「再出発 故郷≪新潟≫の日々」

中国・黒龍江大学日本語教師を定年退職した後、故郷≪新潟≫に戻り、日々の生活を日記風に写真とともに掲載していくもの。

No.4,629「垂れ幕」のお話。

2023年01月03日 | 日記

新潟市中央区の繁華街のひとつ、古町通6番町商店街を散策した。オーバーアーケードの天井を見ると、大きな「垂れ幕」が吊り下げられていた。

 

この「幕」は東京学館新潟高等学校の書道部員の作品で、片面には中央に「開運招福」、その右側に≪うさぎ年 ぴょんぴょん拍子で 飛躍を目指そう≫の文字。

 

そして左側には≪月といえばウサギ ツキを呼ぶ幸福な年になります様に≫の文字が、その裏面にはみ雪降る 越の荒野の荒柴の しばしば君を思はざらめやと書かれていた。

 

裏面の文言は新潟市名誉市民で歌人・会津八一先生の歌集「望郷」から引用したという。同校書道部の若い勢いのある筆遣いの力作を、楽しませてもらった。