【注】
街道の名称は、筆者独自のものであり、一般的に使われている名称ではありません。
北國往還(中山道~北国街道(信越)~北陸道)
≪武蔵~上野~信濃~越後~越中~加賀≫
北國往還(中山道~三国街道~北陸道)
≪武蔵~上野~越後~越中~加賀≫
北國脇往還(中山道経由)
≪武蔵~上野~信濃~飛騨~越中~加賀≫
北國脇往還(甲州街道経由)
≪武蔵~相模(一部)~甲斐~信濃~飛騨~越中~加賀≫
さいたま市から一般道で金沢市へ向かうルートは、北アルプスを日本海回りで迂回するルートよりも松本から国道158号で横断するルートのほうが距離が短いことを以前の経験で把握している。そこで今回は埼玉県秩父市から長野県松本市までのルートを検討する。
ナビにより一般道利用で金沢まで検索すると国道299号が示されるが、季節(冬季)規制区間が含まれる。
規制区間(十石峠)の手前で迂回路を再検索することにして(ナビ機能で季節規制区間を考慮したルート検索もあるが)国道299号を佐久・小鹿野方面へ向かうことにする。
【一般国道299号】
起点:長野県茅野市
終点:埼玉県入間市
重複区間:国道152号、国道141号、国道462号、国道407号
別名(区間による):メルヘン街道、茅野道路、十石峠海道、あじさい街道、武州街道
秩父市「上野町」交差点から市内を抜け秩父郡小鹿野町に入る。
小鹿野町河原沢で埼玉・群馬県境の志賀坂峠の志賀坂トンネルに入る。
一般国道299号【志賀坂峠】

【志賀坂峠】
埼玉県西部にある峠。
埼玉県秩父郡小鹿野町と群馬県多野郡神流町との県境にあり、関東と信濃(しなの)とを結ぶ往還として、昔からよく利用されていた。
標高876メートル。1959年(昭和34)高度800メートルの所にトンネルが開通し、自動車によって越えられるようになった。
志賀坂トンネルを抜けるとそこは群馬県多野郡神流町神ケ原であり、志賀坂峠を越えるころには陽もすっかり落ちて、沿道に民家も無く寂しさと疲労感が襲ってくる。
神流町を抜け多野郡上野村の市街地に入るが、地方特有の夜が早く灯の光が乏しいことから休憩を予定していた道の駅を見落としてしまう。
国道299号【道の駅「上野」】
国土交通省関東地方整備局

上野村楢原の国道299号と県道45号(西上州やまびこ街道)との分岐点で「十石峠冬季閉鎖」の案内が有り、ためらうことなく県道45号で下仁田方面へ向かう。
一般国道299号【県道45号分岐】

【群馬県道45号下仁田上野線】
起点:甘楽郡下仁田町大字下仁田
終点:多野郡上野村大字楢原
県道45号の上野村と甘楽郡南牧村との境の塩之沢峠は「湯の沢トンネル」が整備されていることから快適に南牧村磐戸の県道93号分岐点まで進み、県道93号で臼田方面へ向かう。
群馬県道45号【県道93号合流】

今回の旅程中、県道93号が最も道路の幅員が狭く、最もカーブが厳しい道路であった。左カーブではヘッドライトの光が内側の路肩へ届かないことから、カーブをかなり大回りする運転となる。
さらに県道93号の県境(群馬県甘楽郡南牧村磐戸~長野県佐久市田口)の馬坂を過ぎる頃から路面は雪が凍りつき、スピードを抑えて走ることになる。田口峠を越えるとカーブは緩くなるものの路面凍結は激しくなる。
群馬県道・長野県道93号【馬坂】

【群馬県道・長野県道93号下仁田臼田線】ウィキペディア(フリー百科事典)より
起点:群馬県甘楽郡下仁田町大字下仁田
終点:長野県佐久市下小田切
下仁田町から群馬県道45号下仁田上野線と重複して甘楽郡南牧村の谷奥へ遡り、45号から分かれてからは南牧川の渓谷を遡上して、南牧村の谷間の小集落を結ぶ。更に支流の馬坂川沿いを遡って県境を越え、佐久市(旧臼田町)広川原の集落を経て田口峠への連続ヘアピンカーブを越え、佐久側では雨川の渓谷を下って臼田市街に至る。
主要地方道指定を受けてはいるが、山間部の極端な過疎地帯を越えて行く狭隘路線で大型車両は通過困難であり、荒船山を隔てて北方にある内山峠越えの国道254号のような拠点間交通路としては機能しない。
途中には極端なヘアピンカーブ・急勾配を擁し、すれ違い困難な1車線区間も多数存在、県境付近の狭岩峡は地形の険しさが著しい(佐久市側だけでも170以上ものカーブが存在する難関で、車道としての条件の厳しさでは、単に群馬-長野の県境越え区間だけでも184のカーブがある国道18号碓氷峠旧道をも桁違いにしのぐ)。
……………………………………………………
佐久市三分で県道93号は県道2号となり、佐久市下越で再び県道93号となる。
佐久市臼田「城山北」交差点から国道141号で上田方面へ向かう。
【一般国道141号】
起点:山梨県韮崎市
終点:長野県上田市
別名:佐久甲州街道
群馬県道・長野県道93号【一般国道141号合流】

佐久市内で「距離優先」、「一般優先」のナビ操作中に本来向かうべき国道142号との分岐点(佐久市跡部「跡部」交差点)を通り過ぎてしまう。
国道141号をそのまま進み、佐久市岩村田「浅間中学西」交差点から県道44号を経由して国道142号へと向かう。
一般国道141号【佐久平(県道44号分岐)】

【群馬県道・長野県道44号下仁田浅科線】
起点:甘楽郡下仁田町大字南野牧
終点:佐久市浅科
県道44号は、日本橋(東京都中央区)と大津宿(滋賀県大津市)とを結ぶ中山道の一部区間である。佐久市塚原で中山道から分岐し、佐久市蓬田「八幡宿」交差点付近から中山道に平行して進む。佐久市布施「百沢東」交差点で国道142号(「八幡西」交差点で中山道に合流済み)と合流する。
一般国道142号 長野県道44号

群馬県道・長野県道44号【一般国道142号合流】

【一般国道142号】
起点:長野県北佐久郡軽井沢町
終点:長野県諏訪郡下諏訪町
上田・佐久地域と諏訪地域を結ぶ主要道であり、北関東と東海・関西を結ぶ最短経路でもある。
佐久市布施「百沢東」交差点で国道142号は中山道から一旦分岐し、「布施温泉入口」で合流する。佐久市布施で中山道(県道151号)と分岐し、佐久市望月で中山道(県道148号)と交差する。
佐久市茂田井「茂田井」交差点から北佐久郡立科町茂田井に入り、立科町山部「芦田宿入口」で中山道(町道)と合流し、立科町芦田から小県郡長和町長久保に入る。長和町和田「青原」交差点で中山道と分岐し、長和町和田「学校下」交差点で中山道と合流して進むと新和田トンネル有料道路との分岐点を迎える。
ナビ捜査のミスは和田峠まで続き(「一般優先」を設定。)バイパス(新和田トンネル)を通らず圧雪&凍結のの旧道を走る結果となった。
一般国道142号【和田峠】

和田峠(20:40)

和田峠は江戸幕府により整備(徒歩道)された中山道の最大の難所とされいた。
大正時代になり自動車の通行を目的とした道路整備が行われ1933年に現在の和田峠トンネルが開通した。
開通後、現在に至るまで幅員は自動車1台分強と狭く、信号機を設置して交互通行するようにされている。
なお、1978年に代替路として江戸時代からの線形を大きく変えた新和田トンネル有料道路が開通したことにより、自動車交通の大半が新道に移っている。
長和町から和田峠トンネルを抜け諏訪郡下諏訪町に入る。
下諏訪町で新和田トンネル有料道路と合流し、下諏訪町町屋敷で中山道(国道142号旧道)と分岐する。
湖北トンネルを抜け岡谷市長地鎮「湖北トンネル南」交差点から国道20号(下諏訪岡谷バイパス)に入る。
【一般国道20号】
起点:日本橋(東京都)
終点:長野県塩尻市
別名:甲州街道、内堀通り、新宿通り、信州往還
「岡谷IC」交差点を過ぎ「バイパス入口」交差点で中山道(国道142号旧道)と合流して塩尻方面へ向かう。
一般国道142号【岡谷(国道20号合流)】

岡谷(21:00)

国道20号は、岡谷市を抜け塩尻峠を越えた塩尻市柿沢「柿沢」交差点で中山道と分岐する。
気がつくと国道20号の終点を過ぎ国道19号に入っている。
国道19号は、塩尻市広丘高出「高出」交差点で中山道と交差する。
※中山道は国道153号となり、「高出」交差点から国道19号(名古屋市方面)となる。
【一般国道19号】
起点:名古屋市
終点:長野市
別名:北国西街道、木曽路、中山道等
重複区間:国道15号、国道1号、国道16号、国道412号、国道139号、国道140号、国道52号
一般国道20号【塩尻(一般国道19号合流)】

北國路(EAST)

塩尻市広丘野村「金塚」交差点で国道19号から県道25号に入る。
県道25号で松本市、塩尻市、松本市、東筑摩郡山形村を抜け再び松本市に入って松本市波田「波田小学校前」交差点で国道158号に合流する。
【長野県道25号塩尻鍋割穂高線】
起点:長野県塩尻市広丘野村
終点:長野県安曇野市穂高北穂高
松本盆地西部を半円状に通過し、路線の一部が日本アルプスサラダ街道に指定されている。
【一般国道158号】
起点:福井県福井市
終点:長野県松本市
別名:美濃街道、越前街道、飛騨街道、白川街道、野麦街道
ここから先は以前金沢へ向かった国道41号までのルートと同様である。
国道158号(野麦街道)を松本市安曇「安曇支所前」交差点先の三本松トンネルを抜け稲核ダムの脇を進む。
道の駅「風穴の里」を過ぎて小雪なぎトンネル、ずみの窪トンネル、大白川トンネル、入山トンネルを抜けると松本市安曇奈川渡の県道26号分岐点を迎える。
野麦街道は、ここから県道26号奈川木祖線として分岐し、松本市安曇寄合渡から県道39号となって県境の野麦峠を越えて岐阜県高山市高根町に至る。
【長野県道26号奈川木祖線】
起点:長野県松本市奈川
終点:長野県木曽郡木祖村薮原
【長野県道・岐阜県道39号奈川野麦高根線】
起点:長野県松本市奈川
終点:岐阜県高山市高根町
古くから信濃と飛騨を結ぶ野麦街道の一部である。
【野麦峠】
明治~大正時代、岡谷、諏訪の製糸工場へ糸ひき稼ぎに行った飛騨の若い娘達が吹雪の中を命がけで通った野麦街道の難所である。
県道26号との分岐点は、奈川渡ダム(梓湖)でもある。
一般国道158号【奈川渡ダム】

奈川渡ダム(22:10)

【奈川渡ダム】ウィキペディア(フリー百科事典)より
奈川渡ダム(ながわどダム)は、長野県松本市、信濃川水系犀川の上流部・梓川に建設されたダム。高さ155メートルのアーチ式コンクリートダムで、東京電力による大規模な水力発電所開発に伴い下流の水殿(みどの)ダム・稲核(いねこき)ダムとともに完成。
これらは総称して安曇3ダム、もしくは梓川3ダムと呼ばれる。ダム湖(人造湖)の名は梓湖(あずさこ)という。
……………………………………………………
国道158号を奈川渡トンネル、水道沢トンネル、親子滝トンネル、前川渡トンネルを抜けて進み、松本市安曇「前川渡」交差点で県道84号との分岐点を迎える。
一般国道158号【長野県道84号分岐】

県道84号分岐(22:20)

県道84号分岐(22:20)

【長野県道84号乗鞍岳線】ウィキペディア(フリー百科事典)より
起点:長野県松本市安曇
終点:岐阜県高山市丹生川町岩井谷
長野県松本市安曇の前川渡を起点として、岐阜県高山市丹生川町岩井谷の乗鞍岳(実際には畳平付近、標高約2710m地点)まで至る主要地方道である。乗鞍高原よりも高標高側では特に「乗鞍エコーライン」とも呼ばれる。
……………………………………………………
国道158号を木賊トンネル、山吹トンネル、清水トンネル等大小のトンネルを抜け県道24号(「上高地 釜トンネル」上高地マイカー通行止)との分岐点のヘアピンカーブを過ぎて「中ノ湯IC」から安房峠道路に入る。
安房峠道路

安房峠(22:35)

安房峠(22:40)

【安房峠道路】ウィキペディア(フリー百科事典)より
起点:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
終点:長野県松本市安曇中ノ湯
全長:5.6km
規格:第1種第3級
設計速度:80km/h
車線:暫定2車線
北アルプスを越えて岐阜県と長野県を結ぶ道路が少なく、国道158号現道の安房峠は大型車のすれ違いが困難なため、安房峠道路の開通以前の現道は観光客の多い時期には通過に5時間以上(長い時には8時間)かかることもあったほか、冬季は積雪により通行できなかった。その安房峠越えをわずか5分に短縮させた。
1998年2月の長野オリンピックに間に合わせるべく急ピッチで工事が進められ、1997年12月に開通。これにより、岐阜県飛騨地方と長野県の間が年間を通して行き来できるようになった。
……………………………………………………
安房峠道路を岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯「平湯IC」で出る。
平湯は、上高地や乗鞍高原、飛騨高山といった観光地に程近い場所である。
国道158号「平湯IC口」交差点から国道471号で富山方面へ向かう。
平湯(22:45)

平湯(22:45)

【一般国道471号】
起点:石川県羽咋市
終点:岐阜県高山市
重複区間:国道249号、国道156号、国道472号、国道360号、国道41号
国道471号は、平湯温泉、新平湯温泉を経て高山市奥飛騨温泉郷栃尾「栃尾」交差点で県道475号との分岐点を迎える。
国道471号(22:50)

一般国道471号【栃尾】

栃尾(23:00)

【岐阜県道475号槍ヶ岳公園線】
起点:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂(新穂高ロープウェイの新穂高温泉駅から南に300mほど離れたところ)
終点:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾(国道471号交点)
沿線に奥飛騨温泉郷の新穂高温泉、栃尾温泉などのホテルや旅館が多数ある。
国道471号を高山市上宝町から飛騨市神岡町に進む。飛騨市神岡町船津「船津北」交差点で重複区間の国道41号(越中東街道)に合流して富山方面へと向かう。
一般国道471号【国道41号合流】

一般国道41号【神通川】

【一般国道41号】
起点:愛知県名古屋市東区
終点:富山県富山市
別名:空港線(名古屋市)
益田街道、白川街道(下呂市)
飛騨街道、越中東街道、ノーベル街道(高山市、飛騨市、富山市)
城址大通り、ぶり街道、鰤街道、ぶり出世街道(富山市)
国道41号を飛騨市神岡町谷から富山県富山市蟹寺に入り、富山市西笹津から県道25号で八尾方面へ向かう。
前回は国道41号をそのまま北上し、富山ICから北陸自動車道を利用した。
一般国道41号【富山県道25号分岐】

【富山県道25号砺波細入線】
起点:富山県砺波市五郎丸1073番1
終点:富山県富山市大字西笹津字前田254
県道25号を富山市八尾町石戸「石戸」交差点まで進みそこから国道472号に入る。
富山県道25号【一般国道472号合流】

【一般国道472号】
起点:富山県射水市
終点:岐阜県郡上市
国道472号を富山市婦中町千里「千里」交差点まで進みそこから県道220号へ入る。
【富山県道220号下瀬小倉線】
起点:富山県富山市婦中町下瀬
終点:富山県富山市婦中町小倉
県道220号を富山市婦中町下瀬「下瀬」交差点まで進みそこから県道59号へ入り、富山市婦中町吉住「外輪野」交差点から国道359号に入る。
【国道472号分岐~国道359号合流】

国道359号で富山市婦中町鶚谷から砺波市正権寺に入る。
過去度々昼食に利用した「もりもりハウス」が現れる。
2009年01月06日 撮影



一般国道359号【改良工事】

国道359号を砺波市となみ町「花園町」交差点まで進みそこから国道156号へ入る。
国道156号を砺波市豊町「太郎丸」交差点まで進みそこから再び国道359号へ入る。
国道359号で砺波市岩武新「岩武新」交差点を過ぎて小矢部市清沢に入り、小矢部市内山から石川県金沢市滝下町ロへ入る。
金沢市宮野町「宮野町」交差点から国道304号に入り金沢市河原市町「金沢森本IC入口」交差点に至った。
北國路(WEST)

秩父(小鹿野)[17:30]~塩尻[21:20]
169Km/03時間50分=44.1Km/h
塩尻[21:30]~金沢[01:10]
180Km/03時間40分=49.1Km/h
街道の名称は、筆者独自のものであり、一般的に使われている名称ではありません。
北國往還(中山道~北国街道(信越)~北陸道)
≪武蔵~上野~信濃~越後~越中~加賀≫
北國往還(中山道~三国街道~北陸道)
≪武蔵~上野~越後~越中~加賀≫
北國脇往還(中山道経由)
≪武蔵~上野~信濃~飛騨~越中~加賀≫
北國脇往還(甲州街道経由)
≪武蔵~相模(一部)~甲斐~信濃~飛騨~越中~加賀≫
さいたま市から一般道で金沢市へ向かうルートは、北アルプスを日本海回りで迂回するルートよりも松本から国道158号で横断するルートのほうが距離が短いことを以前の経験で把握している。そこで今回は埼玉県秩父市から長野県松本市までのルートを検討する。
ナビにより一般道利用で金沢まで検索すると国道299号が示されるが、季節(冬季)規制区間が含まれる。
規制区間(十石峠)の手前で迂回路を再検索することにして(ナビ機能で季節規制区間を考慮したルート検索もあるが)国道299号を佐久・小鹿野方面へ向かうことにする。
【一般国道299号】
起点:長野県茅野市
終点:埼玉県入間市
重複区間:国道152号、国道141号、国道462号、国道407号
別名(区間による):メルヘン街道、茅野道路、十石峠海道、あじさい街道、武州街道
秩父市「上野町」交差点から市内を抜け秩父郡小鹿野町に入る。
小鹿野町河原沢で埼玉・群馬県境の志賀坂峠の志賀坂トンネルに入る。
一般国道299号【志賀坂峠】

【志賀坂峠】
埼玉県西部にある峠。
埼玉県秩父郡小鹿野町と群馬県多野郡神流町との県境にあり、関東と信濃(しなの)とを結ぶ往還として、昔からよく利用されていた。
標高876メートル。1959年(昭和34)高度800メートルの所にトンネルが開通し、自動車によって越えられるようになった。
志賀坂トンネルを抜けるとそこは群馬県多野郡神流町神ケ原であり、志賀坂峠を越えるころには陽もすっかり落ちて、沿道に民家も無く寂しさと疲労感が襲ってくる。
神流町を抜け多野郡上野村の市街地に入るが、地方特有の夜が早く灯の光が乏しいことから休憩を予定していた道の駅を見落としてしまう。
国道299号【道の駅「上野」】
国土交通省関東地方整備局

上野村楢原の国道299号と県道45号(西上州やまびこ街道)との分岐点で「十石峠冬季閉鎖」の案内が有り、ためらうことなく県道45号で下仁田方面へ向かう。
一般国道299号【県道45号分岐】

【群馬県道45号下仁田上野線】
起点:甘楽郡下仁田町大字下仁田
終点:多野郡上野村大字楢原
県道45号の上野村と甘楽郡南牧村との境の塩之沢峠は「湯の沢トンネル」が整備されていることから快適に南牧村磐戸の県道93号分岐点まで進み、県道93号で臼田方面へ向かう。
群馬県道45号【県道93号合流】

今回の旅程中、県道93号が最も道路の幅員が狭く、最もカーブが厳しい道路であった。左カーブではヘッドライトの光が内側の路肩へ届かないことから、カーブをかなり大回りする運転となる。
さらに県道93号の県境(群馬県甘楽郡南牧村磐戸~長野県佐久市田口)の馬坂を過ぎる頃から路面は雪が凍りつき、スピードを抑えて走ることになる。田口峠を越えるとカーブは緩くなるものの路面凍結は激しくなる。
群馬県道・長野県道93号【馬坂】

【群馬県道・長野県道93号下仁田臼田線】ウィキペディア(フリー百科事典)より
起点:群馬県甘楽郡下仁田町大字下仁田
終点:長野県佐久市下小田切
下仁田町から群馬県道45号下仁田上野線と重複して甘楽郡南牧村の谷奥へ遡り、45号から分かれてからは南牧川の渓谷を遡上して、南牧村の谷間の小集落を結ぶ。更に支流の馬坂川沿いを遡って県境を越え、佐久市(旧臼田町)広川原の集落を経て田口峠への連続ヘアピンカーブを越え、佐久側では雨川の渓谷を下って臼田市街に至る。
主要地方道指定を受けてはいるが、山間部の極端な過疎地帯を越えて行く狭隘路線で大型車両は通過困難であり、荒船山を隔てて北方にある内山峠越えの国道254号のような拠点間交通路としては機能しない。
途中には極端なヘアピンカーブ・急勾配を擁し、すれ違い困難な1車線区間も多数存在、県境付近の狭岩峡は地形の険しさが著しい(佐久市側だけでも170以上ものカーブが存在する難関で、車道としての条件の厳しさでは、単に群馬-長野の県境越え区間だけでも184のカーブがある国道18号碓氷峠旧道をも桁違いにしのぐ)。
……………………………………………………
佐久市三分で県道93号は県道2号となり、佐久市下越で再び県道93号となる。
佐久市臼田「城山北」交差点から国道141号で上田方面へ向かう。
【一般国道141号】
起点:山梨県韮崎市
終点:長野県上田市
別名:佐久甲州街道
群馬県道・長野県道93号【一般国道141号合流】

佐久市内で「距離優先」、「一般優先」のナビ操作中に本来向かうべき国道142号との分岐点(佐久市跡部「跡部」交差点)を通り過ぎてしまう。
国道141号をそのまま進み、佐久市岩村田「浅間中学西」交差点から県道44号を経由して国道142号へと向かう。
一般国道141号【佐久平(県道44号分岐)】

【群馬県道・長野県道44号下仁田浅科線】
起点:甘楽郡下仁田町大字南野牧
終点:佐久市浅科
県道44号は、日本橋(東京都中央区)と大津宿(滋賀県大津市)とを結ぶ中山道の一部区間である。佐久市塚原で中山道から分岐し、佐久市蓬田「八幡宿」交差点付近から中山道に平行して進む。佐久市布施「百沢東」交差点で国道142号(「八幡西」交差点で中山道に合流済み)と合流する。
一般国道142号 長野県道44号

群馬県道・長野県道44号【一般国道142号合流】

【一般国道142号】
起点:長野県北佐久郡軽井沢町
終点:長野県諏訪郡下諏訪町
上田・佐久地域と諏訪地域を結ぶ主要道であり、北関東と東海・関西を結ぶ最短経路でもある。
佐久市布施「百沢東」交差点で国道142号は中山道から一旦分岐し、「布施温泉入口」で合流する。佐久市布施で中山道(県道151号)と分岐し、佐久市望月で中山道(県道148号)と交差する。
佐久市茂田井「茂田井」交差点から北佐久郡立科町茂田井に入り、立科町山部「芦田宿入口」で中山道(町道)と合流し、立科町芦田から小県郡長和町長久保に入る。長和町和田「青原」交差点で中山道と分岐し、長和町和田「学校下」交差点で中山道と合流して進むと新和田トンネル有料道路との分岐点を迎える。
ナビ捜査のミスは和田峠まで続き(「一般優先」を設定。)バイパス(新和田トンネル)を通らず圧雪&凍結のの旧道を走る結果となった。
一般国道142号【和田峠】

和田峠(20:40)

和田峠は江戸幕府により整備(徒歩道)された中山道の最大の難所とされいた。
大正時代になり自動車の通行を目的とした道路整備が行われ1933年に現在の和田峠トンネルが開通した。
開通後、現在に至るまで幅員は自動車1台分強と狭く、信号機を設置して交互通行するようにされている。
なお、1978年に代替路として江戸時代からの線形を大きく変えた新和田トンネル有料道路が開通したことにより、自動車交通の大半が新道に移っている。
長和町から和田峠トンネルを抜け諏訪郡下諏訪町に入る。
下諏訪町で新和田トンネル有料道路と合流し、下諏訪町町屋敷で中山道(国道142号旧道)と分岐する。
湖北トンネルを抜け岡谷市長地鎮「湖北トンネル南」交差点から国道20号(下諏訪岡谷バイパス)に入る。
【一般国道20号】
起点:日本橋(東京都)
終点:長野県塩尻市
別名:甲州街道、内堀通り、新宿通り、信州往還
「岡谷IC」交差点を過ぎ「バイパス入口」交差点で中山道(国道142号旧道)と合流して塩尻方面へ向かう。
一般国道142号【岡谷(国道20号合流)】

岡谷(21:00)

国道20号は、岡谷市を抜け塩尻峠を越えた塩尻市柿沢「柿沢」交差点で中山道と分岐する。
気がつくと国道20号の終点を過ぎ国道19号に入っている。
国道19号は、塩尻市広丘高出「高出」交差点で中山道と交差する。
※中山道は国道153号となり、「高出」交差点から国道19号(名古屋市方面)となる。
【一般国道19号】
起点:名古屋市
終点:長野市
別名:北国西街道、木曽路、中山道等
重複区間:国道15号、国道1号、国道16号、国道412号、国道139号、国道140号、国道52号
一般国道20号【塩尻(一般国道19号合流)】

北國路(EAST)

塩尻市広丘野村「金塚」交差点で国道19号から県道25号に入る。
県道25号で松本市、塩尻市、松本市、東筑摩郡山形村を抜け再び松本市に入って松本市波田「波田小学校前」交差点で国道158号に合流する。
【長野県道25号塩尻鍋割穂高線】
起点:長野県塩尻市広丘野村
終点:長野県安曇野市穂高北穂高
松本盆地西部を半円状に通過し、路線の一部が日本アルプスサラダ街道に指定されている。
【一般国道158号】
起点:福井県福井市
終点:長野県松本市
別名:美濃街道、越前街道、飛騨街道、白川街道、野麦街道
ここから先は以前金沢へ向かった国道41号までのルートと同様である。
国道158号(野麦街道)を松本市安曇「安曇支所前」交差点先の三本松トンネルを抜け稲核ダムの脇を進む。
道の駅「風穴の里」を過ぎて小雪なぎトンネル、ずみの窪トンネル、大白川トンネル、入山トンネルを抜けると松本市安曇奈川渡の県道26号分岐点を迎える。
野麦街道は、ここから県道26号奈川木祖線として分岐し、松本市安曇寄合渡から県道39号となって県境の野麦峠を越えて岐阜県高山市高根町に至る。
【長野県道26号奈川木祖線】
起点:長野県松本市奈川
終点:長野県木曽郡木祖村薮原
【長野県道・岐阜県道39号奈川野麦高根線】
起点:長野県松本市奈川
終点:岐阜県高山市高根町
古くから信濃と飛騨を結ぶ野麦街道の一部である。
【野麦峠】
明治~大正時代、岡谷、諏訪の製糸工場へ糸ひき稼ぎに行った飛騨の若い娘達が吹雪の中を命がけで通った野麦街道の難所である。
県道26号との分岐点は、奈川渡ダム(梓湖)でもある。
一般国道158号【奈川渡ダム】

奈川渡ダム(22:10)

【奈川渡ダム】ウィキペディア(フリー百科事典)より
奈川渡ダム(ながわどダム)は、長野県松本市、信濃川水系犀川の上流部・梓川に建設されたダム。高さ155メートルのアーチ式コンクリートダムで、東京電力による大規模な水力発電所開発に伴い下流の水殿(みどの)ダム・稲核(いねこき)ダムとともに完成。
これらは総称して安曇3ダム、もしくは梓川3ダムと呼ばれる。ダム湖(人造湖)の名は梓湖(あずさこ)という。
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国道158号を奈川渡トンネル、水道沢トンネル、親子滝トンネル、前川渡トンネルを抜けて進み、松本市安曇「前川渡」交差点で県道84号との分岐点を迎える。
一般国道158号【長野県道84号分岐】

県道84号分岐(22:20)

県道84号分岐(22:20)

【長野県道84号乗鞍岳線】ウィキペディア(フリー百科事典)より
起点:長野県松本市安曇
終点:岐阜県高山市丹生川町岩井谷
長野県松本市安曇の前川渡を起点として、岐阜県高山市丹生川町岩井谷の乗鞍岳(実際には畳平付近、標高約2710m地点)まで至る主要地方道である。乗鞍高原よりも高標高側では特に「乗鞍エコーライン」とも呼ばれる。
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国道158号を木賊トンネル、山吹トンネル、清水トンネル等大小のトンネルを抜け県道24号(「上高地 釜トンネル」上高地マイカー通行止)との分岐点のヘアピンカーブを過ぎて「中ノ湯IC」から安房峠道路に入る。
安房峠道路

安房峠(22:35)

安房峠(22:40)

【安房峠道路】ウィキペディア(フリー百科事典)より
起点:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
終点:長野県松本市安曇中ノ湯
全長:5.6km
規格:第1種第3級
設計速度:80km/h
車線:暫定2車線
北アルプスを越えて岐阜県と長野県を結ぶ道路が少なく、国道158号現道の安房峠は大型車のすれ違いが困難なため、安房峠道路の開通以前の現道は観光客の多い時期には通過に5時間以上(長い時には8時間)かかることもあったほか、冬季は積雪により通行できなかった。その安房峠越えをわずか5分に短縮させた。
1998年2月の長野オリンピックに間に合わせるべく急ピッチで工事が進められ、1997年12月に開通。これにより、岐阜県飛騨地方と長野県の間が年間を通して行き来できるようになった。
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安房峠道路を岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯「平湯IC」で出る。
平湯は、上高地や乗鞍高原、飛騨高山といった観光地に程近い場所である。
国道158号「平湯IC口」交差点から国道471号で富山方面へ向かう。
平湯(22:45)

平湯(22:45)

【一般国道471号】
起点:石川県羽咋市
終点:岐阜県高山市
重複区間:国道249号、国道156号、国道472号、国道360号、国道41号
国道471号は、平湯温泉、新平湯温泉を経て高山市奥飛騨温泉郷栃尾「栃尾」交差点で県道475号との分岐点を迎える。
国道471号(22:50)

一般国道471号【栃尾】

栃尾(23:00)

【岐阜県道475号槍ヶ岳公園線】
起点:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂(新穂高ロープウェイの新穂高温泉駅から南に300mほど離れたところ)
終点:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷栃尾(国道471号交点)
沿線に奥飛騨温泉郷の新穂高温泉、栃尾温泉などのホテルや旅館が多数ある。
国道471号を高山市上宝町から飛騨市神岡町に進む。飛騨市神岡町船津「船津北」交差点で重複区間の国道41号(越中東街道)に合流して富山方面へと向かう。
一般国道471号【国道41号合流】

一般国道41号【神通川】

【一般国道41号】
起点:愛知県名古屋市東区
終点:富山県富山市
別名:空港線(名古屋市)
益田街道、白川街道(下呂市)
飛騨街道、越中東街道、ノーベル街道(高山市、飛騨市、富山市)
城址大通り、ぶり街道、鰤街道、ぶり出世街道(富山市)
国道41号を飛騨市神岡町谷から富山県富山市蟹寺に入り、富山市西笹津から県道25号で八尾方面へ向かう。
前回は国道41号をそのまま北上し、富山ICから北陸自動車道を利用した。
一般国道41号【富山県道25号分岐】

【富山県道25号砺波細入線】
起点:富山県砺波市五郎丸1073番1
終点:富山県富山市大字西笹津字前田254
県道25号を富山市八尾町石戸「石戸」交差点まで進みそこから国道472号に入る。
富山県道25号【一般国道472号合流】

【一般国道472号】
起点:富山県射水市
終点:岐阜県郡上市
国道472号を富山市婦中町千里「千里」交差点まで進みそこから県道220号へ入る。
【富山県道220号下瀬小倉線】
起点:富山県富山市婦中町下瀬
終点:富山県富山市婦中町小倉
県道220号を富山市婦中町下瀬「下瀬」交差点まで進みそこから県道59号へ入り、富山市婦中町吉住「外輪野」交差点から国道359号に入る。
【国道472号分岐~国道359号合流】

国道359号で富山市婦中町鶚谷から砺波市正権寺に入る。
過去度々昼食に利用した「もりもりハウス」が現れる。
2009年01月06日 撮影



一般国道359号【改良工事】

国道359号を砺波市となみ町「花園町」交差点まで進みそこから国道156号へ入る。
国道156号を砺波市豊町「太郎丸」交差点まで進みそこから再び国道359号へ入る。
国道359号で砺波市岩武新「岩武新」交差点を過ぎて小矢部市清沢に入り、小矢部市内山から石川県金沢市滝下町ロへ入る。
金沢市宮野町「宮野町」交差点から国道304号に入り金沢市河原市町「金沢森本IC入口」交差点に至った。
北國路(WEST)

秩父(小鹿野)[17:30]~塩尻[21:20]
169Km/03時間50分=44.1Km/h
塩尻[21:30]~金沢[01:10]
180Km/03時間40分=49.1Km/h
10日の告別式は妻だけの出席でしたが、未明からの雷と降雪のため、6時から6時30分までの除雪後、降雪による渋滞を危惧して親戚が妻を迎えにくる予定でしたが豊平区月寒の親戚の家まで妻を送り届けその後出社しました。