こんにちは。オバハン社労士のmyoumyoうです。
突然ですが、行政書士試験受験生の方はなぜこの試験を受けられるのでしょうか。
最近どの国家資格も資格要件が出てきて、社労士は高卒だと受験資格がないのです。ケツの穴が狭い…じゃなかった、ずいぶん狭量です。行政書士や司法書士は誰でも受けられるという、すごく心の広い、懐の深い(?)試験です。なので、まずは行政書士から取って…というようにお考えの方もいるかもしれません。
私が行政書士試験を受けるのは箔をつけるため…というわけでもなく(社労士ぱっとしないし、行書も名刺に書いとくか…みたいな?)一応学びの仕上げとしてですが…
オバハン社労士行政書士試験に挑戦する!にテキトーに書いてます。
行政書士試験の内容って、なんかえらく範囲が広くて浅いじゃないですか。
過去問にしたって、細かいことを問うものもあるけど、それが解けないからって落ちるわけでもなく…
私が知っている行政書士の方といえば、数人の知り合いを除けば、社労士対象の研修会に講師としてお見えになる方ばかりです。
みなさん、専門特化です。
外国人雇用管理セミナーはいつも名古屋の田澤先生でした。
田澤先生は「自分入管以外知らんと言ってもいいくらい他のことはやったことない」とおっしゃっていました。
社労士の看板も挙げていますが、たぶんこれは奥様の業務だったような…
成年後見研修もやはり、かなりの数をこなしている方が講師です。
そもそも行政書士ってどんな仕事するんやろ?って思って調べてみた。
受験生の皆さんは当然ご存じと思うが、なかには「なんやら知らんけど士業の端くれらしいし、とっときゃ後でなんか役に立つかも」と行政書士何する人ぞの人もいるかもしれないし、リンク貼っときます。
で、思うのですが、どんな仕事も資格取っただけでは仕事ができないのは同じなのですが、行政書士の場合、試験内容と実際にやる仕事との距離があまりに開いているなと感じるのです。この資格で何をやるかって決めるのが難しいように思います。
どちらかというと、法律関係の仕事をするための基礎的な資格、これがないようでは、あるいはこの試験で問われていることがわからないようではどの士業業務も差し支えるみたいな。
行政書士試験の中でいちばん問題数が多いのが行政法ですが、どの士業も当然行政相手の仕事です。
社労士の場合、行政不服審査法ではなくもっぱら個別の法律で不服申し立てをすることばかりですが、それだって、原則の行政不服審査法がわからないというのでは話にならないわけです。
役所を相手に仕事をする以上は行政法のいろはは押さえとかないといけないのです。
公務員を退職して士業に転じた人の中には、見当違いの役所対応を書いている(HPなどに)人が多い、というか、そういう人ばかりと指摘する人もいます。
士業の中には法学部を卒業した人も一定数いますが、これはあまり担保にはならないです。昔は入るのは難しいが出るのはカンタンといわれた大学ですが、今は入るのも出るのもカンタンです。名のある大学だからと思っていても、思いがけない入り方をしていたり…
ということで、行政書士試験はまじめに取り組む意義のある試験ということです。
スランプの時には試験合格後の自分の行く末を考えてみるのもいいものです。
みんな、がんばろうね。