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ホイッスルバード あいざわぶん

社会のあらゆる事象にホイッスルを吹く

小旅島旅独り旅「周防大島」編 最終回

2015-03-22 20:20:00 | ノンジャンル
従業員の質の悪さには閉口したが、
温泉質には満足した竜ヶ崎温泉を
出発したのは午後4時30分頃。
とことこ走りで伊保田港に向かう。
途中で何度も振り向いては夕日を
眺める。
海と太陽の相性は朝も夕べもいい。




・・・あぁ、腹減ったな・・・

「たちばな」のラーメン量は少なく、
小腹が空いたと感じたのが5時を
過ぎた頃からだった。
大きいとは言え何せ島なので店は
少ない。
Aコープで買えばいいのに、次の
店で買えばいいと我慢した。
後で困ることになるとは、その時は
考えもしなかった。

島に上陸した伊保田港に到着した
のが午後6時前。
港の周りをバイクでぐるぐる走った
が、一軒も店がない。嗚呼。
空腹を忘れるために、娘とメールの
やり取りをした。
短歌話をすると私は真面目人間に
なるので、空腹を忘れて救われた。

辺りは真っ暗になり、いよいよ船が
入港してきた。定刻19時10分だ。
あと少なくとも80分以上は食事に
ありつけないが、忍の一字だ。
自販機のコーラで空腹を騙そうと。
したが、腹は騙されなかった(苦笑)。



松山・三津浜港→周防大島伊保田港
→柳井港の船は「防予フェリー」。
通称オレンジラインと呼ばれている。



松山・三津浜港→周防大島伊保田港
の往復代金はバイク込みで7040円。
(割引料金込み)

小旅島旅独り旅「周防大島」編パート5

2015-03-22 20:18:00 | ノンジャンル
柳井市の観光を終えて、再び周防大島に
戻った私は今度は島の南側を走った。

周防大島は東西に長い島で、一周すると
約180キロと地図に書いてある。
往きも還りも周防大島の東の端に位置する
伊保田港から乗船するので伊保田→柳井
→伊保田だけで180キロぐらい走ることに
なる。

原付バイクで180キロ走るのは疲れる。
疲れたら風呂に入るのが一番じゃないの。
ということで島の南側、島の東西の半分の
所に位置する竜ヶ崎温泉に行くことにした。
実は島で観光地図を見るまで、温泉がある
とは知らなかった。
竜ヶ崎温泉から伊保田港までは、ゆっくり
走っても1時間程度である。
フェリーの出航時間は19時10分だから、
仮眠も取れると判断して行くことにしたのだ。

海岸に面して建つ竜ヶ崎温泉は立派な造り
で、築年数も古くない。
歩くプールも備えて近代的な施設である。
でもなぁ、入浴だけで720円は安くない。
しかもフロントの男女二人は、駄目な社員の
見本のような接客である。
おばちゃんフロントは説明不足で、初めての
お客はまごつくだろう。
おまけに、「あら、言わなきゃ解らないよね」と
のたまった(苦笑)。
中年男のフロントは「ぁり・・・た」と礼を言った。
こういう人らを都会肌の人は「かっぺ」と呼ぶ。
かっぺの癖に720円も取るんだ。
しかも、玄関を入らないと入浴料が分らない
ようになっているんだ。
かっぺの癖に、やることは都会人並に汚い。

温泉質は褒めたいが、杜撰な経営には賛成
できないので、ぼろ糞に貶して終わりとする。
写真を撮る気も起きなかった。

竜ヶ崎温泉には、二度と行かないぞ~!

次回は「周防大島」編の最終回。

小旅島旅独り旅「周防大島」編パート4

2015-03-22 20:02:00 | ノンジャンル
小旅島旅独り旅 「周防大島」編のパート4は、
柳井市甘露醤油の話。

昔々、お殿様に醤油を献上したところ「これは
美味い。甘露じゃ甘露」とおっしゃったそうな。
それ以来、柳井の醤油は「甘露醤油」である。

日頃はキッコーマン社の醤油を使用している。
高くもなく、安くもない商品だろうなぁ。
それでも何故か味噌と醤油には興味がある。
千葉に旅した時には、野田と銚子の醤油製造
会社で工場見学したぐらいだもの(笑)。
東西の醤油の違いに興味があって当然でしょ。

300ml入り(690円)を選んで購入。
ご立派な包装ですこと。
そしたら店の店員さんは、更に立派な紙袋に
入れようとしたので丁重にお断りした。
三越の紙バッグを喜々として持ち歩く女性とは
精神の在り方が違うのだから勘弁してほしい。
紙バッグを断る客が少ないのか、怪訝な声で、
「あっ、そうですか」と言われた。
・・・はい、かしこまりました、だろうが・・・
醤油の包装を立派にしても、店員の言葉遣い
が粗野では、商品が泣くのではないかしら。



さて、この甘露醤油。
自宅に戻り、今朝の御飯で早速使ってみた。
焼き鮭・卵焼き・春菊のお浸しに掛けてみる。
すると、なるほど。長期間寝かせた醤油だけ
あって、少しとろみがあるのが解った。
・・・これはもしかしたら、至福の味かも・・・
「あれっ、わからん」



1000mlで400円程度のキッコーマン醤油。
300mlで690円の甘露醤油。
一口でその美味さが判るだろう、と想っていた
のだが、食事を終えても判らなかった(笑)。

敢えて私は、醤油だけを舐め比べすることは
していない。
今夜の食事で判断するつもりなのだ。
ただいま午前11時。
今宵の食事は醤油の味がより判る物にしよう。
醤油が絶対に必要な刺身が頭に浮かぶ。

では夕御飯後に続きを書くことにする。

ほい、夕食を食べ終えた。
今宵のメニューは・・・。

烏賊の刺身
白菜の浅漬け
関係ないけど、作り置きの肉じゃが

刺身と白菜に醤油を使うが、キッコーマン
の濃い口も用意して味比べじゃ!



先ずは醤油だけの舐め比べ。
およよっ!甘露醤油は確かに味わい深く、
ほんのりと上品な甘さがある。
比べてキッコーマンは後から試したせいか、
より薄く感ぜられてしまった。

では、刺身醤油としてはどうなのか。
残念ながら甘露醤油は刺身には合わない。
万能性があるキッコーマン濃い口に軍配。
更に言えば、刺身醤油が一番いいな。

白菜の浅漬けに垂らしての味は、旨味が
増して納得。

結果として、甘露醤油は掛ける相手を選ぶ
個性派なので万能性を求めるのは酷。
値段がね、決して安くはないよね。

次回は周防大島の温泉の巻

小旅島旅独り旅「周防大島」編パート3

2015-03-22 09:50:00 | ノンジャンル
今回は「白壁の町・柳井市編」。

なぬっ、白壁の町だって。
また、ちょろっと商家があるだけなんだろな。
意地悪な私はそう想うのだが、周防大島から
渡る橋からの眺めも観たいし、時間の余裕も
あるのだから、騙されたつもりで柳井市へ。

町の中を川が流れていて、北側が遠い昔は
商家の居住区なのだな、と地図を見て解る。
想像通り、短い区間にちょろっと白壁の街は
ありました(笑)。
想像通りですから、腹、立ちません。
どこだって、そうだったもの。

つらつら歩いて一軒の店に入ると、外人さん
を交えて「扇遊び」をしている。
開いた扇を飛ばし、的に当てる遊戯らしい。
今日は何かお祭りみたいな日のようで、歩く
女性に和服が多い。
美しいねと思っても、この頃はカメラを向ける
のが難しくなった世の中なので、この場なら
許されると思って撮影した。





路地は、どの街で見てもぞくぞくする。
足元の側溝を見ると石で固められた造りで、
川の方へ下っているのが解る。
元商家街の至るところに「蟹も渡りますから
足元に注意して下さい」の看板が立つ。
なるほど、瀬戸内海に面した街では、産卵の
ために海や川に移動する蟹(赤手蟹)が生息
しているのだろう。
産卵日は決まっていて、八月の満月の夜だ。

側溝の先は川である。
川の岸には雁木がある。
以前にも二度紹介したけど、ガンキとは船に
積んだ荷を下ろすための階段のことで、潮の
満ち加減に対応できるように段差をつけたの
である。







白壁の町のすぐ隣に柳井市立図書館がある。
単にトイレを拝借するため、玄関の自動ドアを
通ったら、女子高校生三名から「こんにちは」
の明るい挨拶を頂戴し、仰天した。
なんの躊躇いもなく、実に自然な挨拶に仰天
したのである。
勿論、挨拶上手な私も返したが、完敗の感は
否めない。
それほど彼女らの挨拶は見事だったのだ。
三名はそれぞれ楽器を抱いていた。
ヴァイオリン二台とコントラバス一台である。
トイレが彼女らが進む方向にあるので、後ろを
付いて行く格好になったのだが、階段を昇る
一人が大きなコントラバスを壁にゴンとぶつけ、
アッと声にしたのを耳にしながら階段下の脇に
あるトイレに私は入った。
・・・なんと美しい人たちであろうか・・・
放尿しながら、挨拶を思い出してジンときた。
玄関には図書館のホールで明日(3月22日)
コンサートがあることをポスターで知った。
山口県立柳井高校・弦楽部の生徒たちが行う
コンサートで、今日が最後の練習なのだろう。
写真右でコントラバスを抱えている生徒さんが
ゴンとしてアッと声にした人である。
柳井市の皆さん。
彼女らの挨拶が柳井市の美しさの代表ですよ。
柳井市まで足を延ばして、本当に良かった!
ただいま22日の午前9時半である。
今から行われるコンサートの成功を、松山にて
静かに祈るオジサンなのである。

今回はこれで終了。
パート3は「柳井市 甘露醤油」の巻。



小旅島旅独り旅「周防大島編」パート2

2015-03-22 08:17:00 | ノンジャンル
小旅島旅独り旅「周防大島編」のパート2は、
「今もそうなのか!山口県の変な事」。

かつて、山口県を通り過ぎて他の県に移動
したことはない。
通れば必ず土地に降り、萩市・下関市などを
観たものだ。
今回訪れた周防大島も山口県である。
最後に山口県を訪れてから既に二十年以上
経ったのだが、何故かあの「変な事」は、今も
同じで、やっぱり「変だな」と思ったのである。

先ずは写真を御覧いただく。
遠くに見える橋は、周防大島と山口県本土を
繋ぐ約1000mの橋(通行無料)である。
これからこの橋を渡って対岸の柳井市に行く
のだが、一服ついでに撮影したのである。
さて皆さん、見て何か違和感ありませんか。

実はこの写真、わざわざ撮り直したのである。
望遠にして橋が解るように撮ったのに、アッと
思い、わざわざ引いて撮影した一枚なのだ。

ガードレールを写す為に・・・ね。

これが山口県の特徴で、昔々と変わりなし。
「ガードレールは白」に慣れている他県民は、
運転している間はずっと気になる。
個人的に黄色のガードレールには反対だ。
黄色に如何なる理由があろうとも、美意識の
欠片も感ぜられない色感に反対なのだ。

今回は、これにて終了。
次回パート3は「白壁の町・柳井市編」。