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ロータスエリーゼ日記

■灼熱対策 2

2007年07月16日 | elise
 さらに、あぁ~つぅ~いぃ~~!!

 しつこいようですが、エリーゼの夏はホントに暑いです。
 前回報告したサンバイザによる灼熱対策は一応の成果を得たものの、天井(幌)からの猛烈な熱をなんとかさえぎるだけであり、とてもとても「涼しくなる」というようなものではありません。
 涼しくするためには、日本古来の手法である、「打ち水」「すだれ」「風鈴」などがエコロジーな僕としてはお勧めなのですが、どれもクルマには安全面から言って適切な手法とはいえないようです。
 で、前回報告したもうひとつの対策「ヒーターストップバルブ作戦」を実行に移すことにしました。

症状(状況のおさらい)
 エリーゼは、ヒーターコアに常時クーラントが循環するため、ヒーターコアが、車内に導入されるエアを常に暖めてしまうそうです。実際にエアコンの冷気は、最初は冷たいものの、水温が上昇するにつれてだんだん生暖かくなってきます。さらにエンジンが暖まってくるとクーラントを通すサイドシルが室内をじっくりじわじわと暖めます。
 こうなるとドライバーの額には玉のような汗が滲みはじめ、ついには「いっそのこと幌をあけたほうが涼しいのではないか?いやいや直射日光はキツイだろう?でも、もしかしたら・・・」と、運転も忘れて真剣に悩み始めます。
 お願いです。信号待ちで日陰を選んで停車するエリーゼを見てもどうか怒らないでください。

治療(対策実施)
 6月の末、車検のためにエリーゼを入庫することになりました。そして、その際に、購入時に約束していた今回の主役「ヒーターストップバルブ」を取り付けてもらうことにしました。で、購入したウィザムさんにクルマを預けました。
 預ける際のウィザムさんへの車検申し送りメモには「どこも不具合はありません。ただし暑くて死にそうです。」と書きました・・。

 車検については何も問題なく完了しました。納車時には油脂類・バッテリーまで交換してもらったので、今回は何もすることがありません。ただし、走行距離より経過期間に鑑みて、タイミングベルトだけは交換することにしました。

 さて、ヒーターストップバルブはフロントアクセスパネルを開けなければ見ることもできませんので、車検から戻った翌週末にパネルを開いて写真を撮りました(タイトル写真)。このバルブを閉めることによってヒーターコアへのクーラントの循環を止めるわけです。なお、バルブの開け閉め自体は簡単ですが、エリーゼはフロントアクセスパネルを開けるのがかなり面倒です。

 で、早速、炎天下で試してみました。結果は。これは効果絶大です。いや“完璧”とまでは言いませんが、かなり冷風は冷たいままの状態を確保できています。さすがに炎天下でエンジンがヒートアップしてくるとそれなりに生ぬるくはなりますが、これならたぶん156以前のアルファよりは効くといえそうです(笑)。
 参考までに、このヒーターストップバルブは、購入すると確か5k円ちょっとだったと思います。お問い合わせはウィザムカーズさんへどうぞ



 ああ、これで何とか夏シーズンにエリーゼを封印せずに済みそうです。ただ、僕自身、炎天下の中を出かけるとき、あのEワゴンの強力なエアコンの魅力に勝てるか・・・はちょっと自信がありません。

■灼熱対策

2007年07月02日 | elise
 あぁ~つぅ~いぃ~~!!

 エリーゼの夏は暑いです。いやホント、覚悟はしていましたがこんなに暑いとは。イタ車の夏も暑いけどエリーゼも相当なものです。特に炎天下はキツイ。友人のアルファGTVカップカー(天井が鉄板一枚で、運転中に天井を触ると火傷しそう)を思い出します。

原因1
 暑さの原因その1は「エアコン冷気の弱さ」です。エリーゼのキャビンは狭いので本来エアコンは効きそうなものですが、実はエアコンが弱いのではなく、せっかくの冷風に熱が混じってしまうのです。エリーゼのヒーターは、ヒーターコアに常時クーラントが循環するため、ヒーターコアが車内に導入されるエアを常に暖めている(by Witham Carsさん)のだそうです。さらにエンジンが暖まるとクーラントが通るサイドシルまでもが熱をもってくるので、暖房をしながらエアコンをかけているような状態なのです。(無理やりポジティブに考えれば、サイドシルがラジエターの役割をしているとも言えるのかもしれないが・・

原因2
 もう一つの原因は「天井(幌)の熱」です。炎天下の車内では首から上の温度が著しく高く、天井からの熱が顔の皮膚で感じられます。通常、乗用車では、天井には断熱材が張られ、これによって屋根の熱が車内に進入するのを防ぎますが、エリーゼの屋根は幌一枚。断熱効果はありませんえん


6月のある晴れた土曜日、ついにガマンできず、これらの原因に対策を講じることにしました。

 まず、原因1に対しては、ウィザムカーズさんから発売されている「ヒーターストップバルブ」なるものを取り付けることにしました。実はこれは納車の際、サービスでつけてもらうことを約束しており、7月の車検時に取り付けることにしています(この効果は別途レポート予定)。なので今回は見送り。

 原因2に対しては、急遽対策を実施しました。簡単に言えば断熱材で熱をカットすることにしたのです。ただし、幌はクルクル巻いて脱着をしますので、断熱材を張り付けたりすることはできません。せいぜい骨棒と幌の間に挟む程度でしょう。
それであれば、断熱効果のあるフロントウインドウバイザで良いんじゃないかな?と思い、オート○ックスで処分品として売られていた380円のバイザを購入してみました。 これを幌と骨の間に挟み込んでみると、なんとピッタリじゃありませんか!幅が広いのは両端を1回畳めばOKです。
 バックミラー用の切れ込みは少々格好悪く(写真)、本来光を反射するためのシルバー色もちょっと悪趣味な場末のパブの天井みたいではありますが、これで少しでも暑さが抑えられるならガマンです。


 さて、効果は・・・これが思ったより成功!手で触るとバイザまでが熱を持つほど幌は熱いのですが、それでも顔の皮膚がひりひりするような天井付近の暑さは感じられなくなりました。またこれに伴いエアコンも少しは効くようになりました。

 見かけは良くないのであまりお勧めするものではありませんが(笑)、安くて、手軽で、幌の脱着にも問題がない方法としては成功(?)ではないでしょうか。よかったらお試しを。(ただし、格好悪い!などのクレームは受け付けません(笑))

■バッテリー上がり

2007年06月16日 | elise
 嫌な予感がしました。
 先月、いつものように、ボディカバーをはずすまえにセキュリティシステムを解除しようとしたら、それを知らせるハザードランプが点滅しないのです。2秒後、「あ、やっちゃったな、俺・・。」と思いました。バッテリー上がりの予感です。その瞬間に原因まで思い当たりました。
 予感はやはり的中しました。セルを回そうとしたら、「むきゅ」とわずかに音を発して沈黙。それきり何も言いません。バッテリーあげちゃいました。そして、原因と推測した「室内灯」に目をやると、暗くぼんやりと点灯したまま。・・・きゃーっ。やっちゃいました。実は、息子を乗せると彼は降りるときになぜかこの室内灯をいじるんです。たしか先週末もいじってました。やられました。


 しかしそこは軽いエリーゼ。たぶん簡単に「押しがけ」ができるだろうと考え、妻に「押して押して~」とお願いしました。たった800kgのクルマですから楽勝・・と思ったのですが、女性には辛かったらしく、なかなかエンジンをかけるほどの勢いがつけられません。乗り降りが面倒なクルマなので、自分で押して飛び乗るというのも困難です(昔、軽自動車に乗ってる頃には、この方法でひとりで押しがけした実績アリ)。駐車場を1往復半したところで諦めました

 結局、Eワゴンのバッテリーからジャンプコードをつなぐことにしました。「そんな方法があるなら最初からやってよっ!」と、肩で息をしながら憤る妻を後目に、セル一発、エリーゼのエンジンは快調に回り始めました。


 バッテリーは納車時に新品に交換してもらい、その後は毎週乗っているから大丈夫・・と思っていましたが、室内灯つけっぱ・・という落とし穴がありました。

 今後は降車時に「指さし確認」することにします。・・・「室内灯、ヨーシ!」

■初箱根

2007年05月19日 | elise
 初箱根です。
 「僕が買ったら1日で1,000キロでも走る」と強気な発言をしていたにもかかわらず、僕はエリーゼを買ってからほとんど遠出できていません。まあ、購入したのが年度末の忙しい時期であったことも理由ですが、やはり遠出を躊躇させる非快適性(笑)と、限られた乗車定員が原因でしょうか。なかなかその機会がないのです。

 で、購入後4ヶ月近く経った先日、初めてのワインディング~初箱根となりました。春交(バレーではなく、春の交通安全週間のこと)が始まったばかりということもあり、箱根に着くまではガマンの走りでした。抜けるような青空のこの日、湘南のR134で少し渋滞するとエアコンなど効きゃあしない。窓を開けた方がずっと涼しいくらいです。噂には聞いていましたが、やはり夏は辛いエリーゼです。


 ターンパイクの入口で幌を外しオープンにすると気分爽快!料金を払って一気に坂道を駆け上がります。派手な見かけが功を奏してか、先ゆくクルマが道を譲ってくれます。譲ってくれないクルマに対しては絶対煽ったりしません。こんな風貌のクルマだからこそ他車に脅威を与えてはいけないと思うからです。
 エリーゼは気持ちよく高速ワインディングを駆け抜けていきます。風は冷たく、日差しは暖かく、走りは軽やかで、気分は最高です。少しずつコーナーリングのスピードを上げていきます。ターンパイクは高速コーナーが多数あります。エリーゼにとって、コーナーリングは何よりも得意分野ですが、安定した路面でのコーナーリング能力がこれほどまでに高いとは思いませんでした。
 まるで異次元の世界。スキーやスノボで言うところのカービング感覚。オンザレールとは言いあてて妙。サーキットではハイスピードコーナーが苦手な僕ですから、もしかしたら限界はもっと上にあるのかも知れません。それでもかなりのスピードで、それでいてオットット・・という場面はなく、路面に張り付くかのように、スバラシイ姿勢でコーナーを抜けていきます。タイトコーナーではめちゃくちゃ効くブレーキでスパッと速度を落とし、スッと方向を変えて、加速をしながらテールを押し出すように立ち上がっていきます。無理せずセオリー通りに走ると、運転がうまくなったような錯覚を起こすほど、思い通りにクルマが動いてくれるのです。こりゃ面白い!!こりゃ気持ちいい!!口元は緩みっぱなしです。


 大観山の駐車場で、マツダロードスターに乗ったおじさんに話しかけられました。後ろからエリーゼを見たおじさんは「デカイクルマだねぇ」。前に回って「あれ?そうでもないか」。横から見て「ん?ちっちゃいんだなぁ」。・・・そう、それがエリーゼのスタイリングです。だから僕はエリーゼの後ろ姿が大好き。ロー&ワイドでクルマがでかくみえる。でも実は軽自動車並みにショートで軽快なんだ。おじさんの感想は正しい。

 さて、三国峠へむけて芦ノ湖スカイラインへ入ると、今度は小さなコーナーが連続します。それこそスタンダードエリーゼの得意ステージ。ブレーキは下りでも面白いほどよく効き、エリーゼはタイトコーナーを正確にトレースしていきます。登りの長い直線はもう少しパワーが欲しいけど軽さを活かして必要十分な加速は得られます。
 いやはや、ワインディングは首都高の10倍くらいエリーゼの魅力を引き出してくれました。

 帰り道、近々発売のメルセデスCクラスが、撮影かなにかで3台も連なって走っていました。新Cクラスは、なんだかあまりかっこよくなかったです・・・(笑)。

 帰路の高速道路では、またクローズにしてエアコンをかけました。渋滞さえしなければ、とりあえず効くエアコン。ふと、走行距離とガソリン残量と走行距離をみると、燃費はどうみても13km/L以上。これまでの平均燃費は8kmくらいでしたので、やはりご近所だけ走っているのとワインディングでは大違いでした。

 ということで、初箱根はエリーゼの魅力を存分に体感させてくれました。ああ、サーキットを走りたい・・・悪い虫がうずき始めました。

■LEDテールランプ

2007年05月12日 | elise
 僕のエリーゼは2002年モデルのスタンダードです。(ディーラーさんによると、このクルマが正規で日本に入ってきたエアコン付きフェーズⅡの1号車だとか。)つまりは5年前のモデルなのです。

 で、上の写真を見て、あれれ?・・と思った方は相当なエリーゼ通ですね。そうです、僕のエリーゼはテールランプがLEDなのです。エリーゼの純正テールランプがLEDになったのはつい最近のことであり、2002年モデルは電球テールランプだったはずです。ええ、白状してしまうと、納車時に無理を言って交換してもらいました。・・・理由は2つ。
理由1:エリはバッテリーが上がりやすいので消費電力を抑えたい
理由2:なんだかステキ
正直言えば、理由2が8割を占めます。

 エリーゼのLEDテールランプは、後付けで買うと価格は10数万円するのですが、今回は値引き交渉・オプションサービス交渉の中でいろいろ無理を言ってつけてもらいました。ムダと思う方も多いでしょうが、こんなことにこだわるのも楽しみ方のひとつであり、大切なことだと思うのです。
 また、「ムダな投資こそ、購入時にすべし。」が僕の持論です。本当に必要な装備への投資は後からでもすると考えるからです。

 自分のブレーキランプの点灯状況を自分で見る機会は皆無に等しいのですが、夜間はなかなか洗練されたイメージになって、エリーゼの派手な風貌にピッタリです(想像)。ぼーっと暗いテールランプはそれだけでクルマを古く見せますので、LEDがシャープな光を放つうちのエリーゼは新車のようにも錯覚します。

 また、上記の「理由1」の観点からいえば、ヘッドライトも是非HID化したいところですが、これはアルファ156からの移植を予定しています。



 話はそれますが、僕の経験から言うと、古いクルマを古く見せない技としては、「黒い部分をより黒くすること」があげられます。つまり、グリルやモールの黒いプラスチックはアー○オールなどのケミカル剤でより黒くする。プラスチック類は磨いて黒くならない場合には、つや消しブラックのスプレー塗料で塗ってしまうという荒技もあります。(学生時代に友人の中古車でよくやりました。)タイヤも同じです。工業用洗剤で洗って、つや出し剤などで黒光りするほどピカピカにするとクルマが新しく見えるから不思議です。

■ナンバーステー

2007年04月08日 | elise
また買っちゃいました(反省)。
 先月、何気なくヤフオクを眺めていたら(またかよ・・)、エリーゼのナンバーステーが掲載されていて買っちゃいました。
 この製品は、2つの機能を備えたいわば「アイデアグッズ」です。ひとつは、通常状態である「フロントナンバーステー」としての機能で、フロントナンバーを純正より3cm程高い位置にひきあげることで、路面干渉によるナンバー取り付け部分の破損を避けるという機能です。もうひとつは、フロントナンバー部を外せば、サーキットでは装着がマナーとも言える「牽引フック」になるという機能です。
 エリーゼにはもともと牽引フックがついていないので、サーキットを走るマナーとしては、こういった後付パーツが必要です。(あれ?通常、ローダーに載せる時とかはどうするんだろね?)ただし、フロントの取付部は強度が弱いために破損しやすいらしいのですけどね。

 エリーゼの牽引フック兼ナンバーステーについては、いろんなショップから同じようなアイデア製品が出ているようですが、僕がこの製品に着目したのは牽引フックが水平方向ではなく垂直方向であることです。なんで?って言われると困るのですが、雑誌で見たレーシングエリーゼの牽引フックが垂直方向だったので・・。



 さて、つけてみると、結構ナンバープレートが前方に飛び出していることがわかりました。このため、ボディカバーがちょっと引っかかっちゃったりします(実用上問題はない)。牽引フックとしての使い心地は・・・・こればかりは、今後もレポートすることの無いように祈るばかりです。


■保育園で人気者

2007年04月04日 | elise
 前のアルファ156は子供の保育園で人気者でした。
 黒いカーボンボンネットとマフラー音は、お母様方には不評のようで目をそらされましたが、偏見のない子供達には大人気。登園中の子供達は手を振ってくれるし、たまに迎えに行くと「あかいブーで来たの~?」と取り囲まれたものでした。
 最近の子供はクルマの絵を描かせると四角いミニバンの絵を描く・・・という悲しい現実に、僕は「アルフィスタへの道」時代から、そんなことではいけないと訴えてきました(訴えてもしょうがないけど)。せめて子供には、カッコイイクルマへのあこがれとか、夢をもって欲しい。

 で、エリーゼはどうでしょう・・。これが安心したことに、うちの保育園ではこれまた大人気なんです。な~んだ、今どきの子供だって“夢のあるクルマ”が好きなんじゃん!と嬉しくなります。
 エリーゼは、悪顔156よりはお母さん方も興味津々で見てくれるし、子供さんと一緒に指をさして「ほーら、面白いクルマよ~」(??)と言ってくれます。うちの子達はたまにパパがお迎えに行くと、「あおいブーで来たぁ?」とワクワク顔。帰り道はオープンにした助手席から「センセー、さーよーなーら~」と叫びます。声をかけられた先生はビックリし、でも、ほほえんでくれます。

 そんな風に、エリーゼはみんなを笑顔にしてくれています。

※うちの子達は、アルファを「あかいブー」、エリーゼを「あおいブー」、Eワゴンを「おっきぃブー」と呼びます。では街ゆく多くの赤いクルマはどうかというとこれも“あかいブー“です。当然、マツダアクセラの青(ちょっとエリーゼに似ているブルー)も“あおいブー”であり、「おんなじ青いブー走ってるねぇ・・」と言って、パパをちょっぴりガッカリさせます。ではEワゴンが“おっきいブー”なら、ミニバンとかはどうなるのかというと、「もっとおっきぃブー」なのだそうです・・。

■ボディサイズ

2007年03月23日 | elise
 エリーゼは小さいです。
 写真は駐車場に置いたエリーゼを上から写したものですが、隣のクルマ(セルシオ)と比べると全長がかなり短いことがわかります。軽自動車くらいです。ところがエリーゼは3ナンバーで、幅は大型車並なのです。
・・・つまり「ショート&ワイド」なわけです。
 また、街なかを走っていると、他の乗用車が高く見えます。「運転しながらたばこの火を地面に押しつけて消せる」というセブンほどではありませんが(笑)、かなりそれに近い低さです。
・・・つまり「ワイド&ロー」なわけです。

 そんなボディ特性に加えて約800kgという軽さですから、このクルマの運動性能の良さについては想像に難くないはずです。軽くて低くてワイドでショート・・・加えて、重量物であるエンジンを車体中心に近い位置においたミッドシップのリア駆動ですから。
 理屈上、レーシングカーのような徹底した運動性能追求をしているクルマと言えるでしょう。

 唯一不利な点といえば、通常はボディ剛性を損なうオープンボディであることですが、ここがロータスの凄いところ。アルミ押出し材を特殊接着したバスタブ構造モノコックのエリーゼでは、シートに座るとまるで湯船に浸かっているかのように、両側を高いサイドシル(下写真)が取り囲んでいます。そのため3ナンバーボディでありながら室内の横幅はとても狭く、助手席の人とは肩が触れ合うほど。また乗降が非常に不便であります。
 しかしその代償のおかげで、オープンでありながら極めて高いボディ剛性を確保しているわけです。
走りの楽しさのために徹底していろんなことを諦めているクルマですが、その潔さが異次元の楽しさを実現しているのです。



なお、下の写真は、子供の愛車と並べて撮ったものです。これだとさすがにエリーゼが大きく見えます。(笑)


■ホイール

2007年03月17日 | elise

 買ってもうた・・。
 先日、ヤフオクで何気なく検索をしていたら、思いがけず僕の大好きな「O・Z製LOTUS MOTORSPORT RACINGWHEEL」の中古品にヒットしてしまいました。実は、僕はこのホイールと同じデザインのスーパーツーリスモコンペ(仮称)を156にも履かせていました(こちら)。
 156用のものは、超大径ブレーキに対応し、かつ、アルファ用としては結構軽量でありながらレースなどの耐久性にも優れた、僕にとって理想のホイールといえたのですが、エリーゼ用のホイールはやはり軽さが最も重視されるためか、このホイールは性能的にはさほど注目されてはいないようです。しかし、エリーゼスカラシップや190SPORTに設定されるはずだったというこのO・Zのロータススポーツモデル、僕はデザインを大変気に入っていたので、是非自分のエリーゼにつけてみたかったのです。

 もともとホイールは換えるつもりだったので、思い切って入札してみました。結果は見事落札。ちょっと高かったけど、新品定価の約半分で入手しました。
 さて、ここでエリーゼに装着した写真をご紹介したいところですが、なんと!タイヤを買うお金がないっ!今ついているタイヤは山はあっても経年劣化していると思われるので、近いうちにサーキットで消費するつもりです。ですからこのホイールには、お金を貯めて新品のネオバでも組んであげようと思っています。・・今の貯金状態では、夏までにつけられるかどうかも怪しいものです。残念ですが、それまでは家の中で磨きながら妄想してほくそ笑むことにしましょう。

 ちなみに現在、家の中には、156から外した同じデザインのスーパーツーリスモコンペ(仮称)が、ヤフオクで売られるために僕に磨かれるのを待っています。取りつけもしない同じようなデザインのホイールが8本も転がっていて、妻がご機嫌斜めなのは言うまでもありません(汗)。

 


■ボディカバー

2007年03月10日 | elise
 うちのエリーゼの駐車場は月極屋外駐車場です。マンションにも駐車場はあるのですが、これが3層の立体駐車場で、幅は狭いわ(Eクラスだとタイヤサイドが当たるほど)、最低地上高は低いわ(中央部が出っ張っている)、そのうえ故障が多い。なので、入居以来ずっとマンション隣の屋外月極駐車場を借りています。
 エリーゼを買うときに「屋外駐車場保管で大丈夫かなぁ?」と心配になりましたが、結局、現在もその屋外駐車場で保管しています。高度なセキュリティシステムも装備されているし、風雨に対しても今のところ特に問題は出ていないので、ここでエリーゼオーナー予備軍の方には「屋外保管でも大丈夫!」と宣言しておきます。

 ただし! 屋外保管するなら“ボディカバー”は必須です。エリーゼの屋根は極簡単な一枚幌です。屋外保管では、雪も積もりますし強烈な日光や風雨にもさらされます。エリーゼは風貌が目立つのでイタズラも恐いし、汚れると洗車も面倒なクルマです。ですから屋外保管するなら、やはり“ボディカバー”は必須なのです。


 ボディカバーと言えばラッパーズでしょう。ラッパーズは、オーダーメイド型ボディカバーで、注文を受けてから生産されます。ですからスポイラーなどをつけているクルマでも、ちゃんとオーダーすれば安心です。また、地面すれすれまで包んでくれるのが特徴で、ホイールまでもカバーしてくれます。
 ラッパーズにはいろんなタイプがあるのですが、今回はコストパフォーマンスの観点から、屋外保管の事実上の最低レベルといえそうな「Aタイプ」を購入してみました。ちなみに下位の「Cタイプ」や「Dタイプ」には防水性はなく、メーカーも「ガレージ内での埃よけ」と位置づけているようです。逆に上位の「Vタイプ」や「Sタイプ」になると、素材はゴアテックス(R)など3層素材、縫い目にまで防水加工が施されていますが少々お高い・・。Aタイプは、ある程度の撥水性を備え、厚みのあるしっかりした2層構造です。ボディに接する裏面は起毛処理されています。
 なお、僕のエリーゼにはフロントスポイラーがついているので(前オーナーがつけたもので僕は不要と思っていたのですが、高速でのハンドリングの不安定さから、現在は効果を期待してつけたままにしています。)、発注をお願いしたウィザムカーズさんからラッパーズ社に特注をしてくれたものです。それでも価格は割引定価(現在20%オフキャンペーン中)の37,000円弱でした。フィッティングについては文句無しです。ピッタリ包み込んでくれています(写真)。

 さて、使い心地ですが、これはかなり良好です。現在は、雨や埃にさらされて、購入時よりかなりゴワゴワしてきましたが、ほとんど洗車は必要ないほど汚れを防いでくれています。ボディが小さいので脱着も想像していたほど苦ではありません。縦に畳み、最後に後ろから前へクルクルっと巻いてこれをトランクに入れると、ちょうどトランク内の荷物が暴れないくらいに落ち着きます。
 ただ、やはりAタイプは防水性が弱く、雨天後にカバーを外すとボディが濡れています。それでも、本来の目的「派手さを隠して、いたずら防止」については十分ですし、レーザーブルーのボディを、1ヶ月以上洗車しなくても全く美しく保ってくれています(後日談:購入後4ヶ月で、僕はまだ一度しか洗車していません)。

  エリーゼのボディカバーに関しては、ちょっとだけ注意が必要です。カバーをはずすくらいの揺れで、エリーゼのセキュリティシステムはサイレンを鳴らしてしまいます。なので、カバーの外からまずセキュリティを解除し、その上でカバー外しにとりかからなければなりません。言い換えれば、カバーの盗難(そんなのあるのかな?)防止にもエリーゼのセキュリティシステムは活躍しているわけです(??)。

 良いことづくめのようですが、カバーをすることのデメリットと言えば、「気軽に乗らなくなる」という点があります。これにより、ますますエリーゼの走行距離は伸びなくなるわけです(笑)。

■おと

2007年02月19日 | elise
 僕のアルファはTS(ツインスパーク)でしたが、V6ほどではないにせよ、それでもエンジン音・排気音はとても官能的でした。「世界一ガマンしなくて良い4気筒エンジン」と呼ばれた名器です。ついつい回したくなるエンジン。強烈な加速をうむわけではないけど、回せば回すほどに気持ちの良いエンジン。窓を開けて走れば排気音がソプラノで歌い出す。イタリア人はなぜこんなにも感性を大切にするのでしょう。本当に素敵なエンジンでした。できることならエリーゼに載せたいと、本気で思ったほどです。

 一方、エリーゼStdはどうでしょう。ツインカムとはいえ、ローバーのスタンダードエンジンですからパワーはありませんし少しもっさりしたところもありますが、これがエリーゼの車体に載せると、軽い車体と相まってレスポンスは良く、それなりですが回しただけの力が出ます。
 音はといえば、これが意外やランチアデルタにちょっと似ている(と思うのは僕だけかな?)。アルファが多気筒のような連続感のあるソプラノとすれば、デルタは4気筒ターボらしい?低いところから、ぐろろろろ・・・と盛り上がるような、多少不連続感のある排気音だと感じていました。マフラー交換した仲間のデルタに乗る機会が多い僕は、これまでイヤというほどその音を耳にしてきましたが、意外やエリーゼの排気音にそれと似たモノを感じたのです。

 話の順番が逆になりましたが、僕のエリーゼは吸排気を変更してあります。車両購入時に交渉してサービスでつけてもらったものです。吸気はサクラム、排気はウィザムオートオリジナルのステンマフラーです。マフラーの出口は156でメックスに特注したのと同じ、僕好みの真円です(写真)。全然爆音ではなく巡航(ただし100km以下)では静かなものですが、加速に移るとデルタっぽい音を発します。吸気音も助手席側サイドで勇ましい音がします。
 エンジン音・排気音は実際にはそれほどの音量ではないのだと思いますが、いかんせん頭のすぐ後ろで鳴っているので、結構なボリュームです。

 残念なのは2600回転あたりでエンジン振動がボディに共振すること。原因はまだよくわかりませんが、常用域だけに鬱陶しい。今後、何らかの対策がうてるか考えようと思っています。秘策はありますが、今はナイショです・・(笑)。

 まぁ、音の官能性でいえばアルファと較べるべくもないエリーゼなのですが、このクルマの気持ちよさはイタリア人の大切にする「感性」とは違って、「実質的なもの」かもしれません。それはとてもわかりやすくて、「“速く感じる”ではなく“速い”」ことであり、「“曲がるように感じる”ではなく“曲がる”」こと・・。いわば数値化できる事実です。
 ですので、イタリア人のように、数値化できない「音の感性」のようなものまでは行き届かなかったようです。ただ、これはこれで「走っている実感」を感じさせてくれる音だと思っています。

■軽さは楽しさ

2007年02月12日 | elise
 風邪が治らず、せっかくの新しいクルマにほとんど乗れていません。が、先日、実家の横浜まで、首都高と東名高速を使って移動する機会がありました。改めて感じた「軽さ」をレポートです。

 助手席には体重約10kg強の息子と、そのチャイルドシート(約10kg)を乗せてのドライブでした。前にも書いたようにクラッチをつないでから「ポンッ」と出る瞬間の軽さは感動でもあります。例えば、多くのクルマ(MT)はクラッチをつないでスタートする際、半クラを多用しない限り一瞬回転が落ち込んでから加速を始めると思います。エンジン回転音を聞いているとそうですよね。それが、エリーゼではほとんど回転は落ちずにいきなりダッシュが始まります。
 この日も慣らしのために4000回転までに抑えて走りましたが、そこまで回せば、軽い車体はあっという間に高速域に到達します。その加速感は、決してターボのような暴力的でもなく圧倒的なトルク感でもなく、本当に「あっという間に出てるぅ・・」という感覚です。ただし、頭の後ろにエンジンがあり、吸気音も激しく聞こえるため、気分はなかなか元気いっぱいであります。
 また、波及効果ですが、軽い車体はシフトダウンをしないルーズな運転をも許容します。3速でルーズに交差点を曲がっても、そのままぐぐぐっっと加速していってくれます。車体が軽いので、高めのギアでも普通以上に加速してくれるのです。気のせいかも知れませんが、ギア比は普通のクルマより高めに設定されているように感じます。それでも楽しさをスポイルしないようちゃんとクロスしていて、2→3→4速と引っ張ると、高回転をしっかり維持してくれます。

 首都高では車線をかえる際の身のこなしと、加速に移る際のレスポンスが、そのたびに軽さを感じさせてくれて楽しくなります。加減速やカーブが多く、さほど速度域が高くはない首都高は、エリーゼを楽しむにはかなり良いステージなのかもしれません。
 コーナーでは、他車がかなり頑張って曲がっているところを、口笛を吹きながらさらにインからパスする痛快さがたまりません。

 しばしそんなドライブを楽しんだ後、いよいよ東名高速へ入って更に楽しい・・・かと思いきや、それがそうでもない(笑)。というのもこの日は風が強かったこともあって、エリーゼは120kmも出るとハンドルが軽くなってフラフラするんです。ミッドシップの宿命か。さらに軽さが裏目に出て車体はひらひらと流されハンドルは心許ない。
 そもそもこのクルマ、100kmを超えるとオーディオも聞こえないし、助手席の人と話をするのも辛いくらいうるさい(^^;)。吸音材や断熱材のないアルミの室内には、容赦なく、路面からの振動や音、冷気・熱気がダイレクトに入ってきます。加えて、ほとんどクッションのないシート+足を投げ出すポジションによって、路面の突き上げは直接腰に来ます(イテテ)。一気に弱点を露呈しました。

 軽いことの楽しさとつらさを理解した実りあるドライブ(?)も終点に近づいてきました。東名高速を横浜青葉インターで降り、ETCゲート(そうです、このクルマ、ETCがついてるんです。アルファから移植せずにすみました!)から出ようとしたとき、前のクルマが急停止!!カードでも差し忘れたのでしょうか。結構スピードを出していた僕も慌ててブレーキを踏みます。「やべ。絶対間に合わない。」と、一瞬諦めたのですが、難なく楽勝で止まってくれました。
 そうですっ!!軽さのメリットをもう一つ忘れていました。ブレーキでした。止まるんです!!止まれるんです。F50用のブレンボ4ポットを装着した僕の156も強烈でしたが、あれは前2輪で無理矢理止めていたわけです。エリーゼの場合は軽さだけではなく、恐らく「リアエンジン」という重量配分が効いているのでしょう。ブレーキング時もリアに過重がしっかり載っているので、リアブレーキがしっかり仕事をしてくれるわけです。
 アルファは「アクセルを踏みたくなるクルマ」でしたが、エリーゼはなんと「ブレーキだって踏みたくなるクルマ」だったのです。

 やっぱり思った通り、クルマにとって「軽さこそは最大の楽しさ」だと実感しています。

■納車

2007年01月27日 | elise
 1月27日、我が家にエリーゼがやってきました。        

 納車って何度経験してもワクワクするものですよね。僕はいつも、前夜はなかなか寝付けません。寝付けない中で、なぜかだんだん不安になってきます。翌朝電話がかかってきて「すみませんが今日は納車できません」って言われるような気がしてきてしまい、なおさら寝付けなくなってしまいます。                        
 そんなに期待に胸膨らませているくせに、翌朝起きると「あら?今日が納車日だっけ~?そっかそっか・・・」みたいな平静を装った顔をします。
 たぶん、かみさんには見抜かれていると思うのですが、悔しいので、できるだけ平然とするよう努めています。           

 この日も朝から歌い出しそうになる衝動を抑え、できるだけつまらなさそうな顔をして遅い朝食をとりました。10時開店のお店へ10時に行ったのではあまりにも嬉しそうなので、ガマンして10時半に家を出ることにしました。                       
 「午後はビデオも借りたいし、郵便局も行きたいし、お買い物もしなきゃいけないし、面倒だけどそろそろクルマ取りに行くかなぁ・・」と誰も聞いちゃいない言い訳をつぶやきながら支度をします。     
 実はこの前夜から、僕は不覚にも9度近い熱を出していました。頭はぼーっとして体は重かったのですが、納車日を延期するという選択肢は全く思い浮かびませんでした。  

 クルマを目の前にすると顔がにやけてしまいそうなので、念には念を入れ、カムフラージュのために2歳の娘を連れて行くことにしました。
 コスト削減のため、定期で1駅だけ電車に乗り、そこからタクシー。娘はうまれて初めてのタクシーにニコニコ。僕もニコニコです。    

 簡単な手続きと飲み物をごちそうになった後、いよいよクルマの取り扱い説明を受けます。と言っても、何もついていないエリーゼですからこれと言ったギミックはありません。               
 ただ、セキュリティシステムだけは複雑。エンジンがかからない「レベル1」は自動でセットされ、サイレンが鳴る「レベル2」はリモコンでセットするようです。リモコンでセキュリティシステムを操作するとウインカーが点滅します。一瞬リモコン電動ロックかと思いますが、そのあと鍵を使って解錠しなければなりません(カッコワリィ~)。これはリモコンに慣れた身体には不便ですが、軽さのためなら仕方ありませんね。                          

 あとはルーフの脱着方法。これは思ったよりもかなり簡単・手軽でした。片側2箇所のレバーを外してクルクルと巻いていくだけ。慣れれば20秒で完了、乗ったままでもできそうです。

 さて、娘も「もう帰るぅ~」と言い出しました。望むところですっ。娘を助手席に座らせ、3人ものお店の方に見送られ、お礼を言って、晴れた環8笹目通りを出発です。もちろん屋根は外してオープンです。 
 そっとクラッチをつないでから軽くアクセルを踏むと、何とも言えない軽快さでクルマが前へ出ます。まさに「スルスルスルッ」という感覚です。その瞬間、僕は気がつきました。今まで僕は、試乗でも何でも、自分ひとりでエリーゼに乗ったことがありませんでした。この日初めて体重約10kgの娘だけを乗せて走ったのです。隣に人を乗せないとなんて軽いんでしょう!!そりゃそうです。大人1人の体重が、自重の約1割にもなるほど軽いクルマなんですから、1人を隣に乗せるだけで大きくその感覚が変わってしまうのです。              
 エリーゼを知りたければ、必ず1人で乗るべきですね。      

 そんなわけで、第一印象は「軽さからくる速さ」への感動です。あくまでも「軽さから来る速さ」ですから、それが感じられるのは主に出足~中間加速と、加速に移る際のレスポンスであり、決してその先のパワー感や暴力的な加速みたいなものはありません。          
 ですが、まだ走行800kmのこのクルマ、一応慣らしをしようと、4000回転までに抑えていますが、その軽さから、全く不自由はない・・どころか、かなり際だった加速が味わえます。         


 隣の娘に「ヒヨちゃん、このクルマどう?」と聞いてみたら、恥ずかしそうに「かっこいぃ・・・」ってつぶやいてくれました。なんて良くできた娘なんでしょうか!!「カッコイイ」なんてわからない年頃のくせに。僕の頬は緩みっぱなしです。                
 家の駐車場につくと、かみさんと息子が出てきました。「ゆーくんも、の~り~た~い~!!」って。ハイハイ、乗せてあげますとも。実は息子は双子の姉に輪を掛けて車が大好き。オープンの空に目を丸くしながらも、エンジン音を轟かせて加速してやったら「ワォ~!!」と感嘆の声をあげました。ヒトって感激したときの言葉は心から出るものなんですね、どこで教わったわけでもないのに・・・。        

 そんなふうに、レーザーブルーのエリーゼが我が家の一員になった初春のあたたかい一日でした。                   

■希望ナンバー

2007年01月23日 | elise

 納車予定日が決まってから、僕は慌てて希望ナンバーの手配をしました(希望ナンバーの手続きについてはホームページアルフィスタへの道をご参照下さい)。希望ナンバーについては、Eワゴンのナンバーをヤンキース松井選手にちなんで「55」にしたら、「E55もどき」になってしまった・・という大失態をおかした、という話は以前書いたとおりです。
 今回はその失態を取り返すべく、エリーゼもゾロ目にすることで、Eワゴンの「55」を「別にE55もどきではないもーん」と言い張ってやろうと考えていました。
 で、何となく「77」にしようと思って希望ナンバーのHPを開いてみると、あいかわらず所沢ナンバーは抽選対象番号への希望が少ないんですねぇ・・・。7も7777も希望者はゼロ。・・・だったらせっかくだから7にするか。と、ここで気変りして抽選対象番号である「7」を申し込みました。                       
 これが失敗。抽選は毎週月曜であり、次の抽選日は4日後。そこから番号を受け取るのはさらに4日後。登録が間に合わないかも!しかも、木曜日には7の希望者が2人に、金曜には3人に。倍率は上がっていきます。ああ、こんなことなら抽選対象ではない「77」にして、さっさと手続きしちゃえばよかった。

 さらにもう一つのことに気が付いて僕は気を失いそうになりました。「Eクラスで”55”って、そりゃねぇだろ」という失態をおかしたばかりなのに、よく考えたら、ロータスで”7”ってなによっっ・・!!
 「ああ、いっそ外れてくれ~」という願いもむなしく、こんな時に限ってくじ運の悪いはずの僕は当たっちゃうんですよねぇ。最終的には5倍の難関?をくぐり抜け、見事当選!「・・・7」をゲットしてしまいました。  

 結果的には、ウィザムさんの車両登録の当日にプレート払出しは間にあって良かったのですが、ちょっと「ロータスで7っていうのも何だかなぁ」と思いつつ、既に後悔している今日この頃なのです。 


■押印

2006年12月10日 | elise

 決めました。ええ、決意しました。いや、諦めました?、思い切りました?、どの言葉が正しいのかわかりません。が、やっとモデルも決めて、購入申込みをしました。
 そうです、あの試乗したStdに決めました。たったの120psのクールに遅いヤツ(笑)です。でも、ウィザムカーズのTさんもホッとしたようです。だってこの客は、新車購入でもないのに悩みに悩み、しまいには「あれ付けて」だの「これ負けて」だの、値引きまで求めるんですから(笑)。                        

 決め手は3つ。                        
1.ホットモデルは血を騒がせてしまいそう            
 ダメです、Rは。きっとまた僕の血を騒がしてしまいます。今度は大人しくライトウエイトを公道で楽しむんです。サーキットは時々ね。

2.魅力的な個体                         
 このStdは実は2002モデルなのですが、なんと680kmしか走ってないんです。でもウィザムさんで販売し、その後も定期的にキッチリと整備してきた自信の一台だそうです。もちろんバッテリーや油脂類については交換してもらい、一通りの整備もしてもらいます。タイヤは当然10分に近い山が残っています。(ただ、ゴムの寿命は本来終わってるでしょう)                   
 中古で出ているエリーゼの多くは走行距離が短いのですが、こんなに短いモノは珍しいですよね。だって、680kmなんて僕なら納車後1日で走っちゃいますよ(笑)。                
 その意味では、この個体は魅力的といえました。          

3.価格                            
 最後まで迷ったのが新車のSとの比較でした。が、新車への追加投資(吸排気とタイヤくらいは必須)を含めて考えると70万以上の差になり、ますますStdが魅力的。新車同様状態でありながら、年式がそこそこ古いので、その分価格が安いのが嬉しいです。      

 こうして、本当にHP「アルフィスタへの道」は「エリーゼのために(仮称)」になってしまいました。今後とも宜しくお願いします。