱戦を期待しましょう!







森内名人、復位!

2011年06月23日 00時07分41秒 | 将棋の話題
羽生名人に森内九段が挑戦する名人戦七番勝負最終局は森内九段が勝利、四期ぶりの名人復位を決めました。

記事はこちら


長男たろすけを連れて将棋会館などに行き始めた頃、名人は森内先生でした。
ですので、今回名人位に返り咲かれたのには、大変感慨深い想いがあります。


後は、佐藤棋聖の復位を望みますか(笑)


王位戦白組プレーオフ

2011年05月28日 22時35分47秒 | 将棋の話題
広瀬王位への挑戦者を決める王位戦リーグは、紅組は藤井九段が優勝。
そして今日は羽生三冠と村山五段による白組のプレーオフが行われました。

日中は出かけてましたので帰宅後に終局後の棋譜を観ていたのですが、38手目に
『結果は○手の勝ちだったが…』のコメントが。
(○には、前・後のいずれかの字が入ります)


おいおい!




それにしても、村山先生ってとても五段とは思えないですよね。
















トップの矜持

2010年12月12日 12時00分54秒 | 将棋の話題
今日も、NHK杯をテレビで視聴。
森内九段と三浦八段と言う、棋界トップの先生の対局でした。

放送終了直後ですので結果の記載は控えますが、僕が感動したはそろそろ投了寸前の局面。
棋譜も読めない僕ですから勝負の行方は豊川七段の解説だけが頼りなのですが、そんな僕が観ても終局近しの状況でした。

そこで、結果的に敗者となった先生が勝負にあまり関係ない盤上の駒を整え、ご自身の駒台にある持ち駒をきれいに揃えた
んですね。
それで投了かと思ったら、そのまま指し続けもちろん相手の先生も応じます。
テレビで視聴しているファンの事を考えてかわりやすい所まで指し、さらに盤上の駒を整えたのでしょうか。
豊川先生の解説にもありましたが、中盤ではお二人ともテレビカメラの前と言う事を忘れたかの様に盤上に集中されてました。
それでも、最後はファンを考える姿。

棋士という以上に、プロとしての意識の高さを感じました。



もうひとつ。
豊川先生というとネット開設での(オヤジ)ギャグがおなじみですが(笑)、活舌も良くわかりやすい素晴らしい解説でした。



さばきのアーティスト

2010年12月05日 11時06分47秒 | 将棋の話題
ただいま放送中のNHK杯にて。

矢内女流 『豊島五段は、○○と指した時の駒音が高かったですけど!』
久保二冠 『普段から駒音は高いですけど』
矢内女流 『あ…。そうですか』


久保先生、そこさばいちゃダメ~!





※段位は収録時のもので、豊島先生は王将戦の挑戦権獲得により六段に昇段されました!



新王位は23歳!

2010年09月02日 23時36分27秒 | 将棋の話題
深浦王位に広瀬六段が挑む王位戦七番勝負は、本日の第6局を制した広瀬先生が初めての
タイトルを奪取しました。
早速ニュースに載っていますので、まずはこちらを。

ちょうど3年前のこのシリーズで深浦先生が初めてのタイトルを獲得するまで将棋界では羽生・
森内・佐藤と言ったいわゆる『羽生世代』と、まさに孤軍奮闘の渡辺竜王とで7つのタイトルを
分け合っている構図でした。そこに深浦先生が王位獲得で風穴を開け、さらに久保二冠が棋王
奪取・王将奪取・そして棋王防衛と、新たな風を吹きました。
(もっとも深浦先生も久保先生もA級経験者でありタイトル獲得はその実力からすれば遅す
ぎるくらいでしたが)。
それが今回の広瀬先生の戴冠により、『孤軍奮闘』と書いた渡辺先生よりさらに若い棋士が
タイトルを取るに至りました。

広瀬先生は1987年1月生まれの23歳。ニュース記事にもあります通り、早稲田大学の学生で、
大学生のタイトル獲得は将棋界では初めてとのことです。
ちなみに渡辺先生は84年4月生まれですから、年度で見ると広瀬先生の2年年上になります。
関西に目を向けるといわゆる関西の若手四天王の一角、村田四段が同学年ですね。
里見女流も含めて何かと話題の多い関西の若手に対して、刺激を与えるに余りある話題と
なりましたね。

今回の番勝負は前回の第5局と本局が千日手になると言う非常に激しく厳しいシリーズと
なりました。そしてその2局とも指し直し局を制した広瀬先生が最終的にタイトルを取った
のが印象的でした。

これで世代交代に拍車がかかるかと言うと、僕はそうは思いません。深浦先生も捲土重来を

しているでしょうし、もうすぐ開幕する王座戦では羽生王座への挑戦者は同世代の藤井九段
となりました。

思えば将棋の様な個人競技が世代で語られるのが間違っているのかもしれません。
年齢に関係なく強い棋士が勝つのでしょうし、その強豪の中に元気の良い若手が強烈に名乗り
をあげたと言う事でしょうか。


今後の活躍を期待します!









NHK杯 有吉九段 VS 高橋九段

2010年05月23日 21時36分08秒 | 将棋の話題
現役最年長棋士である有吉九段と、40代にしてA級順位戦復帰、さらに竜王戦1組在籍と
『中年の星』と呼ぶにふさわしい高橋九段の対局。

先に結果を書いてしまいますが、有吉先生の終盤の粘り及ばず高橋先生の勝利となりました。
それにしても今期のNHK杯としては最年長と2位の対局だそうで、非常に重厚な一局だった
かと思います。
(棋譜も読めない僕ですので将棋の内容はわかりませんが、何だか感動的でした)

有吉先生はすでに引退を表明しており、引退を宣言した時点で決まっていた対局を残すのみ
という状況です。その段階でNHK杯出場は決定していた訳ですが、しかし棋士人生最後に
近い対局にテレビ棋戦が来ると言うのも、棋士冥利に尽きるのではないかと思います。しかも
1日で三局という予選を勝ち抜いている訳ですから、執念に似たものを感じます。

感想戦での有吉先生の表情はさばさばとしており、むしろ高橋先生の方が神妙な表情だった
のが印象的でした(まあ、高橋先生はいつもあんな表情ですが・笑)

僕は有吉先生の全盛期を直接は存じませんが、長年関西のみならず棋界を支えてきたお一人
とのこと、立場は変われども今後のご活躍を期待したいところです。


ところでウィキペディアではこの一局にて引退とありましたが、連盟HPによると5月24日(月)
に棋王戦の予選が組まれている様です。
どちらが正しいのかな。