ホイッスルバード あいざわぶん

原付が行く! うどん旅 パート2

原付が行く! うどん旅 パート2

午前八時過ぎに松山の自宅を出発。
自宅前の県道40号線を南下すれば、自然に国道11号線に
たどり着くので、あとは11号線を何処までも進むのみ。

途中で二度の煙草タイムを取り、約三時間で香川県との県境に
到着した(写真1)。
県境を越えた途端、左側には道の駅があり、右側には
「鳥越製麺所」という名のうどん店がある。
恐るべきうどん王国!

時間は午前十一時半だが、既に鳥越製麺所からはみ出した客が
十人ほど順番を待っている。
しかし前日の調べによると、あまり評判の高い店ではない。
気持ちと腹に余裕があったら、三軒目として寄ろうじゃないか。
左手には瀬戸内海が広がり、絶好のロケーション。潮の香りが
鼻を突くと、自然に食欲が湧いてきたではないか。
先ずは「上戸うどん」を目指そう。

1キロも進まない内に右側に「武蔵」が見えてきた(写真2)。
車が五十台ぐらい停められる駐車場があり、店舗も大きい。
武蔵は後回しにして、計画通り「上戸うどん」を目指す。

上戸うどん店は、武蔵を過ぎて僅か数百メートルのところに
こぢんまりと建っていた。隣りは可愛い駅舎である(写真3・4)。
既にお客さんが七人程度うどんを啜っている。
玄関口で躊躇していると、すぐに店の女性から声を掛けられる。
「ご注文は何にしますか?」
「ぶっかけ小をお願いします」
お金を出すと、
「あちらでどうぞ」と言いながら、既にうどんと汁が入った丼を
渡された。五歩進むとそこには天婦羅やらおにぎりがあるが、
天婦羅は具材が書いてないので大いに焦る。
これは恐らく烏賊天だろうと目星をつけて丼に載せる。葱も入れて
下ろし生姜もいれた途端に、さっきとは違うお姉さんが丼を見て
「320円です」と言う。
お金を払って空いている座席に腰を下ろして撮影(写真5)。
うどん一杯を注文するのに、こんなに緊張するとは想わなんだ。
ちなみに、ぶっかけうどんは220円で、天婦羅は100円。
どこの県でも近頃は「香川式セルフうどん店」を見かけるが、
一度しか行ったことがない私だからドギマギするのだろう。

しっかりしたコシと出汁だから美味しくいただいたが、私は
蕎麦のように毎日食べたいとは思わない。
小麦粉と蕎麦粉では健康への影響度の違いも正直考えてしまう。
但し、この値段は庶民の味方であり、勤め人には嬉しい価格だな。
中盛り(二玉)を食べても320円だもの。

本日はここまでにして、明日は「武蔵うどん店」の巻。

最後にちょいと耳にした話を・・・。
セルフうどん店は早朝からオープンしていて、店内は狭い
ところが多いらしい。
人気店は朝から客が並ぶから、馴染みの客は丼を持ったまま
外で食べるのだそうな。
香川の雀はそれを知っているので早朝から電線に止まり、
常連客がうどんの切れ端をポイと投げてくれるのを待って
いるそうな。
すかさず雀らは飛び降り、我が物にせんと綱引きをする。
香川医大の研究によると、香川の雀は殆どが高血圧だと云う。

最後の一行は私の作り話だが、他の部分が本当なのかどうか、
知らないままの方が楽しい、という場合もある。







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