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墨色・文房四宝の魅力と不思議を!

文房四宝を基本とした墨芸術の作家活動を、ヨーロッパへ発信中

墨を磨る

2016-03-18 12:45:35 | 墨色

未だ見ぬ墨色を見たくて!


まだまだ春が本格的ではありませんが 今日も温かさを感じさせる日差しに つと 
思い出し 墨色見本帳 方 于魯の不足分を眺めながら
選んだ古墨は 分香連(直径が 12cm 余り)ありますので 小さな硯では気分良く磨れませんので
何か大きな硯はないかと その他の硯 No.8 の 洮河江緑石硯を持ち出しました。

 

     

29㎝ x 26.3cm 3.8cm 4.8㎏

刻は深堀で 蓮の茎の 棘まで 鮮明に刻されていて 見事な硯です、端渓硯でなく何故 この硯かと? 大らかで 柔らかそうで
何でも磨らせてくれるような お父さんのような ゆとりを持った硯ですので 最初はこの硯で磨れば なんとなく 安心ですから!

 

   


直径 12。2cm x 1.9cm 272g~292g

 

墨も 中々しっかりとしたものです。さて今夜の墨磨りで どのような墨色がですのか楽しみです!今度は ホームページ(朱鋒)で
墨色も どのような硯で どの古墨を磨ったかによる 墨色を載せたいと思っておりますが 中々ネット上では分かりにくいでしょうが
載せてみたいと思っております。  出来るだけ 集めた古墨と古硯で 墨色の変化?違いを色んな分野のアーチストの為に
残していきたいと思っております! 時間が許す限り 作って 保存していくつもりです。
もし ご興味のある方がいらっしゃるなら ご遠慮なく 墨色を差し上げますので どうぞ!

 

   

 


端渓硯と古墨の相性

2016-03-15 21:17:02 | 墨色

古端渓硯 と 古墨 との 相性


久しぶりに 愛硯 古端渓硯で 古墨 松華 まだまだ寒い日が続いていますので 中々 墨がおりません こんな時は

硯を磨る前に ぬるめの湯につけて 石自体を温めてあげます それから いつものように 優しいタッチで 磨り始めるといいですよ。

墨流しをしてみましたが やはり 中々墨が動いてくれません! もうすぐ春がやって来ますので のんびりと 水のゆるみを待って

また変わった 墨の美を 見たいと思っています!

  

 

  2016年 2月 制作


春が来るというのに!

2015-02-23 12:16:23 | 墨色

      

 

寂しいニュースがテレビから流れました!



春がそこまでやって来ているのに、若者の怪奇な事件が・・・・・、何が? 何で?・・・・・と 思うのは私だけでしょうか?

寒い厳しい暗い冬がやっと去り始めた時期だけに 心がとても苦しいです。

 やっと何かが待っているような春になって・・・・・・・ 本当に日本は 人間社会はどう変化しようとしているのでしょう???

若き命を残酷に消し去る現代、 私達 大人は 人生の歩みをどうすべきか?????・・・・と


ミニ屏風を創りました

2015-01-16 13:56:27 | 墨色

墨色の美しさを 卓上に置けるように ミニ屏風を 創りました。

 

 

墨色の美しさを近間でいつも 見れるようにと ヨーロッパの友人たちにクリスマスカードとして送ったので
其れより大きめに 自分用にも 製作しました。

墨の色の七変化を楽しみながら 増々 墨色の神秘に心奪われる毎日です。

明るい日差しを受けてすくすく伸びる 花菖蒲?

見る人によっては どのようなものに見えるかは自由ですが
本物の墨色の美を鑑賞するには 十分の作品だと 自己満足をしております!
 


墨色は 何故違うのだろう?

2015-01-10 14:20:21 | 墨色

墨色の違いは 何故起こるのでしょうか?

 

墨色の不思議に出会って はや幾年!
納得がいくまで 墨磨りをしながら 墨色を眺めています
 

色の変化を模索しながら 段々と資料がたまってきましたので その都度その都度の 色を保存していて
疑問に思えた 硯との相性! 紙によっての色の出方を 一律し、日本で手に入る紙を使い研究結果を資料として発表・伝承することに決めました。

整理していたら 何とこれ程の資料になってしまい これを一人で眺めていてもと気が付き 店のケースに入れました。

私の店は 東京から快速電車で1時間足らずの茨城県 土浦市に存在します。
小さな市ですが 特急も快速も止まる場所にあります 墨色を基盤にした芸術は沢山存在していますし それに関わっている人々も沢山居るのではないでしょうか?

真剣に自分の作品の墨色に、納得がいかない人達へ きっと確かな答えを見つけることが出来るのではと考えておりますので
どうぞ あなたの疑問をこの資料な中から 答えを探して欲しいと願っております !!!

今年ももっともっと深い墨色の世界へ!

 


小さな花壇に 古墨色の朝顔が咲きました!

2014-07-24 11:40:54 | 墨色

    

 

小さな花壇に 朝顔が咲きました。

 夏には朝顔・春にはスイートピーと毎年咲かせていましたが
 去年の夏には 種を購入したのにかかわらず 同じ色の朝顔しか咲きませんでしたので
連作のせいだろうと 今年は花壇に種をまかずに居たら 去年のこぼれた種から朝顔が咲いてくれました。

花を見た瞬間 私の大好きな 古墨の色の花色に驚きと 喜びで 胸がいっぱいです!!!
墨色墨色と アドバイスをし続けている自分の声が広がらず、文房四宝の文化はなくなるかも知れないと
危機感を感じながら諦めはじめていた矢先

天は私を見捨てはしませんでした!

私の願望はきっとどこかの国の人達に継承され、伝承されると信じなさいとの天命と

これからも たゆまない文房四宝の伝承に微力な私を慰め、激励してくれました
朝顔の花色のこの色を見たのは初めてで きっと天からの送りもの
猛暑の中 とても清々しい気持ちです!


墨色のファイル完成

2014-03-26 11:23:20 | 墨色

どうにかして 知って欲しかった 

古硯と古墨の生み出す墨色の麗しの美!

 

やっと出来上がりました!!!今までにも何度となく 墨色の見本を作ってきたのですが
皆様に見て頂くには 心苦しい状態で 試行錯誤の末 麗しき墨色を
一枚一枚表装をして 自作の画帳に 張り込みデーターとして残すことにしました。
の空欄には 硯と墨の感触とか気が付いたことを記したいと思っております

集めた端渓硯(28硯) と その他の有名な石の硯(19硯)を
別々の画帳に分類して作りました。
 
端渓硯とその他の硯との墨色の違いをしっかり知りたかった


油煙である御墨の依朕研北此龍賓 と 青墨の盤鑑圖

  

蝉衣箋(加工紙) 玉版二層紙(熟)にて色 を見ております。

また4月中にはホームページを新たにして 硯と墨のデーターを
詳細に載せていく予定ですので ゆっくりとご覧くださいますように!
硯(石の種類によって)墨の色の変化が 一目瞭然に分かり我ながら驚きと喜びの中で
墨の文化に携わっている方々の作品創りの墨色のはっきりしたアドバイスが
出来るのではと 喜んでおります。


墨色を見て下さいね!

2014-01-05 12:00:20 | 墨色

早速 昨夜硯を愛しみながら 昨日のブログ上の硯で磨りはじめました。

墨は古墨の 程 君房 の盤鑑圖

 

   

 

 上の段が洮河江緑石硯で、下が昨日硯での墨色

 上の段が水帰洞古端渓硯 下が昨日の硯での墨色

 上の段が古歙州硯 下が昨日の硯での墨色

向かって左側の紙は玉版二層紙(熟) 左側は蝉衣箋(にじまない紙)


比べてみると、濃墨の色はやはり名硯と呼ばれる硯には今一届きませんが
滲まない紙の色は 静かな黒の品のある色をしています
硯は水の中から採掘されていますので 少しの間、清らかな水の中で故郷を
思い出させてあげながら 又後日 磨ってみたいと思っています。

きっと長い昔の過去の景色を掘り起こしながら現代社会の片隅でうずくまっていて
やっと出会えたご主人にほっとかれそうになった悲しみを一生懸命堪えていたから、
神様が夢の中に誘ってくれたのかもしれません! 
磨って欲しいと熱望し続けた硯を尚いっそう愛しく思います!

色んな硯に囲まれている私は もっと沢山の墨色データーを創って行かねばと・・・!

では又!

 


古墨は古墨を真に活かし得る作家に使われてのみ!!

2013-03-25 20:29:42 | 墨色

生々流転を 観賞し、感動した後に、 感じたことは?

いつも読んでいる 宇野 雪村先生の古墨の本を 手元に於いて 懐かしく読み始めていましたら {はじめに} の処に 

古墨は古墨を真に活かし得る作家に使われてのみ 墨の真の生命が燃焼し、
顕現(けんげん)して輝く。墨が真に生きるのである。と
そうかも知れないのが とても残念です!

やっぱり、限られた作家しか墨を正しく磨ることが出来ないのかもしれないのかぁ!、
大観先生とか、過去の素晴らしい日本画家先生の常識的知識、
文房四宝の知識など 必要ないと思っていられるのか 
大家の彩色の日本画の作品を見て、 昨日描いたみたいに瑞々しさはどうしてなのかとか、
墨の色の深さ、色の違いとか 疑問が湧かないのかとか? 感じないのか? 見えないのか???

現代日本画に関して 文房四宝は必要ないのか?

日本画にとっていかに文房四宝が大切なことでは、と 思っているのは私の勝手な見解なのでしょうか???

       

 


美しい墨色の墨流しを地元 土浦から発信します!

2012-08-24 11:44:04 | 墨色

墨色の表現はなかなか難しいものですが・・・・・

熱い熱いと毎日言っていても少しも涼しくならないから、 大人の水遊び、墨流しをしながら天空を見上げて大きなため息をついてみては はいかがでしょうか?

今年の秋はままたヨーロッパに出かけます!墨色の美しさに魅了された書家二人と、フランス在住の書家・川井 恵さんと フランス・コールマー市 CEEJAの展示場にて
東洋に美、墨色の書と墨流しを発表する計画をしております (10月27日・28日) 当ブログでは作品の発表は致しませんが、とても美しい書体と墨色のコラボレーション!
きっと、6年前に個展を見に来て下さった方々をより満足な作品で鑑賞していただけるものと思います。

私個人は、墨流しの作品を土浦の観光品の一つとして販売いたします!
文房四宝と、墨色に興味のおありの方々に、身近に墨色の美しさを認識して頂ければと願い、コレクションの古墨・古硯を紹介していきます!

 

 

 

 

 

このように墨色を玉版二層紙(熟)に墨流しにて古硯で、古墨を磨り墨色を表現しました!
実際に墨色を見て、文房四宝に興味を持ち、あなた自身の作品創りをしてくださいますように!
心から願います!