goo blog サービス終了のお知らせ 

内倉ひとみのブログ

光・みつめる
美しきものたち

気の早い大晦日

2012-11-16 | 日記

東山道伊王野の道の駅での秋祭り?収穫祭?

アルパカ来る! 新蕎麦!

実際にアルパカちゃんを目の当たりにするのは初めてであるが、目がどうしても人間の目。

こんな人いるよね。

そしてこの日を我家の大晦日とした。

名物の蕎麦。

盛りにした。上手い! 天ぷらそばは、止めた方がいい。これがこの地方の鉄則。なんかセンスが違う。

そば屋の天ぷらは家庭的であってはならない。

もちつきがあり、

越年の初詣の最勝院にお参り。

薪のあかりをたよりに、いつも暗がりで詣でるので、十二羅漢がいらっしゃったとは?

詣でるヒトなんかいない。法事の人たちだけ。

今年の紅葉は、1週間ほど遅いが、例年より美しい。

ささは、やっぱりアルパカとは違う。

 

そして、今は、私は九州の実家にいる。

物置を大掃除してアトリエ化している。どうして我家の人間は、掃除が出来なかったんだろう。

とにかく、置いてくるだけ。それが凄いことになって。

しかし、明日は、やっと掃除の終わりになる。すでに4日が費やされた。

私の暦では、すでに新年の5日目。

 


ローマは一日にしてならず

2012-11-07 | 日記

現在の作品をそのままメッキ作品に置き換えて、うまくいくものじゃない。

そんなことは、100も承知だが。。。

これはこれで、素材と心を併せて、作り上げて行くしか道は開けない。

銀の美しさ、その美しさと共に光を探す。

 

ケリちゃんのこの笑顔も一日にしてならず。

そりゃそうです、可愛がってるもんねぇ~。

 

 

 


レンズ研磨屋さん

2012-11-06 | 日記

昨日、レンズ研磨屋さんに「輝く細胞」のためのレンズを貰いに行った。

いつもは、恐ろしくお忙しそうなのに、少しゆとりがあったのか、私の欲しいレンズを選ぶ傍らで、いろんな話をしてくれた。

時々、カメラのレンズを分解し、磨きの加減や、伴う経年変化などを他社レンズと比べてみるそう。

やはり、ニコンの技術はずば抜けている。だから何十年たっても美しい色とシャープさを失っていない。

技術とは、つまりガラスの性質と研磨技術の高さのこと。

そして凹レンズと凸レンズを二枚併せて、虹が出るようにならなくちゃいけない、ほら。ほらと、見せてくれる。

2軒のレンズ磨き屋さんにお世話になっているが、こちらは、主に小さいものが専門。

小さいから、大きいからと技術料が変わる訳ではないそう、むしろ小さい方が難しいのか?

先日、直径1ミリのレンズの研磨依頼がきたが、いくらなんでもあんまりと、お断りしたと。レンズと言っても、素通しでないレンズもあります。レアアースのとか。反射させて計測するものとか。

このところの中国の物流ストップの影響は顕著に出ているそう。

社長は、昨日、雄鶏が老衰で死んだので、お孫さんとお通夜をして告別式をしたと。

いつも、光りをみつめ、見えないものを見ようとしている人たちの感性は、大好きだ。

帰りしな、工場の庭のまだ気持ち青みの残るゆず、春菊を頂き、お返しではないが、養鶏場の生みたて卵を差し上げる。

なんでもないこんな交流がほっとする。感謝!!

 

そして、帰宅すると、Z女史から100個の柿が届く。また感謝!!

お庭の柿の木の大枝をZ女史のピアノ教師の妹A嬢が1時間半かけて切り倒したそう。

この姉妹の集中力と肝の太さには、驚かされる。

 

 


銀座歩行者天国

2012-11-05 | 日記

11月の日差しの中。銀座の歩行者天国を歩くのは、何十年ぶりだろうか?

そんな感慨に浸りながら、早足は運動とばかりに嬉々として歩いていたら、伊東屋に寄るのを忘れたことに気づいたのは、もはや7丁目あたり。。。

どうしようか。。。

 

 

 


gone

2012-11-02 | 日記

冬の雲の色だなぁ。夕焼けに染まった珊瑚色の雲。

カメラを取りにアトリエから2階に上がって戻り外に出ると、もはや灰色のどんよりとした冬雲。

あっという間に、珊瑚色の雲は、GONE.

女心と秋の雲? 空?

庭の柿、今年は裏年で、実りは少ない。焼酎であおすか、干し柿にするか。。。

そういえば、先日の元額縁屋Sが、笑わせてくれたことを思い出す。

彼の老化は、ますます拍車がかかり、顔には多くの老人斑が浮き、真っ白の頭髪はすっかり短髪にした。

ある日、あるばばぁに「あんた足取りが軽いわねぇ~」と褒められた。

俺のことを70以上だと思っていやがる、老人にしちゃぁ背筋が伸びて歩きがいいと。

いつもながら、自虐ネタで笑わせてくれたことも報告しておきます。

相変わらずのお人好しだなぁ。

私たちは、ファインアートを志した時点で、世間の競争からはずれ、幼くして隠居の道を選んだ。だから、 20歳前後で既に、世間の人の現在の年齢(50代半ば)の心持ちでいたと思う。

だから、なんにも変わらない。

 

 

 


大物ども

2012-11-02 | 日記

このメンバーがどれほど顔が大きいか、私を基準似して頂ければお解りかと思います。皆、大物だなぁ~。

滋賀県草津の鉄工所。ここは鍛鉄専門。

それにしても、広々とした工場内には、凄い機械がいっぱい。

 
そこの工場の奥の奥、社会貢献部としてある鍛鉄カルチャーセンター。もはや生徒さんは80名に及ぶとのこと。
 
 
今日、A鉄建工業さんのご紹介で、西那須野のN社を訪問し、メッキ加工の試作を依頼して来た。
それはそれは大きな鍍金屋さんで、すごい、すごい。
私のような仕事にならないものでも、社会貢献のような形で引き受けてくださった。
 
どんな凄いかって、言えない。私のメッキに対するドアが開きました。
今日は、大変、多くのことを学びました。
 
月曜の朝、仕上がりを見に行くこととなった。
 
 

晩秋のはじまり

2012-11-01 | 日記

この紫陽花の美しさに痺れるようになれば、熟成した大人の証拠。

菊は、横倒しになってその小さな花が這うのがなんとも美しい。

金水引ももはや真っ赤

ゲンノショウコがこんなに。そして例年になくいっぱい出ている。

そういえば、去年もこのゲンノショウコを摘みにくる人の姿は見なかった。開花期が摘む時期なんですが。

山の山菜も、キノコ狩りも誰もしていない。

残念です。

私もかつては日課だった犬との森の散歩も滅多にしなくなった。

美しさに何の変化もない目の前の自然、自身を騙そうとするが、素直に愛でることはできなくなった。

H画伯の朗らかな自然との語らいが、羨ましい。

 

以下、友人からのメールより******

<先週、クリプトンによる被曝>
先週に疲労、紫斑(皮膚や目の出血)、胃腸不調など、不調を感じられた方が多かったようです。
(不思議な一致だったので調べました)
 
すると、現在、第一原発の1号機が、幾度と小臨界を起こしている模様です。
これにより、放射性ガスのクリプトンが発生しています。
 
(クリプトンは再臨界を判断する指標の一)
 
 
と、同時に、放射性水素がたくさん発生していて、10/23(火)には、
水素爆発(1号機の爆発)を防ぐために、大量の窒素ガス注入をはじめています。
 
 
問題は、これにより、大量のクリプトン・ガスが放出されたことで、
東北・関東の全域で、知らないうちにプチ被曝が起きている可能性が高いです。
 
 
すでに、食品中の放射能の被曝により、多くの方が体内のフリーラジカル消去能が限界に
近づきつつある状況かもしれませんので、クリプトン・ガスにより、
風邪に似た症状や不調が生じたかたもいらっしゃるように感じます。
 
 
ちなみに、放射性クリプトン(ガス)の被曝力は、強いです。

*****

私が風邪ひき気味で、ぎっくり腰が出そうなのは、このせい??

 


 
 

 


佐川美術館水庭

2012-10-26 | 日記

佐川急便の琵琶湖畔にある佐川美術館、平山郁夫、佐藤忠良、楽吉左衛門を展示する美術館ですが、なんといっても素晴らしいのは、この水庭。

建物ももちろん素晴らしい。

自然の動く美、には魅入られる。

この水を美しくたもつ循環装置は大変なランニングコストがかかる事でしょう。

圧倒的な美しさに間違いないが、ここまで無理につくらなくても、日本には、美しい自然は、至る所にある。

奇麗奇麗といいながら、「押し付けられる美」より、「発見する美」がいいなぁ。

 

 


紅葉狩りへ

2012-10-25 | 日記

例年なら10月の中旬が那須山の頂上の紅葉ですが、今年は季節の巡りが遅いので、きっと今日当たり、おまけに暇な日は無かったし、

こんな日は滅多に無い

木漏れ日の那須街道を上る

料金所は、もはや無くなった。人件費のおかげできっと赤字になったことでしょう。

美しいなぁ。きも~ち、おそかったかなぁ。。。

緑色は、クマザサですが、私の家の前の森にも生えていますが、色が違う。

静岡出身のS画伯がいつも言っていた「みるい」色。

若々しい色で艶があり、柔らかいのです

殺生石まで降りると紅葉は、まだ浅い。

そして、7世紀初頭からの那須の名湯「鹿の湯」 入浴料金400円也

記録があるのが7世紀で、実際は、もっともっと古くから温泉に入っていたでしょう。

本日の収穫。アケビにむかご、クレソンに柿、そしてほおずき

ただじゃぁ~、山歩きしないよ~っ。


ボダムのやかん

2012-10-24 | 日記

先のベルリン訪問の折、作曲家のM女史と彼女の運転で、市内走行中に見つけたフリーマーケットでみつけたボダムのやかん。

定期的に立つ市と異なり、市民が家にあるものをかき集めてとにかくお金にしようとしているだけの市は、安くて掘り出し物があると女史は言うので、互いに忙しいといいつつも、車を停めて、物色した。

そして

現在は、生産中止となっているそうボダムのやかん。

あまりのデザインのふくよかさに、見入られる。古いものに間違いないが、、、

穴があいていたらステンレス専門の鉄工所でなおしてもらおう、しかし、まったく問題なかった。

なにもかも私の好きな素材に、形。持ち手は積層曲げ加工の木、注ぎ口の素直な形状。真鍮の上にブルーのガラス玉なんて、しびれさせます。

ステンレス好きのH画伯、どうでしょうか?

昔、パリで買った、現代のコーヒープレッシャー

デザインは、みごとに継承されている。


作品出荷して関西行きに思いを巡らせる

2012-10-13 | 日記

12日の午前中、西宮北口集合住宅ロビー用の作品が仕上がり予定どおり出荷できた。

胃腸科に行き検査をするような時間はなかったので、針灸師の弟の指示に従い、頭に鍼をし、首の後ろにホカロンを巻き付け、夜寝る時は、鍼の代わりに枕に薄いエンセキのアンカで、脳みそを暖めて寝た。食事はすこ~しづづ。おなかがすくと胃が居るぞと主張するので確かに潰瘍はできているのだろう。作品ができたので、すべて良しとする。

万事塞翁が馬。

16日現場取付けのため、15日から京都の友人宅に泊まる。

取付けは、もちろん美術品専門の取り付けテクニックのM工房のMさん。信頼しているから全く不安はありませんが、私も7時には京都を出て、現場に9時には着くつもり。     

17日は、大阪の知り合いの展覧会を見て、18日は、何処か浄土庭園をみて。  

19日は、草津の株式会社ナルディックを訪問。此れが今回のお楽しみのハイライト。

草津と云っても群馬ではありません。大津のとなり、朝鮮からかつて渡り仏像作りをした鉄職人の末裔。

昨年のちょうど今頃、フランスピレネー山中のアルルスルテック村の鉄工所フェスティバルでばったりであってしまった。

3500人ほどの村で。東洋人なんて居ない。そんなところに鉄の彫刻家本郷重彦さんがいらしたのです。思えば27年前、名古屋の大学で美術評論家の中村英樹さんの企画展がありそれに呼ばれたときにご一緒して以来でした。

本郷さんです。手前後ろ姿は、ご一行様おひとり、農学博士の松浦先生。

カタルニア中心に、フランス全土から。

ここでは、フランス語かカタルニア語のみ。英語は通じない。

3泊4日間続き、ディナーには、私も混ぜてもらった。

ワインは出るものの、お料理がなかなか、で、ナルディック社長、暇を持て余し踊り出す。

そこに、ティエールの女社長マリーフランセも加わる。

そして、この下の方が、この世界で大変有名でヒーロ―とされるナントカさんでした。

皆、彼と握手するだけでも喜んでいました。

19日の再会が、楽しみです。


回復してきました

2012-10-05 | 日記

コケっ                             コッツ     コーというわけで、朝は、未だ怪しかったが、時間が経つと共に、元気が出て来た.夕方には、ご飯を炊いた.何しろ激しい胃痛の後のため身体が真っ直ぐならない腰曲がり。このまま生涯治らないのかと思った程。どうも胃けいれんだったようだ。ウェブを見ると、胃けいれんは病気ではなく現象。 その原因に病気があるので精密検査をするようにとあったが、気にしない。此れで胃けいれんというものがどういうものかよくわかった。病気は、自分で考えて、四つに組みどっぷりつきあい全うするのがいいと思う。確かに何かの反作用として起こったのだ。お知らせだから、胃けいれんがさんの気の済むまで やらせてやった。 病気は、でている症状を抑えるのではなく、しっかり出させて、病気を全うするのがいいと思う。そのほうが私の中で怒っているナニモノカが満足するでしょう。                                                                  


生まれて初めて胃が痛い

2012-10-04 | 日記

食べ過ぎで胃がもたれることはあったが、昨日の朝から強烈な胃痛に襲われる。鉄の手で胃をわしづかみされているみたい。ほぼ不定期日記のH画伯ほどではいとはいえ、私も多分に神経系が弱い。神経性の胃炎と決めつけ、1日寝れば治るかと思ったが、2日になる。主人が作ってくれたおかゆをちょっとずつ、3日前こしらえていた餅米の甘酒を温めて少しづつ。夕方、そう云えばと足の裏の反射区の胃のツボを木の棒で強烈に刺激したのが効をそうしたか、横になていても身体を伸ばせるようになった.痛みが引いて来た。明日は仕事に復帰しなければ、12日発送、16日取り付けに間に合わない。しかし、今夜は、焦らず、ベッドの枕元に置いて、フランス語の勉強専用に使っているMacBook レオパードからブログを書く。このPCの問題は、水を数滴落とし、return keyが利かない.故に改行ができない。(笑)未だ身体に力が入らないが、このPCの中に入っている画像をご紹介しましょう。今年の3月の沖縄。このおおきな器。そして見上げるとバナナ。                 ガジュマル.よかったなぁ、沖縄。


ベルリン出会い

2012-09-30 | 日記

昨日消されたNHKスペシャル、某氏のサポートによりまた見る事が出来るようになりました。

今日は日曜日、じっくり見てください。

我が那須町も除染費用が無く、全く進まない状態。

そういえば、昨年、高放射線量の地域に見舞金がでるはずだったのも、まだ来ていません。

 

9月14日、ベルリンで、タニヤ=レーという女性のフォトグラファーと会った。

彼女は、私の1~2月のベルリン日独センターの個展をみて私に会いたいと、連絡して来ていた人でした。

彼女は、まず私の作品の意図をすっかり吸い取るように理解していました。

そして、聡明で大変優しい方でした。

作品を介して知り合えるというのは、こんな有り難い事はありません。

少なくとも90%は語らなくもいいわけですから、率直に本題に入る事が出来た。

 

彼女は、チャルニブイリのとき、300kmも離れた所に住んでいたそうでしたが、ちょうどそのとき雨が降った。

それで、彼女にも甲状腺異常が発見され手術した。その首の切開痕を見せてくれた。

空間線量よりも、何を食べるかという口にするものがとても大事であると言っていた。

そして、この手の事故に関しては、政治家も政府も皆嘘ばっかり並べ立てる、それが常であると。

非道だと。

 

私たちは、原発に対して怒るために会った訳ではない。彼女が被害者であったことなど私は知らなかった。

 

この世は地獄草紙そのまま。

私は、I hope my works always stand close to people's life. といい、

私たちは、意気投合した。

彼女は、昨年、夫を亡くした、二人の息子たちは27と24になったと。

彼女の痛々しい切開痕のある胸元には、黒い細いリボンに通された銀色のリングが下がっていた。

 

昨日、あれ以来、初めてメールを送るやいなや、彼女からメールが来た。

ほぼ同時に互いを思い浮かべていたようだ。(笑)