after-studio (画と本のある空間)

経営する喫茶店の名前です。

店のHPはこちら→ http://www.samatsu.info/cafe/

朗報

2008-03-28 00:06:12 | 珈琲
テレビのニュースは、私たちの生活にすぐ響くような事件や施政事ばかり。
もう、溜め息をつくことに疲れ、ついついチャンネルを変えてしまいます。
どこかに朗報が隠されていないでしょうか・・・。

BSにしたところ、『伝説のロック・全米ベストヒット・・・』が。
10代の頃でしょうか、マイケル・ジャクソンが、スリムな体で完璧に歌い踊っています。
まるで精巧な機械仕掛けのような身のこなし、まったく無駄の無いスタイルに黒く引き締まった顔。
なんて美しいのかしら!
見とれてしまいます。
神秘的ですらありますね。
ある意味、芸術品ではないかと思うほどです。

今ではもう、あの面影も無いですが、映像があの美しさを残してくれている事は、大変な朗報ですね。


桜の季節

2008-03-26 23:51:12 | 自然・植物・花
桜の開花時期が、年毎に早くなっていくようですね。
この仙台、今年は4月9日ごろとか・・・。

桜は開花期間が短いので、一週間見送ってしまうともう葉桜、という事もしばしばですね。
仕事で土日しか出かけられないものですから、満開で見事なお花見が出来る事はそうそうありません。

今でも思い出すのは、数年前の山形霞城公園でのお花見です。
朝に思いついて、さあ出かけようと出向いたのが、一番の見頃時期だったのです。
散りかけた桜並木、お堀にこぼれる花吹雪。
それはそれは見事で、その美しさに見惚れてしまったのでした。
それ以来、あの感動を再び、と、毎年霞城公園へ赴くのですが、見事に外れてばかり。

今年はどうしようかなあ・・・と、迷う季節になりました。

風に吹かれて

2008-03-26 00:19:10 | 音楽・映画
音声解説ボランティアに参加している事は以前記したと思うのですが、今度の映画は「アヒルと鴨のコインロッカー」です。
解説文は、遅くなりながらもやっと書き終え、今夕提出してきました。

この映画は仙台が舞台ですので、是非観ておきたいと劇場公開時に観に行ったのです。
その時にはあまり面白いとは思えず、がっかりして帰ってきた事を思い出します。
ところが、解説担当として幾度もこの映画を観ておりますと・・・。
不思議ですねえ。
面白いのですよ。
そして、観れば観るほど愛しくなるから不思議です。

映画全体を通して流れているのは、ボブ・ディランの「風に吹かれて」。
ある資料によりますと、
『ボブ・ディランの楽曲は、映画・テレビを問わず、原盤使用が極めて難しいそうですが、この映画では、この作品の内容にボブ・ディラン側の共感を得て、オリジナル音源の使用が特別に認められたとの事』
いよいよ、この映画の奥行きの深さを感じてしまいます。

ところで、音楽解説も担当のためネットで調べているのですが。
ボブ・ディランの「風に吹かれて」
調べるほどに惹きつけられて行きます。
そして、この歌には本歌があったそうです。
黒人奴隷の開放歌、「競売はもうたくさんだ」です。
この歌についても調べたいのですが、今の所まだネットでの検索ができておりません。
”該当無し”と出てきてしまうのです。

何とか探し出したいものです。
できることなら、本歌のほうも聞いてみたいですね!




ふるさと

2008-03-24 19:34:53 | 人事・生活・世間
夕方のアフターは、幾分ライトダウンをしている所為か、昼とは違う落ち着きがあります。

さて、今日の朝刊によりますと、駅西口に複合ビル建設予定だったとか。
百貨店が入居予定であったとも。
結局、計画は断念との記事でしたが、どんな百貨店が入居予定だったのかしら? と、ミーハーの私は、まずそちらが気になったりしておりました。

最近の仙台は建設ラッシュで、マンションは建つわ、商業ビルは建つわ、おまけに地下鉄東西線建設のため、青葉通りのケヤキが一区間、消えてしまいました。
街がどんどん変わっていきます。
ふと、これでいいのかなあと思ってしまいますね。

私の”ふるさと”は、県北の小さな町なのですが、子供のころに父の転勤で仙台に来てからめったに行く機会がありませんでした。
数年前、何気なく行ったところ、もう道路も町の様子もがらりと変わっていたのです。
懐かしさもなく、初めての町に来たようでした。
もう”ふるさと”ではないですね。

仙台もこんなに変わってしまいますと、帰省した方が、”ふるさと”と感じなくなるのではないかしら。


アラゴン

2008-03-22 18:12:48 | 書物・文学・詩
昨夜ブログを書いていて、あまりの眠さに明日にしようと保存をしておいたつもりだったのですが、今日続きを書こうと開けてみたところ、なにも残っていないのです。
きっと操作を間違ってしまったのでしょうね。
一日過ぎてしまいますと、今日は今日の思いになってしまいます。

土曜日はアフターがお休みですので、目一杯寝坊を決め込みます。
それからゆっくりブランチ。
ブランチの後は、のんびり、メイクです。

アフターには「アフターライス」というメニューがあるのですが、それに使うチョリソー・ソーセージが切れかかっていたので、それを買いにエスパルまで。

帰宅しますと、郵便受けに小包が入っておりました。
友人から贈られた本、「アラゴン」です。
数ヶ月前、アフターに時々お見えになる方の著作を読んでいて、詩人アラゴンについて知り、読んでみたいと思っていたのでした。
アラゴンの詩はシャンソンで歌われるほど有名なのだそうですが、私は今まで読んだ事が無かったのです。
まだ読んでいないので、感想は書けないのですが、読み終えたならブログに書いてみようかと思います。

人との出会いは、それ自体嬉しいものですが、人を介して新たなものとの出会いがあることは、更に喜ばしい事ですね。

叶わぬ夢

2008-03-20 22:58:18 | 人事・生活・世間
街中に住んでおりますと、便利は良いのですが、何時の間にか住まいがビルの谷間になっている事があります。
私の住まいはまさしくそれで、特に日当たりのよかった部屋が、今では目の前に隣の壁があるという状態です。
更に隣のビルの外壁メンテナンスとなりますと、窓とカーテンは閉めっきりです。
今日は祝日なので、流石にメンテナンスの仕事はお休みだろうとカーテンを開けていると、な、なんと、工事の音が聞こえて来るではありませんか。
慌ててカーテンを引き、部屋は真っ暗。
そんなわけで、朝から電気を目いっぱい点けての休日になりました。

便利を取るか、窓外の景色を取るか・・・。
今のところ便利なんですよねえ。

幸い今日は外出の予定が多く、部屋の暗さを悩まずに済みました。

日の光を浴びて目覚める喜びは、私にとってこの上ない贅沢なのですが、便利を取っている間は”叶わぬ夢”ですね。

落語家

2008-03-20 01:19:33 | 演劇・舞台
明日が休みだと思うとどうもいけません。
すっかり気持ちが緩んでしまい、お酒を楽しんでしまったり、ビデオを遅くまで見てしまったり。

今見ているビデオは、先日NHKハイビジョンで放映された立川談志10時間。
その後編です。
このところ、朝の連続ドラマ「ちりとてちん」で落語家の生活を知ってしまったせいか、談志の落語の巧さに感服しつつ見ているのです。

まったくその人になって語られる落語。
一気に何人もの登場人物を使い分ける見事さ。
あれだけの長い台詞をすっかり自分の言葉にしてしまい、数人の登場人物を難無く演じ分けてしまうのですから、「凄い!」としか言えませんね。



醍醐味

2008-03-18 21:02:25 | 人事・生活・世間
何年も前の冬の午後、映画館に入り長い映画を見て外に出ると、日はとっぷりと暮れておりました。
その時、不思議な違和感を覚えたのです。
何かを失ってしまったような・・・。
映画館に入るときの外の明るさが脳裏に残っていたのでしょうね。

私たちは、日の流れを刻々察知しながら一日を送っているのですね。
それが、流れを認知せずに夜を迎えてしまうと、何かとっても大切なものを忘れてしまったような、或いは置き去りにされてしまったような・・・。
不思議な郷愁を感じてしまうのです。

アフターでの一日はまさにそうなのですが、窓から見える日の流れが、違和感を緩和してくれます。

今日は早め閉店の火曜日だったのですが、いつもの用事が無かったのです。
さて、早い夕方何をしようかと、あれこれ考えておりました。
しかし、幸いお客様がいらしてくださり、ゆっくりお客様とアフターでの時を過ごすことができたのです。

珈琲が美味しく入り、ゆっくり会話を楽しむ。
喫茶店経営の醍醐味ですね。

いつも感謝です

2008-03-17 19:45:02 | 喫茶店「after-studio」案内
「あきらめない」、でスタートした週明けでした。

ほとんど外へ出ずに過ごせることは、この花粉の時期、特権ですね。
のどが少し痒いように思うのですが・・・。
そのような季節、マスクをしてアフターに入って来られ、それをはずして珈琲をお飲みになられるお客様。
そして、再びマスクをなさってアフターを出られるお客様。

ここまで足を運んでくださったお客様に、いつも感謝で頭が下がります。
そして、アフターでの”時”を十分に満足していただけたかしら? と、日々反省と自己吟味なのです。
うちの様な小さな喫茶店で居心地のよい対応とは・・・?
お客様次第で、あまり話しかけないほうがよいのか、あるいは、少しは話しかけたほうが良いのか。
未だ、その判別に迷うことがあります。

お客様には、ご注文の品だけではなく、時間や空間を買っていただくわけですから、お客様の必要に十分お答えしたいと願いつつ、未だ未熟者で反省しきりです。

そんな中で、やはり私は会社の仕事も含め、「あきらめない」に励んでみたいと思います。


あきらめない

2008-03-17 00:31:21 | 喫茶店「after-studio」案内
NHKの番組「プロフェッショナル」は、いつも録画をして観ています。
先回の『カテーテル治療の第一人者 心臓内科医 延吉正清』をこの休日に観ることが出来ました。
心臓カテーテルは、父が心筋梗塞になった際この治療を受けたので、大変印象に残っていたものです。
その模様を映像で見る事ができ、不思議な感動を覚えました。

この医師から何度も出てくる言葉が「あきらめない」でした。
延吉医師は心筋梗塞で心臓の一部が壊死してしまい、どこの病院を訪ねても改善を望めず、苦しんでいた患者さんのカテーテル治療を引き受けました。
残念ながら、それは成功を見なかったのですが、投薬治療を一年続けて、またカテーテル治療をやって見ましょう、と”あきらめない”のです。

そして、最後の
「プロフェッショナルとは?」の答えは
「難しい事を簡単にする」でした。

なーるほど・・・。

アフター・スタジオだけでなく、会社の仕事も兼ねてやっている今の私にとって、力になる言葉でした。
分からない事が多すぎて、私は簡単な事を難しく考えているのではないかしら。
「あきらめ」が、何時も私を追いかけてくるのですが・・・。
「あきらめない、あきらめない」
当面、この言葉を自分に言い聞かせながら仕事に励もうかと感じさせてくれた、尊い番組となりました。