SS540

失敗なんて気にしない。工作あるのみ!

撮り比べ

2009-03-21 00:04:47 | 撮影
ポジをスキャンしたところデジタルでも同じような画像があったので見比べてみました。

御茶ノ水橋の上から連結面を撮ったものです。
まずはポジのもの
               Nikon F5+AF-S 80~200mmf2.8D RVP100

一方こちらはデジタル
    Nikon D40+AF-S 80~200mmf2.8D ISO400 SS=1/100 F=5.0 WB=晴天

撮影日は違いますが、どちらも薄曇りの日で撮影時間帯もほぼ同じです。

比べてみるとそれぞれ一長一短が分かります。

ポジの方は床下がつぶれてるのでほとんど見えません、一方デジタルは台車のディテールまで良く見えます。
ポジの方は若干アンダー目の露出なので周辺減光が目立っています。でも1段程度絞ればだいぶ解消されるので普段は特に気にしません。
デジタル(フルサイズ以外)は言わば「レンズの真ん中の光」を使って記録するので周辺減光は解放でも気にしません。

とここまで書くとデジタルの方がいいかなと思うのですが、私がフィルムに魅かれる理由はこの次にあります。

ポジはフィルムの中でも「超高彩画」と謳っているいるベルビア100を使っています。
一方デジタルは彩度、コントラスト、シャープネスもカスタムで左に飛ばして撮っています。それでも写真を見るとまだベルビアよりも彩度が高いように感じます。
鮮やかなのは好きなのですが、デジタルはどうも不自然な鮮やかさです。
曇りの日の201系はポジの色の方が近いように感じます。

デジタルの場合撮影後の加工がかなりのウエイトを占めると思うのですが、どうしても彩度の高い画像は好きになれません。
特にRGB原色が極端に高い画像は嫌いです。
103系や201系の様な鋼鉄車両の場合、彩度を上げると「真赤」な中央線や武蔵野線、「真っ青」な京葉線になっていまいどう見ても不自然ですし、コントラストをいじりすぎると「ベタ~」といわゆる「塗り絵状態」になってメリハリがなくなります。
一時期デジタルが撮影のほぼ90%を占めていましたが、やはりこれらの事が気に入らず、結局フィルムに戻りました。

今はフィルム:デジタル=8:2ぐらいの割合で撮影しています。
使用カメラの性能も雲泥の差なのでフィルム撮りの練習をデジで撮ることも最近はしなくなりました。
デジタルは失敗しても消せば済むのでフィルムのように現像費がかからない、痛くないんですよね。
フィルムの時の方が真剣に撮っている感じがします。
RAWで撮影し一枚一枚時間をかけて加工していけばいいのかも知れませんが、やっぱり撮った瞬間にすべてが決まるフィルムのスリル?が好きなのです。現像が上がるまでの「わくわく感」もあります(いまどき変わっている?)。

結局「絶対フィルム!」、「絶対デジタル!」と決める必要はないのでこれからも気の赴くまま撮影をしていきたいと思っています。


あくまでもF5とD40を比べての話です。F5とD3を比べればまた違った見解になるかもしれませんね。でも彩度が全体的に高めなのはデジタルの仕様なのでしょうか?











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