何故墨色に興味を?
まずは黒の色の無限大のトーンに出逢ったこと
水墨画を観て 限りない繊細な黒を感じたこと 一つの墨で?硯で?紙で?筆で?
美術館で出逢った 横山大観先生の作品 昭和時代に描かれた沢山の先生の作品からの誘い!
大人になって 子供達に手が掛からなくなってから 何が一番私は好きなのだろうかと 色んなことに
興味をもって見ることに専念したことは 無駄なようで無駄ではなかった!
飽きっぽい性格ですからすぐ何ごとにも飽きて
ある日! 槙山 大観先生の声が大きくテレビから耳に入った一言
“線が違う!" 有名な彫刻家の作品 岡倉 天心先生の人物像の彫刻を見て答えた先生の声!
こんなに堂々とはっきり意見を言う人に出逢ったことなかったし、テレビでも見たことがなかったので
とても驚き この人は誰・・・・・!
それからは まず横山大観先生たる人物像を書物・雑誌・カタログと 片っ端から調べ始めました!
時代背景!作品・人物像 この時こそ 無知さのお陰で素直に知識を文面から受け入れた時はなかった。
そこで知りえた知識は 自分にとって多くなエネルギーになったことは有難かった。
その頃の土浦にも 素晴らしい文人・書家先生達が居てくれて 熱心な若者を育ててくれる余裕を
持っていて下さり 色んな真実・作品・道具についても教えて下さいました!
時代に余裕があった良い時代に私は出逢えた幸運の若者だったのです!
美術館には素晴らしい日本作家の作品 ここ茨城でもギャラリー活動が盛んで
生の作品をじかに 見る機会が多々在りました。 美の師と仰ぐ先生のカバン持ち 運転手として
作品巡りと疑問に感じたため息の観賞評価を教えて頂き 毎日が美の鑑賞の勉強で
直に文房四宝の勉強も出来ましたし 専門書でも分からなければ実物を見せ、触らせ、磨らせて下さった
コレクターが居て下さり毎日が墨に関する世界旅行に ルンルン!!!
墨の磨り方なんかを とやかく 長閑に言っている人 今居ます?
墨は病人、子供に 磨らせろと専門書には書いてありますが まずは
今持っている硯と墨で墨色を出してから レベルの違いを 言って欲しいものです!