日生劇場にて ミュージカル
「ジキル&ハイド」観劇
二重人格の代名詞ともなっている言葉「ジキル&ハイド」
あらすじ
医者のヘンリー・ジキル(石丸幹二)は「人間の善と悪を分離する薬」の研究をしている
人類の幸せを願ってのことであったが 最終段階の人体実験をすることは 病院の理事会で却下される
婚約者エマ(笹本玲奈)とのパーティが開かれたダンバース卿(エマの父)邸を抜け出し
友人アターソン(吉野圭吾)に誘われるまま 娼婦の館でもある パブ「どん底」
に出かける
そこで出会った娼婦ルーシー(濱田めぐみ)から「わたしを自分で試してみたら?」とささやかれ
ジキルは自分で研究中の薬を試すことに気づく
薬服用後 克明に変化を記録
頭痛 恍惚感 痛み 呼吸困難・・・ジキルからハイドへと変身
ある日ルーシーがジキルを訪ねてくる
傷だらけの背中を治療するが ルーシーから「加害者はハイドだ」と聞かされる
街では 猟奇的殺人事件が多発 理事会のメンバーが次々と惨殺される
ジキルはハイドを抑制できなくなり ルーシーをも殺害してしまう
凶悪な分身を生みだしてしまったことに慄然
(結末まで言ってしまいます)
ハイドを押さえる薬を飲んでみるもの エマとの結婚式でハイドがあらわれてしまい
エマの首に手をかけるハイド
友人アターソンに撃たれ エマの腕の中で亡くなる
鹿賀丈史さんが演じられていた 「ジキル&ハイド」
満を持して 石丸幹二さまの登場です
ほとんど出ずっぱりの石丸さまをおなかいっぱい堪能し至福のひと時でした。
名曲
「時が来た」This is The Moment
劇中でこの曲を聴けたことは 感動です
エマとルーシーのデュエット曲
「その目に」In His Eyes
その歌唱力に 鳥肌ものです
アンサンブルの中でもその立ち居振る舞いの美しさにひときわ目を引く
吉野圭吾さん 素敵でした
人間の正義と悪の部分の悪を取り除く薬ができれば・・・
戦争もなくなることだろう・・・ジキル博士の考えの着眼点はとてもよかったのに
実験 実を結びませんでしたね