１０数年前の玩具屋での出来事その３～３．４くらい

例によって被ってたらスマソ(´・ω・`)

ある日のこと。
ＰＳ版ときめきメモリアルが発売される事となった。
初回限定版にはマウスやらマウスパッドやらが入った物らしい。
その日、物凄く激しい息遣いで駆け込んできた客が居た。
何度かソフトを買っていた見覚えのある客だった。

「ときメモの初回限定版予約できますか！？」

('A`)・・・。
イキナリ略称で言うなよ・・・。
分かるからいいけどさ。
俺ＰＣＥ版全キャラ解いたし。

「ええ、まだ受け付けてますよ。ではこちらにお名前と電話番号をお願いいたします」


安心して記入して帰る客。

が、しかし、彼の初回限定版への執着は並ではなかった。
別のソフトを買いにきたついでに必ず


「ときメモの予約ちゃんと入ってますよね！？」

('A`)

「ええ、大丈夫ですよ・・・」

の繰り返し。
しまいにはある日、

「何か予約ちゃんと入ってるか確認できる物
ありませんか！？」

('A`)

「お客様にはいつもお買い上げ頂いているので、私がお客様を覚えておりますので間違いないです」
「もし他の店員で話が通じなければ”背の高い男の店員”と言っていただければ私が話を通しますので」

「いや・・・でも・・・」


あーもーヽ(`Д´)ノ　わかったわかった。

「こちらにお客様のお名前と連絡先が記載されていますよね？」

「はい！これなら大丈夫ですね！安心しました！」


帰る客。
そんなに心配なら他所で予約してくれてもいいよまったく・・・。



そして当日。
開店と同時にダッシュで現れましたそのお客さん。
('A`)・・・アンタ予約してんだから開場ダッシュいらんだろうに・・・。
満面の笑みを湛えてやはりダッシュで帰って行きました。
家に帰って早くやりたかったんでしょうね。



余談ですが、その初回限定版にはマウスパッドが２種類ついていました。
箱の裏に

「その日の気分で使い分けるとＧｏｏｄ！」
とか書いてありました。

どんな気分で使い分けるんだか・・・('A`)