after-studio (画と本のある空間)

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2本の映画

2019-01-06 13:11:10 | 音楽・映画

今大変な話題を呼んでいる映画「ボヘミアン・ラプソディ」。
お客様や知人からも強く勧められ、観て参りました。
クイーンについては名前を何とか知っている程度で何の前知識もありません。
フレディ・マーキュリーについてはなおのことです。
エイズで死んだミュージシャンが居たことはうろ覚え程度でした。
しかしこれほど多くの人を熱狂させる映画への興味が次第に深まり、かつてマイケルジャクソンの「this is it」に魅せられ、連日映画館に通ったことを思い出しました。
あんな情熱を持てる映画に再び出会えるかもしれないとの期待も少し持ちながらの鑑賞でした。
確かに素晴らしい映画で、「ボヘミアン・ラプソディー」の「ママ~♪」と流れたときには胸が熱くなりました。

そして、更に気になっていた「エリック・クラプトン~12小説の人生~」も観て参りました。
クラプトンは「レイラ」や「ティアーズ・イン・ヘブン」など好きな曲が数々あり、仙台に来た際にはライブにも行ったのでした。
中でも「レイラ」は以前PCのパスワードにするほど好きだったのです。
映画はそれらの曲が出来上がるまでを丁寧に記録し、クラプトンの人生が痛いほどに響きました。
マーキュリーもクラプトンも苦しい中から音と言葉を紡ぎ出し、それは聴く者の魂に響くのです。

言葉も音楽も人間だけができる表現で、それによってどれだけの人が救われ生かされてきたか。
使い方によってはその逆もありうるわけで、それを思いますと、身の引き締まる思いがいたします。

クラプトンの映画には少し通ってみようかと思いました。
良い出会いでした。