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墨色・文房四宝の魅力と不思議を!

文房四宝を基本とした墨芸術の作家活動を、ヨーロッパへ発信中

筆字が滑らかに 書ければと

2019-02-08 18:54:33 | かな文化

墨を磨ること 相性のいい硯と墨を使って!

現代に於いて 墨の文化は 消えつつあります! 筆字への憧れる人達は
多いようですが 道具に興味を持つ人は少ないのでしょうか? 難しいのか?
文房四宝のコレクターは沢山存在しているようですが 墨色を追いかけている人達は少ないのかもしれませんが 黒ほど不思議な神秘的な色がある色もないと
想う・・・・のですが!
最近お手紙を筆で書きたくなったので 小筆を選んで墨を磨って書いていて
驚いた経験をしました。中々墨が下りませんので 墨がなかなか下りない硯を選んで 

(鋒鋩の細かい硯を持ち出し)福寿雙全という古墨を取り出して磨り始めましたら 
なんとすぐに墨がサラリと下り スムーズな感触の筆字が流れ始めました。

筆は小筆で 命毛が鼬 筆が止まると、すぐ筆が立つ(戻り)とても動きが軽い、 
どうしてだろう? 墨と硯には相性というものが在り 墨を磨るところにある硯の鋒鋩の細かさ・鋭さ・ベースの石(端渓硯は端渓硯・歙州硯は歙州硯の石)との距離の長さとかが 墨と ぴったり合ったのでしょう!

 墨の下りの速さと言い 粘り気のないサラリとした墨汁 筆跡はさわやかさを感じさせてくれました!私は書家ではありません! 良く聞く話ですが 仮名書はゆっくり書きなさいと 筆先が戻りませんからと 仮名書は連綿の美と言われています。

 
        

   この硯でこの墨を磨る
 


松花堂昭乗筆 三十六歌仙状に出逢って!

2013-09-06 12:02:53 | かな文化

今年の夏の暑さ、天候の不順さ、騒がしい毎日の中、 9月1日 そろそろ終わりになる 「和様の書」 後期展を 観に行きました。

どうしても見たい作品が有り、再度の観覧でした。 それは、特別展の中に飾ってあった 作品でなく 平成館から本館に移動するところに飾った合った 現代のかな書でした。 もう一度 凛とした奥ゆかしい かな書を ゆっくり観たかったのです。
藤岡 保子と 名記されていたその書には 料紙の華やかさはなく 無地の紙に書かれた書だったのです。私もこのような書で お手紙を書きたいなぁと願望していましたので、(当然そのような書は私には書けませんが、)余りの素晴らしさに この暑さの中 詳しく作家さんのことを知りたくての行動でした、会場と違ってあまり観覧客は居ませんでしたので、特別ゆっくりと 鑑賞することが出来ました。なんと素晴らしい先人たちが居たのかと感謝するのみでした。

藤岡先生の書を再度観賞して自分の脳裏に焼き付けてと思いながら、平成館へ、前期に言って 出会った書、今回に出会った書のなかに 大好きな伊達政宗の大きな屏風 昔水戸の徳川博物館で開催された料紙展で忘れられなかった伊達政宗の 扇に書されていた流れるような、文字の墨色の美しさに驚き、未だ忘れることのない作品が蘇り その作品を見た時の喜びは有りませんでした。

書のうまさを評価するほど私には力が有りませんが、感動する事は出来ます。そしてマタマタ出会った 松花堂昭乗筆 三十六歌仙帖、近衛家 千年の名宝展で出会っていた、松花堂昭乗作の金と朱色で創られていた 料紙が私の心を魅了し 未だにその時の色を求めて止まなかったのですが、彼の作品に再会し 画と書の素晴らしさに再度感動と魅力を感じております!

朱色の色は、それに近い色を出すことは成功しているのですが・・・

画の作品で、彼のものに出会ったことは多々あるのですが このように心奪われるほどの感動は過去には ありませんでしたが、それ以来私の頭の中の記憶帳のなかに 尊敬する芸術家達の一人として強くしるされております。広報では、詳しく作品のことを記されておりませんが どうしても行きたいと胸騒ぎが起きる時は 必ずや私の中の期待する作家さん達の作品が展示されていることを いつも感じますので 私は必ず足を向けることにしております。今回も素晴らしい作品に出逢えて、今尚 思い出しながら 楽しんでおります!


美墨会 「 かな 」 展  小美玉市四季文化館にて!

2011-11-11 18:21:25 | かな文化

  

平成23年11月14日(月)~11月29日(火)  午前9時 ~ 午後5時
但し: 11月14日は(月)は午後2時 ~
   11月29日(火)は午後2時終了


会場:茨城の緑豊かな空間 小美玉市四季文化館  ( みの~れ )

 古筆臨書 ・ 現代詩文   四季に遊ぶ 私の表現 

かな文化 雅への憧憬!
 

    

住み慣れ親しんだ美野里町の昔話をお話しします!

    

       
続きは会場にて!

初めて筆を持ったご婦人達が集まりました・・・・ 歳月は流れ はや24年!
長いようであり、あっという間のような気もしておりますが ご指導の元 日本の文化 かな書
平安時代の流麗な かな書に魅せられ、一歩一歩 古筆の臨書に励み 発表致します

  
四季の俳句を創りました

 
ゆとりある かな文化の和みが感じられる(22人と1人)の作品が皆様をお待ちしております!
 
  
  

さて 古筆の作品が出来上がりましたので 一足お先に展示させていただきます!

        

 
料紙を使って 古筆を臨書  現代に於いてかな文字の臨書は よくされていますが 
職人が造った料紙で書かれている作品を見るのは中々ありませんので是非、日本古来の料紙をも見て下さい! 

http://members.jcom.home.ne.jp/shuhou2/paper.htm