碧光老師の着想学

着想学:主に着眼点+想定力から取っています
老害発生の原理 を書いています

第参章2話 「ブラック企業が存続できる理由 2」

2021-05-05 07:07:07 | 哲学・思想

弐章1話で発生してしまったブラック企業

こういった会社が存続し続けると上記に書いたように同族会社でBLACKだったとしても一定の基準を満たした会社は上場できてしまうのです

なにせ上場の基準とは、

企業の上場における市場は複数あり、上場基準も多岐にわたります

例:一部上場の審査基準 株主数は2200人以上であり、株式については2万単位以上流通、流通の比率は上場株券等の35%以上であること。 また時価総額は250億円以上。 純資産額が10億円以上であり、直近2年間の総額が5億円以上または時価総額500億円以上です。

こんな感じでBLACKでは上場出来ないとは書いていない

人数や利益などの項目は有っても働く側にとって重要な《労働基準法》の順守とか《福利厚生》の順守は基本的に考慮されない

正確には、【上場基準の事例:実質基準】というものは有りますが

内容に書かれている事は、【上場したい企業は、審査項目を確認して所定の報告書等を作成し、基準に適合していることを示さなければならない】となっています

審査項目を外部からの目でチェックする訳では無いのです

完全に上場したい企業の自己申告です

ましてや表記上《福利厚生》が良いとか書いてあっても内容の虚実の追及は無いのです

一度は福利厚生施設と契約して、会社案内の中では使えると表記していても内部に入ると既に解約しているなんて企業も存在していました

だから本当はBLACKであって「上場企業だから〇〇です」的な謳い文句が虚偽でも上場審査に通りさえすれば上場は出来るのです

(まぁ最近はネットで叩かれまくるので名前が知れた企業なら事前に調べれば内部の誰かが内情を書いてさえいればバレますがね)

もしかしたら、そういった虚実がバレない様に新人の方々と転職の方々で就職情報サイトの入り口から違うのかもしれませんが、そこは人材業界の知り合いが少ないので解りません