
しつこいようですが、エリーゼの夏はホントに暑い

前回報告したサンバイザによる灼熱対策は一応の成果を得たものの、天井(幌)からの猛烈な熱をなんとかさえぎるだけであり、とてもとても「涼しくなる」というようなものではありません。
涼しくするためには、日本古来の手法である、「打ち水」「すだれ」「風鈴」などがエコロジーな僕としてはお勧めなのですが、どれもクルマには安全面から言って適切な手法とはいえないようです。
で、前回報告したもうひとつの対策「ヒーターストップバルブ作戦」を実行に移すことにしました。

エリーゼは、ヒーターコアに常時クーラントが循環するため、ヒーターコアが、車内に導入されるエアを常に暖めてしまうそうです。実際にエアコンの冷気は、最初は冷たいものの、水温が上昇するにつれてだんだん生暖かくなってきます。さらにエンジンが暖まってくるとクーラントを通すサイドシルが室内をじっくりじわじわと暖めます。
こうなるとドライバーの額には玉のような汗が滲みはじめ、ついには「いっそのこと幌をあけたほうが涼しいのではないか?いやいや直射日光はキツイだろう?でも、もしかしたら・・・」と、運転も忘れて真剣に悩み始めます。
お願いです。信号待ちで日陰を選んで停車するエリーゼを見てもどうか怒らないでください。

6月の末、車検のためにエリーゼを入庫することになりました。そして、その際に、購入時に約束していた今回の主役「ヒーターストップバルブ」を取り付けてもらうことにしました。で、購入したウィザムさんにクルマを預けました。
預ける際のウィザムさんへの車検申し送りメモには「どこも不具合はありません。ただし暑くて死にそうです。」と書きました・・。
車検については何も問題なく完了しました。納車時には油脂類・バッテリーまで交換してもらったので、今回は何もすることがありません。ただし、走行距離より経過期間に鑑みて、タイミングベルトだけは交換することにしました。
さて、ヒーターストップバルブはフロントアクセスパネルを開けなければ見ることもできませんので、車検から戻った翌週末にパネルを開いて写真を撮りました(タイトル写真)。このバルブを閉めることによってヒーターコアへのクーラントの循環を止めるわけです。なお、バルブの開け閉め自体は簡単ですが、エリーゼはフロントアクセスパネルを開けるのがかなり面倒です。
で、早速、炎天下で試してみました。結果は



参考までに、このヒーターストップバルブは、購入すると確か5k円ちょっとだったと思います。お問い合わせはウィザムカーズさんへどうぞ。

ああ、これで何とか夏シーズンにエリーゼを封印せずに済みそうです。ただ、僕自身、炎天下の中を出かけるとき、あのEワゴンの強力なエアコンの魅力に勝てるか・・・はちょっと自信がありません。
