魚鳥木、申すか?申さぬか?

ぎょ・ちょう・もく、申すか?申さぬか?
申す!申す! 魚⇒ニシキゴイ。鳥⇒ニホンキジ。木⇒制定無し、花は桜と菊

『オメラスから歩み去る人々』 アーシュラ・K・ル・グィン

2017年07月03日 | 読んだ本
日本が豊かである為に、顔も知らない誰かが貧しさに耐えている。
日本人が当たり前の様に手に入れている食料、資源、薬品、教育。
そういったものは、全ての国の人々が同じ様に手に出来るモノではない。

そして自分はオメラスの人々がそうであるように、
その誰かの犠牲がある事を知っている。

その犠牲が自分にとって必要な犠牲である事に気付いている。
 
だからといって、自分がそれを知っているからといって、
自分はこの暮らしを捨てる事が出来るのか?

出来はしないだろう、、、、、、、。

そしてこの街を去る事が出来ない自分は、
その不実を、いつか埋め合わせる事が出来るのだろうか?

許しを請う祈りではなく、
感謝の祈りを捧げながら、出来る事するしかないかも


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アーシュラ・K・ル・グィン (著),丹治陽子 (イラスト),小尾芙佐 (翻訳),浅倉久志 (翻訳),
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