私は数年前まで、後楽園というと後楽園遊園地と後楽園球場しか思い浮かべられませんでした。 お恥ずかしい
先週の金曜日にSSC26の10月イベントで小石川後楽園に行ってきました。
待ち合わせは10時半でしたが、天気予報では午後から雨が降ると言うことでした。家を出たころからポツポツと雨粒が落ちてきていて、雨の中歩くのは嫌だな~と思いつつ待ち合わせ場所までに、幸い雨はまだ降っていませんでしたが、寒かったですよ
今回ガイドが二人ついてくれ、参加者は二つに分かれて園内を隅から隅まで詳しく案内してもらいました
小盧山
一面オカメザサでおおわれた、円い築山ですが、手入れが行き届いていてきれいでした
屏風岩
平たく切り出した岩を立てて屏風のように岩が特徴で、それぞれの岩の層に特徴があり、巨大な岩を屏風に見立てるという構想、実際に切り出してきた岩を立てるという作業、江戸時代の造園家のセンスに驚かされますよ
丸屋
庭園には接客のための茶屋や、お休み処もあり、この丸屋は茅葺屋根で、屋根裏はかご編みの立派な作りになっていて夏の暑い日にここで休むと気持ちいいのでは・・・
円月橋
橋が水面に写る形が満月になることからこの橋の名前がつけられたとの事です。 石造アーチ橋としては日本では最古の部類に入るそうですが、現在は渡ることはできなくなっていますが、私はここを着物着て渡るのはちょっと難しそうに思えました
三大将軍家光のころには江戸の人口が増え、飲み水が足りなくなり、井の頭池の水源から水道を引いて神田上水として小石川後楽園に水をいったん集めて、ここから市中へ流していたそうで、神田上水の後などもありましたが、現在はポンプで循環しているそうで、水はそれほどきれいではありませんでしたが、大泉水には鯉や、鷺や、鵜、亀、鴨などを見かけました
ここの紅葉はみごとだそうで、池の周りには紅葉がたくさん植えられていて、見ごろは12月の初めだそうですが、一本だけ色づき始めていました
小石川後楽園の大泉水に面した一本松は、琵琶湖の唐崎にある「一つ松」に因んだものだそうですが、数百年におよぶ植木職人の伝統に培われた技術の賜で、さすが見事なたたずまいです
ここは元あったお屋敷の四分の一になってしまったとのことですが、庭園は思ったより起伏があり、けっこういい運動になりお腹もすきました。 最後は予約してあった涵徳亭で松花堂弁当のお昼を食べてから解散となりました
散策中は雨には降られませんでしたが、寒くて、寒くて、手袋持って来た方がいましたが、正解でした。 つい数日前は夏日で、半袖シャツで良かったのに、何と言う天気なんでしょう。 昼食後外へ出てみたら天気予報通り雨が降っていて、風もあり寒かったですよ
初めての小石川後楽園でしたが、これからは紅葉、雪吊り、蠟梅、桜、菖蒲、等々四季の移ろいを楽しみに訪れたいと思っています
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