埼玉県魚

2017-02-14 06:39:22 | 日記
海のない埼玉県

川はあります。大きな川・・荒川・・入間川・・・

大雨が降ると河川敷のゴルフ場に大きなナマズやウナギが

川魚料理有名ですね。

浦和のうなぎのかば焼き、蓮田のうな重、天然ですよ。


しかし、そんな魚が埼玉県の県魚ではありません。

「ムサシトミヨ」という小さなめだかのような淡水魚

熊谷の元荒川だけにせいそく

その「ムサシトヨミ」がピンチです。


埼玉県と熊谷市が、昨年2月に公費で実施した希少魚「ムサシトミヨ」の生息数調査の結果を

非公表としていることが分かった。

同様の調査は5回目だが、非公表は初めて。

県と市は取材に「推定生息数が前回調査を大きく下回り、混乱を招く」

と非公表理由を説明しているが、調査関係者は

「数が大きく減っていることは事実とみられるのだから、隠蔽(いんぺい)するのではなく

現状を世の中に伝えて保護活動に生かすべきだ」と批判している。


 調査は1996年からほぼ5年おきに、熊谷市内の元荒川上流部の生息流域2キロで1~2月に実施。

サンプル区間を選んですくい網で捕獲し、その数とすみかとなる水草の生育状況から生息数を推定する。

「ムサシトミヨ保全推進協議会」を構成する県や市、市民団体

「熊谷市ムサシトミヨをまもる会」などが調査を担い

従来は県と市が5月ごろに結果を公表してきた。



推定生息数は、過去4回の調査で約1万6000~3万4000匹だった。

調査関係者によると、今回は数十匹しか捕獲できず、推定生息数は2000匹程度にしかならない。


複数の関係者は「何らかの原因で水草が減り、2014年に台風で下流のせきが壊れた影響からか

天敵のザリガニや、餌が同じ魚が増えたことが減少の主な原因と考えられる」と推測する。

一方で、調査に参加したメンバーの一人は「前回まで調査に参加していたムサシトミヨの専門家が

今回は参加せず、調査熟練者が少なかった。

一部のメンバーが騒がしくし、魚が逃げた可能性もある」と批判。

さらに「網で水草を引き抜いてしまったのに、植え戻しもしなかった」

と調査自体が生息環境を乱した可能性を指摘している。



調査データを集計、分析する県みどり自然課と市環境政策課は

結果を「まもる会」など他の協議会構成員にも明らかにしていない。

両課は取材に「調査手法に問題はなかった。(大幅減の)結果は一過性の可能性がある」と話している。



両課は昨年12月、県の天然記念物である生息流域の一部の保護を担当する市教委に

再調査の許可を求めたが

「2年連続で調査を行うと、水草などの河川環境の回復に影響を及ぼす恐れがある」

として今年1月に不許可となった。


ムサシトヨミがすいすい泳ぎまくれる川に

環境を壊すのは簡単です。外来種も敵ですね・・・

環境を残しムサシトヨミを保存してゆくことは大変です。
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